親子煮、きのこおろし献立。
卵と三つ葉が揃っていたら、つい作ってしまう卵とじ系つまみ。
日本酒によく合う親子煮は晩酌献立に度々登場するけれど、親子丼というものを久しく食べていないなあ。
親子煮にせよ、親子丼にせよ、卵をどのようなパターンに仕上げるかは諸説ある、というか、好みが分かれるところ。
本日は「ざっくりバージョン」の気分です。
親子煮、きのこおろしで晩酌
- じゃがいもと白菜の味噌汁
- 大根皮のポン酢漬け
- きのこおろし
- 親子煮
じゃがいもと白菜の味噌汁
白菜、じゃがいもをたっぷり入れたいりこ出汁の味噌汁にさらしねぎ。
きのこおろし
茹でたしめじを大根おろしで和えたもの。しょうゆをかけて。
親子煮
フライパンに出汁、しょうゆ、みりんを入れて一口大に切った鶏もも肉を入れて煮ます。途中薄切りの玉ねぎを加えてさっと煮たら軽くときほぐした卵を流し入れ蓋をして火を通し、最後に三つ葉を散らして軽く蒸らしてからうつわに盛ります。
「ざっくりバージョン」とは、卵をしっかり混ぜ切らず仕上げ、白身は白身、黄身は黄身の風味をそれぞれ味わう方式。とろとろ生っぽい親子丼もいいけど、昔の蕎麦屋の親子丼ってこの2色コントラスト強めスタイルだったような気がするなあ。最近はどうなんだろうか、と考えてみるも何も浮かばず、そうか最近親子丼食べてないんだわ、と気づいたというわけです。
嘘です。瞬時の手のひら返しで恐縮ですが、調べてみたらば親子丼を食べた記録がきっちり残っておりました。
こちらはトロリとしたそれでした。旨い旨いと言うておりました。しかしこれがもう2年も前なのか。怖いわ。時の流れが早すぎてもう何もはっきり見えやしない。
などと時の流れへの怯えはまあ置いておいて、卵とじについて。
このざっくりバージョンは親子丼というよりもどちらかというとカツ丼に用いられる手法でしょうか。白と黄色にグリーンピースの緑、ってのはそれこそクラシックスタイルなのかもだけど、カツ丼にとろとろ卵のイメージはあんまりないなあ。
カツ丼、暴力的なまでのボリュームメニュー。一人前の全量を胃に収める自信は全くないなりに、今一度チャレンジしてみたい気もする。するがしかしわたくし、基本的にはカツもてんぷらも出汁に浸したり卵でとじたりしたくない派閥の人間なのです。
なぜならば、カリッとしたものが好きだからです。
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