台湾一人旅でもちょっと一杯したい!台湾一周一人旅の食事 その2。
少し時間が空いてしまいましたが、台湾の食まとめ第2弾。
関連 台湾一人旅でもローカルフードを楽しみたい!台湾一周旅行の食事 その1。
今回は高雄、台東、花蓮、そして台北で出会ったあれこれ。
台湾一周一人旅関連記事はようやくこれにて完結です。
高雄・旗津で楽しむ海鮮料理
高雄からフェリーに乗って出かけた旗津。天気にも恵まれてすこぶる楽しい島散策となりました。
海鮮料理店がずらりと並ぶ旗津。せっかくだから私もいただきましたよ、と以前の記事でも書いたのですが。
何の貝かわからなかったこちらの料理、もしかしたらカタツムリでは?というコメントをいただきました。
そう言われたらそんな気もする。画像検索してみると台湾のエスカルゴ炒め「炒螺肉」という料理っぽいんですよね。バジルがたっぷり入って美味。しかしカタツムリはそもそも海鮮料理なのか?という疑問もなくはないのですが、調べてみるとなかなか興味深いのでした。こちらの炒め物と白魚の天ぷら、ビールでしめて260元(=約910円)。
- 旗津海鮮店
台東の大衆食堂
台東ではホテル付近に普通の食堂がいくつかあったのでちょこちょこおかずとビールで。小菜っていうんですかね、こういうの。
ブロッコリーの肉味噌かけ、干しエビ風味の白菜の煮物、茹で砂肝の生姜和えにビールで200元(約700円)。
こちらはまた別の店で食べたおつまみ。店先に並んだ惣菜類を吟味していると
「自分で好きなだけ取って」
と言われたのであれこれちょこちょこ盛らせてもらいました。手羽先を焼いたものに青菜と茄子の炒めもの、オムレツなど。ちょこちょこ、はいいけどこんな盛り方してもよかったのだろうか。ビールと合わせて120元(420円)。台湾はこういう食堂でちょこっと呑むのが楽しいね。
- 新生小吃部
花蓮でガチョウ肉を堪能する
今回の台湾一周旅行で行った店の中で行ってよかったベスト3に入る店がこのガチョウ肉の専門店。
たまたま前を通って見かけて皿に盛られた蒸し鶏的なものがあまりにも旨そうで外から店内を覗き込むとテーブル席を囲んでワイワイい盛り上がる家族連れに紛れて肉の皿をつまみに1杯やっているおじさま方の姿がチラホラ。ということはお一人様でも大丈夫な量の料理があるな、と踏んでフラフラ吸い込まれたのでした。
ありがたいことに入り口には英語の堪能な若い女性店員さんが。
「おひとりさま、お席ありますよーどうぞ。…ところで、それ、ペット??」
突然聞かれてなんのこっちゃ、と思いつつ彼女の目線の先を辿ると、私のTシャツにしがみつくなんかよくわからない虫(結構な大きさ)の姿が。
「ノオオオオゥ!」
「大丈夫、落ち着いて。こっち来て!」
と、店先に連れ出され彼女に虫を取ってもらってから無事入店したのでした。
彼女はオーダー時にも
「ひとりだったらこの皿がおすすめ。いろんなパーツが盛り合わせになってるから少しづつ食べられます。野菜も食べたい?青菜炒めは結構サイズが大きくなるけど、茹でだと半分のサイズがあるからそっちがいいかも」
とテキパキ一人飲みメニューを構築してくれてとても頼りになりました。
青菜とガチョウ肉の盛り合わせとビールで170元(約600円)。店の人は親切だしいろんなパーツが盛り合わせになったガチョウ肉は美味いし。花蓮は交通の便があんまりよくなくて散策に少々苦労した街だったのだけれど、この店の存在でかなりの得点を稼いだのでした。また食べたい。
- 鵝肉先生
台北・華西街夜市でしじみの醤油漬け
台湾一周を終えて再び戻ってきた台北でも初日のリベンジとばかりに美味しいものを探し求めておりました。
龍山寺近くの宿に泊まった日の1杯。華西街夜市辺りでふらっと入った店で台湾ではポピュラーなつまみ、しじみの醤油漬けにようやくありつくことができました。
