若い頃にバックパック世界一周とかしなくて本当によかった。

公開日: : 最終更新日:2019/05/28 生き方と考え方

saigon_q_apartment_39

今でこそ趣味的に異国でフラフラ長期滞在などをしておりますが、20代、30代の若い頃は長期休暇を取得できる状況でなく、加えて旅行自体にさほど興味もありませんでした。

なので、海外はおろか、県外ですら、出張以外でほぼ行っていない。

この先も遠出する機会はそうないだろうし、ましてや海外滞在とか異文化なんちゃらとは縁のない人生を歩むのだろう。当時うすぼんやり考えていたそんな未来とはやや違った結果となった今、つくづく思うのです。

若い頃にバックパック世界一周とかしなくて本当によかった、と。

若い頃にバックパック世界一周とかしなくて本当によかった

hochiminh_foods_15

タイムマシンがあればそりゃ違う人生を歩んでみたいし、世界一周とかワーホリとか経験したい気持ちはある。けれどまあ、やらなくてよかったのかな、と感じる理由は単純で、まともに働かない、生活しない人間になっていた危険性を感じるからです。

早くに世界に出た人はその貴重な体験を自らの生き方に上手く反映し、活動する場合が多い。けれど、自分の性質から推測するに、そんな高度な技は使えなかった気がしてならないのです。

若い頃に世界を知るインパクトたるや絶大で、人生を変えてしまう力を持っている、かもしれない。自分は無限の可能性を秘めているのではなどと目出度い勘違いをしていた年頃に、世界のどこでも生きられることを知ってしまっていたら、さてどうなっていただろう。想像するだけで、なんだか恐ろしいのです。

さすがに今よりはまともな生活を送ったかもしれないけれど、結局何も考えず、パレードを追いかけるようにフラフラ遊び呆けて、たのしいところだけ見続けて、どこぞで何らかのトラブルに遭遇してどうにかなっちゃった可能性のほうが高い気がする。

だから、結果として世界一周とかしなくてよかったのではないでしょうか。あくまでも、私個人の話です。

祭りでホームの匂いを嗅ぐ

ずいぶん大人になってから経験したリアル家なき子期間は、不安定ながらも心底愉快で、もうあらゆることから本格的に手ぶらになりたい、そのためにはどうすれば、と真剣に考えていました。

今でもその気持ちは大枠では変わらないけれど、面倒ごとが多すぎる移動生活は雑な人間には向いていないことも、自由が過ぎると徹底的に孤独に傾いてしまう危うさがあることもわかっている。

だからどうしたという話ですが、あっという間に、祭りの季節が巡ってきましてね。

おばさんのミニスカートは迷惑論。

今年も草鞋でペタペタ歩く老若男女を眺めているとまた、ホームもいいもんだなと思うのであります。

地元で生きる力強さと終の住処を考える。

しかし、彼らが本当にこの街で生まれ育った生粋の江戸っ子なのか、火事と喧嘩は江戸の花なのかは、神輿を担いでるか否かでは計れなくて、去年地方から越してきたばかりの新参者だって江戸っ子に混じってワッショイしているに違いない。

結局は、場所や人とどれだけ深く、いや、「良く」関われるかが重要であり、過ごす時間の長さは関係ないんだった。

浅い関係、おかしな嫉妬。

ほら、やっぱり。ちらりとしか知れないくせに、あちこち行ったというだけで、世界や世の中をわかったような勘違いをしなくてよかった。かもしれない。(堂々巡り)

 




