一鶴(いっかく)で骨付鳥にかぶりつく 高松弾丸日帰りの旅 その4。

公開日: : 最終更新日:2018/07/18 旅人への道, 食べること ,

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日帰りの旅に関わらずなぜか長々と書いてしまった高松旅行記。

関連 神戸からジャンボフェリーで行く高松日帰り弾丸旅行 その1。

こんぴらさん、栗林公園を巡った後は高松駅に戻る。

そろそろ、旅も終盤です。

15:30 高松の商店街を散策

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駅前を散策した後は、ぶらぶら歩いて商店街の広がるエリアまで。ローカル商店街ウォッチャーとしては商店街巡りはかかせませんからね。

が、この日は月曜日。近くになる高松市美術館の休館日に合わせているのか、お休みの店が多かったようでちょっと残念。高松は美術館や博物館などの見所も多いので、多くが休館日になっている月曜日以外の曜日に来るのがいい、かな。

と言いつつもローカル散歩を楽しんで、お土産も調達しました。

関連 ゴーヤと厚揚げの黒酢炒め、水菜と干しあみえびの煮浸し献立。

小さな自分土産、活用しております。

16:00 一鶴(いっかく)で骨付鳥にかぶりつく

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ここでわたくし、痛恨のミス。

高松に戻ったら高松名物骨付鳥なる旨そうなもので一杯やろうと決めていたのですが、目当てのお店である一鶴(いっかく)の営業時間を誤認。通し営業だと思い込んで行ってみたら、平日の夜営業は16:00からでした。

しまった、予定が狂う。とショックを受けたものの、時計を確認してみれば営業時間まではあと30分ほど。じゃあそれまでぶらぶらしてからまた戻ってこようと仕切り直したのでありました。リカバーリカバー。

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開店5分ほど前に戻ってみると、すでにお待ちのみなさまの姿がちらほらと。しかし「骨付鳥」で商標取れるのか、なんかすごい。

さて、こちらのメイン料理はその名の通り、骨付きの鶏もも肉で、おやどり1,008円とひなどり894円の2種。当然、食べ比べるため両方オーダーです。

一鶴 骨付鳥

もちろん、ビールもね。

おやとひな。なにがそんなに違うのだろうかと食べ比べてみたら、全然別ものでした。

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おやどりはとにかく歯応えがすごい。そのためか、食べやすいようにあらかじめ切り込み入り。咀嚼力を問われる弾力のある肉質に、柚子胡椒の辛みがききまくりでビールが進む。

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一方のひなどりはほろりとやわらかく、じゅわっとジューシー。なるほど、これぞまさしくヤングマン、ほとばしる若さ。肉汁溢れるにんにくのきいたもも肉は、やっぱりビールが進みます。

品書きには女子供はひなどりを、漢は黙っておやどり一択と書かれていましたが(嘘)、確かに小さなお子さんとかお年寄りにはおやどりの力強さは厳しいかな。いや、そもそもこのパンチのきいた味付けは子供向きでもないような。

どちらかひとつだけ選べと言われたら、私はおやを推したい。

皿に残った鶏油と肉汁が混ざったタレにおにぎりを浸して食べるのがしめにおすすめらしいけど、この味付けなら白飯より断然ビールだなあ。と思ってしまうのは我々が酒飲みだからでしょう。ぐびー。

高松名物として有名な骨付鳥、私たちのような観光客がほとんどなのかと思いきや、店内は常連らしきご近所さんや出先から直帰でこっそり一杯といったサラリーマンのおひとりさまが多くて、みんな豪快にかぶりついてはビールをぐびー。いいぞいいぞ。

結構なボリュームゆえ、しばらく鶏肉はいいわーなんてこぼしておったのですが、今書いてるこの瞬間はもう食べたい。おやが食べたい。ちなみに大阪や横浜にも支店があるようです。

===============
骨付鳥 一鶴 高松店
高松市鍛冶屋町4-1
087-823-3711

 

17:30 高松駅前でラストスパートをかける

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骨付鳥を満喫したら空もそろそろ暗くなり、帰りのバスの時間が近づいてきました。

一鶴からまたもや徒歩でぶらぶら商店街など歩きつつ高松駅前まで戻り、両親へのお土産にうどんを買った後は駅前で適当に見繕って居酒屋に潜入。いえね、さっき濃いもの食べたおかげで、なんか爽やかな飲みものが飲みたくなったのですよ。

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突き出しのあら煮と一緒にすだちサワーごくごく。居酒屋入って飲みものだけってのもアレなので、これまた高松名物らしいしょうゆ豆をつまみにいただく。

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ホッとする素朴な味、つや感がいいね。

2杯目のサワーあたりで突然バッテリーが切れかける私。そういや昨日ほとんど寝ずに早朝から激しい運動して、汗かいて、酒も飲んじゃったんだから眠気も襲ってくるってもんですね。

いやー、今日はホントよく遊んだわ、満足満足。

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居酒屋を出ると駅前はすっかり夜の顔。旅の終わりが刻一刻と迫っていてちょっと寂しい。

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旅の終わりを惜しみながら、バスに乗る直前に乗り場付近の店に飛び込みラストうどんを啜る。今回はまだまだ暑かったこともあり、3杯とも冷やしぶっかけになっちゃったなあ。

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ここでちく天をオンするあたりに我ながら食に対する執念深さを感じます。

19:30 神戸行きの最終バスに乗車

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お腹いっぱい、眠気もMAXな私は神戸に戻るバス車内で寝る気満々。歯磨きをしてメイクまで落として乗り込みました。

帰りの足として利用したのはあらかじめ予約していたフットバスの神戸行き最終便である8便。

参考 神戸線時刻表(フットバス)

神戸までの移動時間は約2時間半。シートは座り心地良くリクライニングも余裕の広さでなかなか楽チン、こりゃぐっすり眠れそう。昼間の移動なら橋からの景色が気になるけれど、夜は海も見えないしね。

22:20 神戸三宮駅に到着

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とかなんとか言いつつ目を閉じて、次に目を開けた時にはバス前方のモニターに「神戸三宮」の文字が映し出されておりました。あれ、もう着いたのか。

爆睡してたわ、快適快適。

というわけで、深夜1時に船で高松へ向けて出発し、同日夜22過ぎに神戸に無事戻ってきた高松弾丸日帰りの旅。現地に滞在した約14時間、ゆるやかかつ目一杯満喫してきました。船の移動で体力的にキツイかしらと思ったけれど、普通に行けちゃうものですね。

関連 おばさん権を行使せよ。

ちょいっと足を伸ばすだけでこんな楽しい1日が過ごせるのか、と再発見した高松の旅。遠いようで近いうどん県、他にもまだまだ見どころがあるし、また帰省時にでも足を伸ばしてみたいです。

 




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