豚の梅しそ蒸し、きのこのホイル焼き献立。
今季初すだちを入手。
すだちってすごいよね。こんなに小さいのをキュッと絞るだけでああ秋だなあなんて感じ入ってしまう。レモンやらライムやらシークワーサーなんて柑橘系はどちらかというと夏を連想させる酸っぱさらだけれど、すだちは俄然秋、秋の香り。
秋っぽさを増幅させるためにきのこにぎゅっといきました。
きのこなんて今時一年中食べられるけれど、きのこにすだちはやっぱりこの時期に食べたい組み合わせのような。
豚の梅しそ蒸し、きのこのホイル焼きで晩酌
- ぬか漬け
- かまぼこ
- 青梗菜の生姜和え
- きのこのホイル焼き
- 豚肉の梅しそ蒸し
ぬか漬け
本日のぬか漬けはにんじん、おくら、なすの3種盛り。奥にあるのは大根、ではなくてかまぼこです。柚子胡椒でも添えようかと思ったのだけれど塩分過多だわと思いとどまりそのままで。
青梗菜の生姜和え
茹でた青梗菜をおろし生姜、ごま油、醤油を混ぜ合わせたタレで和えたもの。
きのこのホイル焼き
薄切りにしたエリンギをアルミホイルに並べ酒と塩を振り、くるっと包んでトースターで10分ほど焼きます。食す直前にすだちをぎゅっと絞って。
豚肉の梅しそ蒸し
叩いた梅肉とみじん切りの大葉を酒とみりんで伸ばした梅ペーストを薄切りの豚肉に塗り重ねていきます。重ねた豚肉をフライパンに並べ酒を振りかけて蓋をして蒸します。肉に火が通ったところでたっぷりの白髪葱を加えさっと蒸したら完成。蒸し汁も一緒に器に盛って完成。
とにかく梅干しが好きで、毎日のように和えものやらドレッシングに使っています。もちろんご飯のお供としても好きだし、出汁のきいた薄味の温うどんに浮かべたりめんつゆにといてそうめんを食べるのも外せないやり方。そしてこんな風に肉や魚との相性もいいなんて、梅干しってなんてできる子なんでしょう。こりゃ酒も進みます。
きのこのホイル焼きのすだちとに梅しそ蒸し、さらにぬか漬けと気づけば酸味だらけになってしまいました。が、それぞれの酸味は種類が異なるので問題なし。酸っぱいアテで飲むのもまたいいもんです。すだちときのこのおかげで秋っぽさも味わえるしね。
本日のメイン料理、元ネタは栗原はるみさんの「ごちそうさまが、ききたくて。」のレシピ。これ、もう20年以上前の本なんですね。さすがに写真やテーブルセッティングなどは若干時代を感じるものの、レシピ自体は今でも多くの家庭に並んでいるであろう飽きのこない料理ばかり。こういう流行り廃りのない、奇をてらわない普通の家庭料理ってやっぱり強い。
この料理は栗原さんがわけもなく千切りが好きで生まれた料理、という項目で紹介されているのですが、そりゃ心底羨ましい限り。根っからの無精者の私は千切りとかみじん切りとか大根おろしが以前ほどではないけれど本当に苦手。なのに白髪葱も葱のみじん切りも千切り人参も大根おろしも大好物というジレンマを抱えて生きている。
好きなことのためには嫌いなことも乗り越える、を今日も実感するのでありました。
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