JR鳴門駅から一番札所・霊山寺へ。高速バスで行く徳島の旅 その2。
ついでだからと立ち寄っただけだった鳴門公園の楽しさに朝から大興奮の我々。
神戸から高速バスで行く徳島の旅 その1 鳴門渦潮ワクワクタイム。
絶景や渦潮に後ろ髪を引かれる思いではありますが、次なる目的地を目指しましょう。
鳴門公園から路線バスに乗ってJRの鳴門駅まで移動しますよ。
JR鳴門駅へ向かう路線バスが素晴らしすぎる
当初の予定では鳴門公園からバスで徳島駅まで移動するつもりでした。しかしプルシェンコ嬢から
- ローカル列車に乗りたい
- 一番札所に行きたい
なるリクエストが。
海のことばかり考えていた私はえ?舟所?ああ、渡し船ね、とか素っ頓狂な返しをしてしまったのですが、違います。ふなしょじゃなくてふだしょです、札所。
竺和山 一乗院 第1番札所 霊山寺(四国八十八ヶ所霊場会)
一番札所
長い遍路の旅には、途中で困らないように、また、他人に迷惑をかけないなど、万全の用意が大事である。とくに最初の札所では、こころの準備をととのえることが大切であるといえる。
そう、お遍路の出発地点のことです。
さすがに八十八ケ所参る気合は足りていないけれど、私だって軽めの鉄道好き。よって、まずはJR鳴門駅まで出て一番札所の霊山寺に立ち寄り、その後再びJRで徳島駅を目指そうではありませんか。
渦の道を出てしばらく待つとうまい具合にJR鳴門駅方面のバスが到着。一番乗り、というか、全くの貸切状態であります。朗らかな運転手さんに
「すみません、ちょっとお手洗い行ってくるんで、後よろしくお願いします」
と声をかけられたので、ええもちろんどうぞどうぞと言ってしまったけど、よろしくされてもさすがにバスは運転できないわあ。
ところでこのバス道が素晴らしいの一言です。もうね、ずーっと海沿いを走る。道幅もそう広くないものだから、まるで特殊な乗り物で海上を走っているかのような爽快感。
行けども行けども海。窓から見えるは永遠に続きそうな青い空と海。
何せわたくし車の運転をしないものですから、こんな海沿いを延々ひた走る機会がなかなかなくてですね。これはものすごい天国バスだと感動してしまったのです。地元の方にしてみれば日常なんでしょうけども、こりゃなかなかのもんですよ。
約15分間海上バス気分を味わって、JR鳴門駅に到着。
乗り継ぎ時間が約1時間あったので、少し早めのランチタイムとなりました。
実はこの鳴門駅ランチが今回の徳島ツアーの唯一の後悔ポイントではある。長くなるので、食については最後にまとめて書くこととします。
魚に鶏に麺に芋 徳島で食べたもの 高速バスで行く徳島の旅 その5
鳴門線と高徳線を乗り継いでJR板東駅へ
JR鳴門駅から一番札所・霊山寺の最寄駅、JR板東駅までは鳴門線と高徳線を乗り継いでの移動となります。
JR池谷駅行きの鳴門線車両。こじんまりとした1両編成が可愛い。
私たちは普通に鳴門駅の改札で切符を買って乗車したのだけれど、乗車口で整理券の発行があるし、料金は後払いで云々といったアナウンスもあるしで、なかなか不思議なオペレーション。電車とバスと路面電車が混ざったような雰囲気とでも言いましょうか。のどか。
池谷駅で乗り換えます。
ここから徳島駅へも、高松駅へも行けるのですよ。あ、「高松」から「徳島」まで通っているから「高徳線」だ。と今これを書いていて気がつきました。遅いわ。
高松へ向かう特急うずしおを激写。
もうボディの色から特急然としていかにも早そうだもんね、かっこいい。そしてこの路線の特急ならネーミングはうずしお以外に考えられないよね。特急すだちとか特急いも、なんかでも可愛いけど、あんまり早そうじゃない。それにひきかえ「うずしお」の力強さとスピード感よ。
などとしょうもない話をしていたら目的の高徳線列車が到着。ここからは一駅です。
あっという間にJR板東駅到着。
車内ではもちろん板東英二について考えていたのですが、英二はここ鳴門・板東地域の出身だったのですね。またひとつ有益な知識が増えました。
一番札所・霊山寺へ来たかった理由
板東駅の時刻表で次に乗る列車にアタリをつけたのち、いざ霊山寺。駅から徒歩で10分程度です。
駅前の食堂に案内板が設置されていました。これでもかってくらいに道順を聞かれるんでしょうね。ていうか、この駅に来る観光客の殆どが霊山寺を目指すのではなかろうか。
曇り予報だったのにスカッと晴れた。はいいけれど、あまりの陽気でまんまと体力を奪われる。ぜえぜえ。
この辺り、ちょっとびっくりするほど静かです。「しぃん」という音が聞こえたような気がした。
すだちの直売所発見。すごく安かったけど、あまりに大量だったので断念。後でもうちょい少量のすだちを買い求めることとします。
やってきました一番札所。
そうそう、これぞお遍路ファッション。ファッション、とか言っちゃダメなのか。
お遍路の基礎知識(巡るめく四国)
ファッショナブルな服装で挑戦する若い女性たちの姿も増えましたが、金剛杖、菅笠、白衣といった伝統的なお遍路さんファッションも根強い人気。自分なりにアレンジして「お遍路ガール」になりきるもよし、伝統的なお遍路ファッションで地元の人々との交流を楽しむもよし。
いいみたいです。
しかしここは何と言っても一番札所、始まりの地。トラディショナルなお遍路ファッションである菅笠や金剛杖、白衣に袈裟などが販売されておりました。
さすがにこの看板娘のように全身キメキメの人はいなかったけれど、菅笠着用率は高し。記念の自分土産を兼ねてってところでしょうね。
ところでお遍路にも弘法大師にもパワースポットにもさして興味がないはずのプルシェンコ嬢がなぜここへ来たがったのか。その理由は「水曜どうでしょう」にあるとのこと。
そうそう、これこれ!とか言いながら嬉々としてこの坊主の写真を撮っておられました。私、どうでしょう全然見てないからわからないんだよなあ。楽しそうで何よりです。
そんな罰当たりというかミーハーというか、幾分ささやかな動機での訪問だったものですから、見物自体はさらりとしたもので。
池を覗き込んでいると通りすがりのおじさんが
「今一番大きいのはあの白い鯉。今までは2番目だったんだけど、ついこの前1番のヤツが死んでね」
などと突然語り出す。お寺の人かと思いきや、どうやらただの通りすがりのご近所さんだったようで、近隣の見どころやこの近くにアンジェラアキの実家があることなど、ご自慢の持ちネタを次から次へと繰り出してきます。
なぜかおじさんの持ちネタを聞かされる羽目になるプルシェンコ嬢とそれをぼんやり見つめる私というシュールな展開になりました(2回目)。
頃合いで話を切り上げて、そそくさと退散。その後駅まで戻る途中にも民家から出てきたおじさんに
「おねえさんら、お参りいってきたんか?」
といきなり話しかけられた我々。もしかしたら徳島の人は押し並べて話好きで社交的なのでしょうか。
板東駅に戻って徳島駅までの切符を購入します。券売機がシンプルで可愛らしい。
またまた高徳線に乗って終点の徳島まで移動。各駅停車で20分です。
本日の最終地点である徳島駅に到着しました。
思いの外長くなりそうな気配が漂う徳島旅行記、まだまだ続きます。
眉山ロープウェイと3色の徳島 高速バスで行く徳島の旅 その3
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