トランクルームに全財産預けて引越し。賢いトランクルームの活用法。
最近、街を歩いているとトランクルームやレンタル倉庫の看板を以前よりも頻繁に見かけるようになった気がします。
昔よりも俄然目に付くようになったのは、自分が使ったことがあるせいでしょうか。
モノを持たない生活をしていると散々書いている癖になんだよ、トランクルームに預けてるだけか、と思われるかもしれませんが、ちょっと違います。
一体どんな風に使ったのでしょうか。
トランクルームを使うメリット
レンタル倉庫のよさはなんといっても手軽さです。
運営企業によって多少の違いはあると思いますが、トランクルームを使用するにあたって収入証明や住民票の提出など煩雑な手続きは必要なく、賃貸物件よりよっぽど簡単に契約が可能です。
また、最近の施設は24時間出入り可能でセキュリティや温度管理もしっかりしており、荷物を安心して保管・出し入れできるのも魅力。
便利なトランクルームの落とし穴
モノの少ないスッキリした生活をしたいと考えるならば、ただ単に「モノが入りきらなくなったから」と、収納スペースを増やす目的でトランクルームを使うことはおススメできません。
なぜなら、モノを見えないところに移動させただけではモノを所有している事実は変わらないから。
そればかりか、今まで以上に収納スペースを増やすことで余計なコストと管理の手間をかけることになります。
いくら気軽に使えるからといっても、計画性無くなんとなく利用してしまってはかえってモノを増やしてしまう危険があることは明らかです。
引越し、海外移住、トランクルームの活用法
では、トランクルームはどのように使うのが効果的なのでしょうか。
住み替え、建て替え時
例えば、自宅をリフォームする間に仮住まいのマンションを利用する、新婚カップルが新居に移るまでにお互いの旧部屋の契約解除にタイムラグがある、などの場合は非常に便利です。
契約期間も1ヶ月からのレンタル倉庫が多いので、計画的に利用すれば非常に手軽です。
一時的な地方・海外滞在時
私はこのパターンで利用しました。
一時的に現在生活しているエリアから離れるけれど、移動先はマンスリーマンションなどの家具家電つきの物件のため、全て持っていく必要は無い、という場合での利用です。戻ってきたらトランクルームからそのまま新居に移せばいいだけなので、楽チン。
当初私は住民票や一時帰国の際の拠点のことも考慮し、安い賃貸物件を契約してそこで荷物を保管することも計画しましたが、換気や防犯面、郵便物の回収やコストなど、あらゆる面を比較した結果、トランクルームを選択しました。
ちなみに私はキュラーズという会社のレンタル倉庫を利用しました。ここも幅広く全国的に展開しているようですね。建物もきれいだし、空調やセキュリティもしっかりしていました。荷物を取り出した時、服の虫食いや何かが劣化するといった被害もなかったのはホッとしました。
仕事や趣味の機材置き場として
仕事で大きな機材を使う、スキーやマリンスポーツなど、かさばる器具を使う趣味があるけれど家には置き場が無い、そんな人も多いのでは。
趣味はともかく、仕事の機材を保管するスペースのためだけに広い部屋へ引っ越すというのはなかなか大変なことですよね。家族がいるなら尚更。
予め決まった機材だけを保管することがわかっているのであれば、わざわざ引越しする手間や労力、コストを鑑みても、用途にあったサイズのトランクルームをレンタルするのが賢い選択でしょう。
実家に荷物を置く、という傲慢
トランクルームの話からは少々脱線しますが、使わないもの、保管に場所を取るけど捨てられないものを実家に送って親に保管してもらうという人の話をよく聞きます。
学生時代ならともかく、既に社会人として新たな生活を始めている人の行動としてはいささか乱暴だなあ、と、個人的には思うのです。
もちろん実家が立派な納戸のあるようなお屋敷なら遠慮することもないのでしょうが、そんな人は極少数。
実家は無料で使える物置スペースではありません。きっと子育てを終えたご両親は既に二人だけの新たな生活の段取りをしているはず。そこへ自分の家では保管しきれない荷物を送りつけるのは考えもの。特別な事情が無い限りは、自分のモノは自分で管理したいものです。
結論、トランクルームも使いよう
少々話がそれましたが、現在は駅近の便利な場所にもトランクルームがたくさんできています。なかなかモノを減らせない、とお悩みの方は、映画「365日のシンプルライフ」を見習ってトランクルームを活用しつつモノと向き合うという「荒療治」はいかがでしょうか。
まあ、あの映画ほど極端な行動を起こすのは現実問題難しいとしても、例えば
『3ヶ月だけトランクルームを借りて、モノの少ない生活をしてみて、本当にそれらが必要なのかじっくり考える。さらに、モノを管理するにはコスト(トランクルーム代)が発生することを身をもって実感してみる。』
なんていう方法は結構効きそうな気がします。
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