M1の疲れとおでんと役職定年。

公開日: : 生き方と考え方

100年ぶりに、リアルタイムでM1を見ました。

基本的にテレビは見ないのですが、最近はTverとかYouTubeとかでも、テレビ番組がリアルタイムでチェックできるようになったんだなあ。という隔世の感を抱えつつの視聴であります。

こんな調子だから、今年のTOPを争う芸人さんを1組として存じ上げなかったのだけれど、久しぶりにお笑いを楽しく拝見いたしました。

楽しかったけど、なんか疲れた。

55歳の役職定年。

別の日、忘年会と称して友人と銀座でおでんをつついておりました。

突き出しとして出される豆腐を出汁ごとすすったあとは、大根、こんにゃく、鴨ねぎ、忘れちゃいけない好物の雪菜など、目についたタネを次々オーダーしては平らげながら、今年1年を振り返る。といっても、毎月近況報告しあってるんだけどね。

さて、いつものように仕事上の瑣末なあれこれや、定年までのキャリアプランなどを話している中で「役職定年」というキーワードが飛び出しました。

ご存知の通り、私は役職どころか定年退職すらない自営業者だし、友人の会社にもその概念はないらしい。しかし、55歳から60歳に役職を退く制度を導入している企業は少なくありません。50台後半から少しづつ重要な役割を手放し、背負っていた荷物を降ろし、ゆるやかに定年退職に向かっていくのだ。

55歳なんて、ぼーっとしてたらあっという間。「現役終了」のその時が、もうすぐそこに見えているというこの事実。自分たちには直接関係ないとはいえ、なんだかうわあ、となるのです。

魂の退社 50代で会社を辞めるという決意。

実際、この友人もストレスの原因となっている今のポジションを早く退きたいらしく、それとなく会社に相談を持ちかけているといいます。

そうだよね、残り少ない現役時代を朗らかに駆け抜けるためには、ペース配分も重要。日々ぷりぷりカリカリイライラするよりも、穏やかな状態で乗り切りたいと考えるのは自然の摂理といえましょう。

これは働かないおじさんとか、逃げ切り世代云々の問題とは、全然別物。当然の変化なのだ。

女のキャリア、40代をどう乗り越えるか。

いいことも悪いことも絡み合うこの生活は、遠くない未来に必ず終わる。最後のその時までに残された時間は短くはないが、長くはない。

もちろん、正確な残り時間なんてわかりません。でも、したいこと以外の何かに費やしている暇なんて残っていないし、そのことを実感をもって理解できるのは、悪くない。

そう、めちゃくちゃ見たいわけでもないバラエティー番組に時間を費やしてなんとなく疲れるのだって当然の話、自己責任。昔の方が面白かったとか嗜好の変化とか老化とか世代間格差とかじゃなく、純粋に自由時間の配分ミスなんだってば。

おでんを食べたのは銀座8丁目「四季のおでん」。数年ぶりだったけど、やっぱりここの出汁は抜群に旨いな。以前はメニューになかった気がする紅生姜天や、クレソンと牛肉の取り合わせもよかったです。

大人一人暮らしのヒント




関連記事

30歳過ぎたら絶望的、会えない長い日曜日。

「お酒飲めないと、人生損するよって先輩が言ってた」 ブランチがてら仕事をするために出か

記事を読む

東京タワー

40代東京一人暮らし、早く引っ越ししてほしい。

1LDKなんて絶対反対断固拒否。私の部屋がないじゃないか。 そうひと暴れしてから早数ヶ

記事を読む

40代、親戚づきあいについて改めて考えた。

少々辛気臭い記事になりますが。 先日友人と話していて気がつきました。 「私たち、

記事を読む

浅い関係、おかしな嫉妬。

移動してから数日間はすっきりしない天気だったけれど、今日になってようやくカラッとスカッと青空

記事を読む

新しいものが、早々となくなっていく感覚。

何も調べていない状態なもので素っ頓狂なことを書きそうですが、itunesがなくなるって、何を

記事を読む

続・2016年の運勢を占う。

By: Phillip Chee[/caption] 2016年の運勢占いリンク。 昨

記事を読む

こんなことをしていて私の人生は大丈夫なのだろうか装置。

海の日がそうでしたけど、平日が祝日で休みになると、普段とは違う景色を見ることになりますよね。

記事を読む

【勝手にHOW I WORK】社会人失格ノマドワーカー、crispy-lifeの仕事術。

先日コメントでぽこぴたさんからリクエストをいただいた「仕事術」について。 参考 【勝手

記事を読む

なりたい自分と、現実の自分とのギャップ。

写真を撮るのが好きです。 多くの玄人はだしが存在するこの業界(?)、たいした機材も技

記事を読む

大人のジュエリーは年齢を強調するアイテム論。

By: Roderick Eime[/caption] おしゃれな人の旅支度、という見出しが

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

生涯独身なんて、選ぶんじゃなかった。

恐ろしく肩が痛いので病院に行ったら、肩関節周辺炎、いわゆる「

韓国・釜山一人旅で行ったところ その2。山歩き・街歩き。

釜山一人旅散策記録の続きです。韓国・釜山一人旅で行ったところ

肩関節周囲炎(重度)発症のお知らせ。

2024年も残すところあと2ヶ月となりました。

韓国・釜山一人旅で行ったところ その1。海歩き、街歩き。

韓国・釜山一人旅記録の続きです。韓国・釜山一人旅、海のそばで

韓国・釜山一人旅、海のそばで暮らしたい。

韓国・釜山に行ってまいりました。 韓国への旅は、去年訪

→もっと見る

PAGE TOP ↑