蒸し鶏ときのこの柚子胡椒和え、蕪の煮浸し献立
蒸し鶏シリーズです。
ラストにちょこっとだけ余った蒸し鶏は細かく裂いて野菜と合わせてカサ増し、がいい感じ。いつものパターンならば青菜系を投入するところですが今回はこれまた残りもののエリンギを使いました。
残りもの同士を合わせただけ。
というとなんだか聞こえが悪いですが、これがなかなかどうしていいつまみになります。
蒸し鶏ときのこの柚子胡椒和え、蕪の煮浸しで晩酌
- ぬか漬け
- キャベツとしょうがのスープ
- 蕪の煮浸し
- 蒸し鶏ときのこの柚子胡椒和え
ぬか漬け
本日のぬか漬けはにんじん、なす、キャベツの3種盛り。
キャベツとしょうがのスープ
蒸し鶏のスープにキャベツとしょうがを加えて胡椒とごま油で味付けした簡単スープ。
蕪の煮浸し
昆布出汁を塩とみりんで味付けし、香り付けにしょうゆをほんの少し。油抜きした油揚げ、蕪、蕪の葉を順に入れ、火を止めて一旦冷まして味を含ませます。仕上げはいつもの黒七味。
蒸し鶏ときのこの柚子胡椒和え
細く裂いたエリンギをさっと茹で、同じくらいの細さに裂いた蒸し鶏と一緒に柚子胡椒、しょうゆ、オリーブオイルを混ぜ合わせたタレで和えます。エリンギが熱いうちに蒸し鶏と合わせると冷蔵庫から出した冷たい蒸し鶏がいい感じに柔らかくなってタレとよく馴染みます。
あれ、並べてみるとなんかちょっと寂しい? 色の具合か盛りのせいか。しかしエリンギのキュキュっとした食感と蒸し鶏の旨みが楽しくひや酒が進む。そろそろこういう煮浸しみたいな汁っぽいものが恋しい季節だよねえ、なんて頷きながらまた一杯。簡素ながらも嬉しい晩酌献立でありました。
もう幾度となく作っている野菜の煮浸し。個人的には薄味の出汁ごとぐいぐい食べられるギリギリの薄さが好みでありこの料理のキモであると考えています。さらには出汁自体の風味が前面に出る、というよりは野菜の旨みがメインで油揚げの風味チラリ、程度がベストではなかろうかと。出汁に味付けした状態、油揚げ投入後、そして野菜投入後と段階を踏んで味見していると、食材自体から出る味の力強さみたいなものをひしひしと感じるのです。調味料ってのはあくまで素材の力を引き出すためのヘルプ役に回ってこそ真価を発揮するのではないかと。
あくまでこういう料理に限っては、の薄味礼賛ですが、そんなに手をかけずとも美味しいものは出来上がるし、ごく薄味でもしっかり酒は飲めるのだ、と再確認したのでした。
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