40歳からの老後資金づくりと出口戦略。
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最終更新日:2023/06/13
ミニマルライフ
近頃訳あって、大きな出費が続いております。
物欲が薄く、常日頃大きな買い物をしない上に、例のアレのおかげで海外旅行もままならなかったここ数年。
初めての一人旅、大人の一人旅のすすめ。
数十万単位のお金を使うのは、いったいいつぶりのことでしょうか。全然思い出せません。
慣れないことをすると、なんだかドキドキしますね。
40歳からの老後資金づくり。
お金といえば、以前こんな記事を書いていました。
おひとりさまの老後資金。自分年金作りは40代からでも遅くない?
40代になったばかりの私は「老後資金づくりは40代からでも間に合う」と結論づけておりました。今でもその考えは変わりません。というか、来年からはNISAも次のステージへと移行することが決まっており、個人の資産形成環境はさらによくなっていく気さえします。
私が幼少期からコツコツ続けていた貯蓄の目的は、いざというときのためでした。「いざ」とは、失業や病気、家族のなんちゃら、といった真っ当なものではなく、やりたいことや欲しいものが出てきた時に、金銭的な理由で諦めなくてもいいようにしたい、という意味での「いざ」。ついでに言うと、生活のためにやりたくない仕事をやらなくて済むように、の「いざ」でもありました。
しかし40歳を過ぎてからの貯蓄や投資は「老後を見据えて」という雰囲気をうっすら纏い始めたものですから、前述した投資の記事などを書いておったのです。保有資産の現金比率を引き下げ始めたのもこの頃でした。
それが、どうでしょう。新NISAへの移行に備えた今度の投資計画を考えていて、私はようやく悟ったのです。もうそろそろ「出口戦略」を考え始める時期なのだと。
50歳からの出口戦略。
出口戦略とは「貯める・増やす」を経て最終段階「取り崩す」方法を計画すること。老後資金も考えなきゃ、とか言ってたくせに、常日頃からもう人生後半戦ね、とか散々言ってるくせに、新NISAにワクワクしてまるで30歳くらいの感覚でイケイケ投資計画を練っていた自分にびっくりしたのでした。
イケイケ、つっても根がビビりなので至極堅実なプランを検討してはいました。それでももう今の自分は「長期投資でしっかり資産形成」というフェーズにはなく、資産を取り崩すタイミングで大暴落がやってきた場合のリスクについても考えておくべき、なんだった。
長期投資は何が起きても焦らずコツコツ、が基本だけれど、それはこの先何十年も投資し続ける時間が残っていることが大前提。資産取り崩し時期が見えてきたら、これまでと同じ考え方ではダメなのだ。
うわあ、なんかびっくり。当たり前なんだけど、改めて50年という時間の重みにしみじみしたのでした。
幸い、当時は気を揉んでいた流行病の影響は思ったほどではありませんでした。
自営業、金勘定ばかりして生きている。
加えてここ数年は順調に推移していたから、うっかりイケイケ気分になりかけたけれど、よくよく考えたら自分は投資を始めてからリーマンショックを経験した身。有事には資産が瞬く間に半減することも、元に戻るのにどれくらいの時間がかかるかなんてことも、そもそも戻りっこないことも、痛いほど知っている。
てなことも踏まえて、この先はどういう戦略でいきましょうかねえ。と、皮算用シートの数式をあれこれいじるのが、割と楽しかったりするのでした。相変わらず暗いなあ。
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