一人暮らしのひとりごとと同じくらい怖いこと。

公開日: : 生き方と考え方

人生とはなんぞや。

そんな絶対に答えが出ない、そして考えてもどうしようもないようなテーマについて延々と考えるのがものすごく好きです。

単に暇だからそんなことばっかり考えて過ごしているだけかもしれませんが、妄想力に長けていると日々退屈しないのでこれはこれで一種の才能なのではないかと考えています。

関連 毎日同じでつまらないなら、新しいことをすればいい。

けれど、毎日退屈で仕方ない、というのもそれはそれで才能のような。

退屈なのも悪いことじゃない

しょうもないことを面白がるのは私の特技のひとつですが、それゆえかあまり退屈を感じません。むしろ退屈なほうがいい、というか、秒刻みのスケジュールを組んで日々目まぐるしく行動するのは苦手です。
逆に毎日が退屈で仕方ない、という人は結構バリバリ動けるタイプの人が多いのでしょう。じっとしているとなんだか物足りなく感じるとか、この隙間時間がもったいなくて焦るとか、ぼーっとするのが苦手、とか。これは人それぞれの個性なのでどっちが良くてどっちが悪い、なんて問題ではなく。

「退屈」という点のみに注目すれば、バリバリタイプのほうがより退屈しやすく、人生をつまらなく感じてしまいがちではあるかもしれません。けれど、退屈を感じるからこそ何か新しいことをしよう、もっと面白いものを見つけよう、という行動力につながるのだと考えればそう悪いことではないような。逆にさして盛り上がる事件がなくとも日々を適当に面白がる私のような人間は退屈とは無縁ではあるけれど、現状に満足しがちで向上心が希薄、とも言える。

関連 足るを知る、が幸せのカギ?それでも私は贅沢がしたい。

まあどっちでも自分の好きにすればいいですわね。

などとまたお得意の「自分にいいように考える説」を繰り出したところでハタと気付く。

あれ、前にも全く同じこと書いたっけ?

ひとりごとと同じくらい怖いこと

今に始まったことではないのだけれど、ブログを書いていて既視感というか既記感(そんな言葉はない)を感じることが近頃とても多くて、書いている途中で過去記事検索してあれ?書いてないや、となることが度々あります。まあ同じ人間がコンパクトかつツルッツルの脳味噌を駆使して文章を組み立てているので同じようなことばかり書いているのは事実なんですが、この頻繁に感じるデジャヴ的なヤツはなんだろう?

とよくよく考えてみれば、最近は日常考えているあれこれの殆どを脳内WordPressに「下書き」していることが発覚しました。

例えば

「こんなに平々凡々な暮らしでも退屈しないってお得だけどどうにもね、毎日ヘラヘラ笑ってばかりなのも芸がない。でも、毎日が楽しくて笑うしかないってトシちゃんも言ってたし」

とか考えたらもうブログにそれを書いたような気になっていざ現実のブログを書く段階になってあれ?ってなって「トシちゃん」とか過去記事検索してしまうのです。怖い。いやいやトシちゃんより他にもっと考えるべきことがあるだろうという問題はこの際置いといて、なんというか脳内ひとりごともヤバければ考えただけで書いた気になって記憶と現実の区別がついてない感じが我が事ながら薄ら寒い。

「一人で過ごす時間が長いとなんか鬱っぽくならない?」

と以前友人に聞かれてぜーんぜん、私貧乏には弱いけど孤独には滅法強いから、と返したのだけれど、鬱々とはしないまでも別の意味ではきっとマズい。スーパーとかでぶつぶつひとりごと言ってる諸先輩方を笑えないよなあと考えたのであります。

何もかも自分に都合よく変換する、のはいいけれど、自分の脳味噌の心配は適度にしたほうがいいような気がする今日この頃、最近体調不良でごめんなさいすることが多かったし、ここは誰か誘ってパ〜っと呑みにでも行きましょうかね、夏だしね、とスケジュールを確認してまたフリーズ。

もう、明日20日なんだ。月末からまた私暫く東京にいないんだった。呑気に遊んでる暇ないんだった。

なんかいろいろ大丈夫かなあと心配になってきましたが、脳内ブログの下書きばかりに勤しんでいないで楽しい夏休みに向けて目の前の現実も頑張りたいと思います。

 




関連記事

実は嫌味を言われているとなぜ気づけたのか。

先日ツイッターのタイムラインに流れてきた、このまとめを読んで。 会社で「いつも爪がきれ

記事を読む

ハゲをハゲと罵っても構わないというロジック。

次は、高輪ゲートウェイ。高輪ゲートウェイでございます。 アナウンスで新駅が開業していた

記事を読む

そんな自分に腹がたつ。

By: @sage_solar[/caption] 毎月の閲覧数TOP3にまでは入らないまで

記事を読む

40代はたのしいですか。

私は今40代です、と言い続けて10年近く経ちます。ということは当然、そろそろご卒業が近づい

記事を読む

鞄の中身は絶対に見せられない。

訳あって、友人宅の留守を預かることになりました。 「部屋にあるものなんでもテキトーに使

記事を読む

嫌な中にも好きなことを見つける理由。

By: Thomas8047[/caption] 今日から12月。 本格的に寒くなってきた

記事を読む

老いていくってこういうこと。

神田駅のホームで、ご老人がじっとこちらを見ている。 何か困ったことでもあるのだろうかと

記事を読む

その出来事に意味を持たせるのは誰だ。

酒ばっかり呑んでてお茶っ葉にはてんで疎い私ですがせっかくの台湾の旅、茶芸館なるものにも行って

記事を読む

誰も知らない死後の世界。死んだらどうなる?

死んだら、どうなる。 近くや遠くで訃報が続いたからか、死について考えたり話したりする機

記事を読む

地元で生きる力強さと終の住処を考える。

By: ume-y[/caption] 先日久しぶりに浅草へ出かけました。 久しぶり、

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

腰痛改善に向けて始めたこと2つ。

今年こそは腰痛改善に取り組むぞ!と宣言して早1ヶ月が経過。や

ご近所感覚の酒場を求めて。韓国ソウル一人旅で食べたもの・その2

韓国・ソウル食記録の続きです。1人で飲むなら、定食で。韓国・

やりたいことリスト’24「ちゃかし倒してゲームする」

毎年恒例の儀式・その2「やりたいことリスト」のお時間がやって

2023年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返る恒例行事、今年もいってみましょう。

あの世にものは、持っていけないから。

銀座で酒を飲みながら、友人の現役引退後、つまり、定年退職後の

→もっと見る

PAGE TOP ↑