1人家飲み 5/30 キャベツとしらすのアーリオオーリオ、梅海苔とろろ。
メールの受信音で目が覚める朝。
友人から明け方に届いたのはとある酒場の大将が亡くなった、という悲しい報せでした。
近所に住んでいた時期もありよく通ったお店。東京に住んでいた時も大阪に行く機会があれば必ず足を伸ばし、海外在住時も一時帰国で行きたい店に必ず入れていた名店の大将の訃報。
体調がよくないとは人伝に聞いていたけれど、そんなに深刻だとは知らなかった。
悲しく寂しい。
キャベツとしらすのアーリオオーリオで家飲み
- さしみこんにゃく
- 焼き油揚げ
- 梅海苔とろろ
- 鯖と玉ねぎのサラダ
- キャベツとしらすのアーリオオーリオ
さしみこんにゃく
あく抜きしたこんにゃくを薄切りにしてしょうが醤油で。
焼き油揚げ
斜め薄切りにした葱に醤油と酢、黒七味をあわせたものをフライパンで両面焼いた油揚げに乗せて。
梅海苔とろろ
皮を剥いて適当な大きさに切り軽く叩いた長いもを刻んだ梅干と海苔、大葉で和えたもの。盛りに難ありだなあ。
鯖と玉ねぎのサラダ
鯖缶の残りを野菜と煮ようかと思っていたんだけどやっぱりしゃきしゃき玉ねぎと一緒に食べたくなって先日同様この食べ方に。鯖の塩気で玉ねぎが進み過ぎるので実はこの後玉ねぎ2回お代わりしてます。
キャベツのアーリオオーリオ
にんにくと鷹の爪で香りをつけたオリーブオイルでくし型に切ったキャベツをじっくり蒸し焼きにします。最後にしらすを加えて完成。味付けは塩と胡椒。これは確実に白ワイン、なんだけど頼んでるワインが届く前に我慢できなくて作ってしまいました。
さしみこんにゃくと油揚げの葱ダレは「有元葉子 晩酌」からヒントを拝借。
有元さんは昔から好きな料理研究家さんなんだけど、この本も相変わらずシンプルかつセンスよしで素敵。
おつまみ関連のレシピ本ってたくさん出てるけど「ああ、この人実はあんまりお酒好きじゃないんだろうなあ」と感じる内容のものも実は少なくない。酒に合う云々よりも使う食材の豪華さや見た目のお洒落っぽさを重視したものも多いしね。
そんな中、この本はかなり酒飲み仕様で実用度抜群。普通に手に入る食材でささっと作れるものばかりなのでおすすめです。
こんないつもの家飲み仕様で懐かしい酒場を想う弔い酒。
その店は酒場好きなら知らない人はいない、という有名店だったのだけど、近隣の火事で全焼して休業に追い込まれるというトラブルがありました。その時大将がかなり気落ちされているとは聞いていたのだけど、暫くして移転再開の話を聞き本当に嬉しかった。
そのうち新店にお伺いしたいと思いつつ、未だ行けずじまい。私がぐずぐずしていたばかりに再スタートの地で大将にお会いすることができませんでした。
お店は今後も他のスタッフさんで継続されると思うので、次回関西に行くときはまた顔を出したい。
いつか、そのうち、と言っていたらもう二度と会えなくなる人や通えなくなる店が出てくる。何事も先延ばしせず、日々やりたいことをやって生きて行かなきゃね、と改めて考えた夜でした。
関連記事
-
-
鶏むね肉と小松菜のしょうが炒め、ししとうのしらすおろし和え献立。
以前晩酌献立シリーズをお読みいただいているどなたかに、えらい細かく食材使い回しますよね、との
-
-
新潟の酒 八海山しぼりたて原酒 越後で候 で晩酌 たらとオレンジ白菜のしょうが煮。
全国各地の酒を適当に見繕って記録を続けているこのシリーズ、まさかの2020年初のお出かけであ
-
-
ニラときくらげの卵炒め、えのきの梅しそおひたしで晩酌。
ガツンとした炒めものにはやっぱりビール、ですね。 密かに登場頻度が多い気がするきくらげ
-
-
豚肉ともやしの酒蒸し、きのこ梅おろし献立。
たまにワシワシと頬張りたくなるもやし。 季節問わず簡単に手に入り、しかも控えめなお値段
-
-
家飲み献立 11/16 野菜だけのスープとボイルドレバーで赤ワイン。
今日もいい天気でしたが、朝夕は本格的に寒いですね。 今朝は久しぶりに5時前という早い時間に
-
-
埼玉の酒 帝松 社長の酒 吟醸酒で晩酌 秋刀魚の梅昆布蒸し。
先日埼玉・川越へ出かけておりまして、自分土産に日本酒を購入してまいりました。 蔵造りの
-
-
秋刀魚のしょうが蒸し、ネギ塩奴で家飲み。
お久しぶりです、秋刀魚です。 ついにこの時がやってまいりました。今季初秋刀魚、遅ればせ
-
-
たこじゃが、おくら奴で家飲み。
またじゃがいもです。 たことじゃがいもの組み合わせは地味なようで日本酒に合ういいつまみ
-
-
岐阜の酒 蓬莱小町桜で晩酌 蒸し鶏のネギザーサイ和え、焼き大根。
東海地方に入りました。 ここまで来るとものすごく進んだ気がしてしまいます。 関連
-
-
アッシパルマンティエで赤ワイン。
もうそろそろ本格的に春がやってくるけれど、そういやこの冬食べてなかったな。 とふと思い