僕らが旅に出る理由 その2 ~世界が広いことを知った30代~
公開日:
:
最終更新日:2015/08/10
旅人への道
40過ぎてシェアハウスに住んだり、どんどんモノを減らしたりしているのはいつも身軽でいたいから。単に
「ミニマリストになりたい」
のではなく、思い立ったらすぐ旅立てるような自分でありたいと思うから、縛られない生活を選択したのです。
>>参考
僕らが旅に出る理由 その1 ~地元を出ることすら考えなかった20代~
生まれて初めての多拠点生活
30代になって、仕事の都合で生まれてはじめて「多拠点生活」を経験することになりました。
今週は東京、来週は仙台、その次は大阪、というような日々。慌しいと思われるかもしれませんが、生まれてからずっと同じ場所で生活してきた自分にとってはものすごく新鮮に感じられたのです。
その頃は仕事があまりにも忙しく、休みは殆どありませんでしたが充実感していたので辛いとは全く思いませんでした。
仕事と同じくらい遊ぶことにも全力投球していて、22時頃に仕事を終えたらそのまま友達が集まっている店にタクシーで向かい、ほぼ毎日朝方まで飲む、というような生活。次の日が移動日でも、楽しそうなパーティーがあると聞けばお構い無しで駆けつけて朝まで遊んで寝ずに新幹線に乗る、というとんでもないはしゃぎっぷりでした。今は体力的にも精神的にもあんなことは絶対できませんが、当時はそれでも楽しくて仕方ありませんでした。
私がそんな生活にハマッた大きな理由は私のことを知らない人と交流できること。
毎日、何か新しい発見や出会いがある。徐々に自分の活動範囲が広がっていく。
地元を出ずに一生ここで暮らしていくものだと思い込んでいた私が、30過ぎて突然
「世界は私が思っている以上に大きかった」
ことを実感したのです。
また、変化に対して保守的だと思っていた自分が、意外にも生活や環境の変化に適応する能力が高かったことを知りました。
「知らない街で新しい暮らしをするって、悪くないな」
仕事も順調で友達も増えて文字通り刺激的な毎日。
すっかり多拠点生活が気に入った私でしたが、その生活は長くは続きませんでした。
つづきます。
関連記事
-
新今宮から通天閣を歩く 大阪新世界はしご酒ツアー前編。
久しぶりに大阪に遊びに行きました。 平日の昼下がり、神戸からJRに乗って、目指すは環状
-
スペイン・マドリードの旅2015。
念願のスペイン旅行。 バルセロナから移動してマドリードに来ています。 なんとなく
-
バルセロナからマドリードへAVEで列車移動してみた。
スペインの旅、今回はバルセロナからマドリードまで鉄道を使って移動しました。 スペインの旅201
-
ぶどうがぶらぶらぶら下がる勝沼の非日常。日本散歩・山梨県
初めての山梨旅行、つづきです。 河口湖畔で別荘遊び 日本散歩・山梨県 今回の旅は
-
セブ島の治安情報 女性一人旅でも大丈夫?
フィリピン・セブ島は美しいビーチがたくさんある外国人にも人気のリゾートスポット。ゴールデンウ
-
神戸 新開地「大谷」の貝つぼ焼きと、マスコット。
貝のつぼ焼きは、わが故郷神戸の名物料理である。 その事実を知ったのは、昨年の年明けでし
-
増え続けるばかりで、整理の仕方がわからない。
先日ようやくマイマシンのメンテナンスを行いました。 軽くて小さい、はどれくらいもってく
-
旅行の荷物は準備不足で増えていく。
そんなわけでバンコクに入りました。 タイも約1年ぶりでしょうか。 まあこの1年は珍し
-
商売繁盛で笹もってこい 自分で選び、動くということ。
関西滞在期間の後半に十日戎に行ってきました。 「商売繁盛笹持ってこい」 全国的な