なぜ私たちは、自分のことを話すのが好きなのか。
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生き方と考え方
自分のことばかり話してしまったら、あ、なんかつまらないことまで喋っちゃったな、とか、言わなくていいことを言ってしまった気がする、などと、後でちょっと後悔したり、恥ずかしくなったりする。
しませんか。
人の話を聞くのはさほど苦にならないのだけど(もちろん、内容にもよる)、対話って難しい。でも、人間は基本的に自分のことを話すのが好きらしいって本当ですか。
なぜ私たちは自分のことを話すのが好きなのか
ずいぶん前の記事になりますが。
なぜわたしたちは自分のことを話すのが好きなのか?:研究結果(WIRED)
ハーヴァード大学社会的認知・情動神経科学研究所(Harvard University Social Cognitive and Affective Neuroscience Lab)の科学者たちはこのことを研究し、人は自分自身について語るときには、生理学的に快感を得られることを発見した。その理由は、その行為が脳の快楽や満足に関係する脳の神経領域を活性化させるからだ。
快楽や満足に繋がる、となればやはり、我々は自分のことを話すのが好きなのでしょう。「話す」のみならず「書く」についても同じだとしたら、話すのが下手な私も頷ける話。実際この記事はSNSにも言及しているので、自らの思考を開示しがちなブロガーなどは、モロ当てはまるような気がします。毎日嬉々として書いているもんね。
快感があるからこそ人は「自分語り」などと揶揄し、自分のことばかりを話すのはいささか恥ずべき行為であると認識しているのかしら。
そして聞き役がいようがいまいが、話す快感は得られるというのはなんとなく物悲しい。快感が得られたとしても、ひとりごと、一人語りというのはそうよろしくない習慣な気がするのですがどうなのか。
建設的な自分語りのための瑣末リスト
少し前の記事でひとりごとを言いがちであると書いたけれど、最近になっていよいよ増えた気がする。我ながら漫画かよ、と思うくらい。
よっこいしょなどの掛け声のみならず、多種多様なひとりごとバリエーションをストックしており、最も厄介なのはふと浮かぶ恥に対する魂の叫び。恥自体も、叫ぶ行為も恥ずかしいんだけど、過去に自らが検証した通り、新たな恥によって過去の恥は色褪せていく。
そして新たに生み出した恥が、めでたく我が人生の恥ランキング上位に食い込んでも、数年後にはまた笑い話として「自分語り」して、昇華していくのかしら。
意気揚々と語りたいようなエピソードや、ぜひ覚えておきたいネタ、やりたいことなどはあっという間に忘れ、忘れたいことは忘れられず。その繰り返しではなんだかソンした気分になるので、先日よりEvernote内で「瑣末リスト」を開始しました。
取るに足らないことだけれどもやりたいこと、覚えていたいことを、このリストにどんどん放り込み記憶し、日々を充実させるのだ。
今のところリストアップしたのは
- コロッケそばにチャレンジする
- スニーカーをコインランドリーで洗ってみる
の2点。あれ、なんだか話の方向性が突如変わった気もしますが、私はいつだって真剣です。
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