関連記事

アカウントを乗っ取られた。

真夜中にふと目が覚めて、時間を確認しようと手に取ったiPodの画面に 「あなたのアカウ

記事を読む

70代ミニマリスト主婦の財布。

年末年始は地元に帰省すると決めております。 これは年がら年中なんの予定もなく自由気まま

記事を読む

みんなで食べても、美味しくない。

2021年初の「よいお年を」を、やりました。 昨年から例のアレのせいで忘年会的なも

記事を読む

仕事が忙しくなるとその他も充実しまくるの法則。

予定のない日が好きで、時間の無駄遣いが得意な私ですが、そうも言っていられない状況になりまして

記事を読む

大人の学びは無駄ばかり。

サマータイムを導入してからなかなかいい感じです。 関連 活動時間を増やす 自分に最適な

記事を読む

これからの働き方と暮らし方。

東京を離れて早2週間が経過しました。 今回のセブ島滞在では珍しく予定をびっしり入れてい

記事を読む

頓挫した「感情の見える化」実験。

またいずれ、と放り投げたままのネタがいくつもあります。 この時書いた「実験」もそのひと

記事を読む

音楽を聞かなくなった理由。

音楽CDのデータ化やるやる詐欺は1年以上になりますが、CDはまだまだたっぷりあるし、既にiT

記事を読む

40代フリーランス、50手前で正社員になれるか。

会社勤めをやめてから、早いもので干支が一周しようとしています。 東京都内で屋根のある家

記事を読む

割れ窓理論とパリのマダムで考える本当に欲しいもの。

By: Anthony J[/caption] 任侠ものの映画が上映された映画館から出てくる

記事を読む

Comment

  1. Crispyさん、こんにちは。

    いつのまに頭の中を見られちゃったんだろう、とういうぐらい、同じようなことを考えていました(でも文章力がないので言葉に出来ずモヤモヤしてました)。

    僕も元々は県外すら出ない自宅でテレビを見るのが一番好きな人間だったのですが、「深夜特急」「進め!電波少年」「世界ウルルン滞在記」などのテレビ番組や「イギリスはおいしい」「地球の歩き方」などの本に影響され、フラッとワーホリに出てしまいました。

    どの番組・本もちゃんと見たり読んだりもしていませんし、ワーホリの理由は全然別だと思っていましたが、今思うと若者がフラっと海外に行く時代でしたね。僕も洗脳されてたのでしょう(笑)。

    結局おっしゃる通り勘違いをし、次から次へとパレードを追いかけて次のワーホリや留学へ行き、日本での経歴は人様には言えないものとなりました。

    幸いワーホリで住んでいた街で仕事を得て永住手続きをすることができましたが、いつ日本で二―とや引きこもりやホームレスになってもおかしくない30代でした。

    あ、いけない、隙あらば自分語りですね(しかも人様のブログのコメントで)。失礼しました。

    もう共感しすぎて感動してすぐにコメントしたかったのですが、なんと書いて良いのかわからず時間が経ってしまいました。そしてまだ文章がまとまってませんが、とりあえず送信しちゃいます☆

    • crispy-life より:

      トム(仮名)さん

      共感していただいたとのこと、うれしいような、意外なような不思議な気持ちです。

      というのも、トム(仮名)さんはパレードについて行った先で新しく生きる道をきちんと見つけた方じゃないですか。

      >幸いワーホリで住んでいた街で仕事を得て永住手続きをすることができました

      これって、海外滞在やワーホリを体験した人ならば普通に掴めそうな未来に見えて、実はそう容易くできることじゃないですから。自分ならどうなっていただろうと考えると、まあ異国でフラフラしたまま何も回収しない未来が広がっていただろうなと思えてならないのです。何なら、今東京でフラフラしているので(汗)。

      所詮タラレバの話で実際はどうなっていたかわからないですし、今よりマシだった可能性のほうが高いけれど、今もそんなに悪くはない、と思いたいからこその「しなくてよかった」なのか。と考えれば、なんか私もイヤラシイ中年ですねえ。嫌ですねえ。

      おっと、コメント返しと見せかけての自分語り。って、そもそもこのブログ自体が自分語りだらけですけども、ともかく、意外かつうれしいコメントでした。ありがとうございます!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

タイ・ラン島一人旅。パタヤ、バンコク「ラン島以外」で食べたもの。

タイ・ラン島一人旅の食記録。今回はちょい番外編で「ラン島以外

嫌じゃない仕事があれば御の字、という話。

相変わらず、読書はaudibleで耳から、状態が続いています

タイ・ラン島一人旅。ラン島で食べたもの、飲んだもの。

タイ・ラン島一人旅の記録、食編です。タイ・ラン島一人旅の記録

五十肩、手術したくない人間の選択肢。

重度の肩関節周辺炎、通称「五十肩」を発症し、通院治療中にさら

タイ・ラン島一人旅、島の休日の過ごし方。

タイ・ラン島の旅記録の続きです。タイ・ラン島一人旅の記録20

→もっと見る

PAGE TOP ↑