嫌な気分から素早く立ち去る方法。
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最終更新日:2018/04/11
生き方と考え方
おじさん頭もすっかり板についてきた今日この頃。
理由はようやくいい感じにセットするコツが掴めてきたからであり、驚きの速さで伸びる我が頭髪の実力によりなんとなくこなれてきたからでもある。
しかし、一番の要因は「慣れ」でしょう。慣れバンザイ。
嫌な気分から立ち去る方法
少し前、そこそこ破壊力のあるネガディブな出来事に直面しまして、普通に、え、何これ嫌すぎる、と思いました。
お気楽ダンサーでありながら人並み外れた執念深さも併せ持つ私のことだから、これはしばらく引き摺るのではなかろうか。まさかうっかり落ち込んだりしないよね?とビクビクしていたのですが、1日寝たらケロリンパと復活しておりました。
なんという切り替えの早さ。我ながら天晴れ。
鏡を見る度にあららやっちゃったかなあと情けなくなる髪型もそのうち見慣れるように、嫌な気分の処し方ってのもパターンを掴めば慣れてどうにかできるものなのかもしれません。いいぞ経年、ビバ年の功。
さて、予想に反してあっさり気分をリセットできた理由を考えてみると、割と淡々と問題に向き合っている事実が明らかになりました。
「問題」と言っても物理的なトラブルやはっきりとした失敗、例えば部屋が雨漏りしたとか仕事の納期が間に合わなかったなんてのは、原因が明確な分対処法も明確。厄介なのは、白か黒かはっきりしない、数字では表現できないモヤっとした気分の悪さを引き起こすモヤっとした状況ではないでしょうか。そんな場合は
- 何が嫌なのかを考える
- どう嫌なのかを考える
- 今の状況を冷静に分析する
- 自分にできることを考える
- 計画を実行する
大体こういうプロセスを踏めば、嫌な気分から早めに立ち去ることができる模様です。
ご機嫌方面への創意工夫を繰り返す
嫌だなあ、と感じたとしても、何がどう嫌なのかをぼんやりさせたままいるのはあまりよくない。なぜなら、ズルズルと嫌な気分を引きずったり、得意の妄想力を発揮して事実とは異なる、さらに悪い状況をクリエイトし始めたりする危険性があるから。自分の脳内ドラマの演者でしかない誰かや何かに勝手に怒ったり落ち込んだりするのは滑稽かつまあまあ危ないプレイだと言えるでしょう。
で、何がどう嫌なのかがわかったら、今置かれている状況を把握し、「嫌さ」を取り除くために自分にできることは何だろうかと考える。他の人や物や事が絡む状況でのトラブルならば(ていうか、トラブルって大体そういうものだけど)その対象をどうやって変えてやろうかと考えてしまいがちだけど、自分でできる解決の糸口を見出すほうが簡単なので。
キーボードを打つ音がうるさい人のせいで仕事ができない時の対策。
こんな風に、やや斜め上からまるで他人事のように今の状況を眺めていたら、まあどうにかできるよね、という気持ちになってくるので、後はどうにかするだけという算段です。
もちろん、これは至極個人的なメソッドであって、万人に抜群の効き目を発揮するものではないでしょうが、嫌な気分を切り替えるシンプルかつ簡単な方法であります。なんだかモヤっとする時にはお試しあれ。ほらほら、レッツご機嫌さん。
嫌な気分を放置して長々と漂っているとロクなことにならないとわかっているからこそこういう手法を編み出せるのだし、あまりに繊細で傷つきやすいのも生きづらい。だからといって何が起きても何も感じず、心も痛まず、魂も揺さぶられず、いかなるときもそっと微笑み平常心ってのもそれはそれで不気味な話。
今後もバンバン起こりうるであろう人生の無理難題に対しては、長年蓄積してきた恥の経験値を総動員し、ご機嫌方面への接近を果敢に試みる所存であります。
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