ようやく、ってのもヘンな言い方なのですが、絶対私好きなやつだわ、と存在自体は認識していたものの何故かこの時まで目にすることがなかったのです。
いやー、これ好き。家でも作りたいなあと思うけど、大ぶりのしじみが手に入らないと難しいよねえ。
- 華西街夜市
台湾風居酒屋で18日の生ビール
「熱炒」なる形式の店を覗いてみたくて長安東路辺りへ。熱炒とは日本でいうところの居酒屋みたいなものですね。半屋台状態の大箱というのが一般的なのか、似たような構えの店が辺りにいくつも点在していました。台湾は外で飲む女性が日本ほど多くなさそうだけれど、ここではみんなワイワイやっててなかなか楽しい。
ここではいつもとちょっと違うビールをいただきました。ONLY18DAYS、と表示があるように、瓶詰め後の賞味期限を18日に設定している生ビール。
軽くてすっきりタイプ。いやー、台湾一周で何本台湾ビールを空けたのでしょうか。今回の台湾ではビールしか呑めなかったのはちょっと残念。次回は違う酒にもチャレンジしたいところ。
こちらは居酒屋らしくメニューが豊富、だったのですがまさかのオーダーミス。ちょっとイマイチな選択になってしまいました。よってビールの写真のみ。
台北で鵝肉再び
台湾最終日。何を食べておきたいか、と考えて頭に浮かんだのは鵝肉。よっぽど気に入ってしまったようです。調べてみると台北でもいくつか専門店があったのでガチョウにて食べ収めをすることに。
雙連鵝肉荘というお店。夕方の早い時間だったのでほぼ貸切状態でした。
メニュー。見てもよくわからないんだけど、日本語が流暢なマダムに相談してオーダー。
しじみがあったのでまたまた食べる。
こちらのしじみ醤油漬けもたいそう結構な代物でした。
花蓮で食べたそれとはまた別物の鵝肉。ここのはスモークなのかな、より野趣溢れる味わい。
ひとりで台湾最後の晩餐を楽しんでいるとご主人が日本語で話しかけてきて下さいました。
「しじみ、美味しいよね」
「はい、すごく美味しいです。日本語お上手なんですね。」
「そうだね、私なんかはほら、日本語教育を受けた世代だから、今も多少はね」
話の内容から考えるとご主人はおそらく90歳近い年齢のはず。今なお現役でお店を仕切る姿になんだか頭が下がる思いがしたのでした。
だから、というわけではないけれど、ビールをお代わり。
追加オーダーでレバーをお願いしたら結構な量が出てきました。ちょっと食べ過ぎたかな。
台湾最後の日、いいお店で締めくくることができて満足したのでした。
他にもまだまだいろんなものを食べた台湾の旅でしたが、特に印象に残ったものだけを挙げてみました。こうして改めてまとめてみると食事、といいつつ酒のつまみばっかりになっているのが本当にどうしようもない感満載でトホホ。
今回は初台湾、そして毎度のことながらいきあたりばったりの旅ゆえに何もかもが手探状態でしたが、それでもすごくいい旅だった。
台湾は近いんだし、いつだって鞄ひとつで気軽に行けるよね。と、ついついLCCのセールをチェックしてしまう私なのでした。
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クリスピーさんこんにちは!
いつぞやのナイトです
台湾旅行、そして旅行記執筆おつかれさまでした!長年住んでいながら国内旅行をほとんどしてこなかったので読んでいてとても楽しかったです。自分が行く場合とはまた違う感じなので他の人の旅行記って興味深いですよね
そういうわたしも昨日まで東京へ遊びに行っていました。久しぶりに新調した浴衣で浅草を歩いたり横浜まで花火を見に行ったりしました。日本は涼しいですね!
ミートアップ提案の際にはお気を使わせてしまいましたね、すみませんでした〜!! こちらも独身女性です。また機会があれば、気負いせず気軽な気持ちで会えそうな時にぜひブログで集合かけてください! 都合つけば参上いたします♪
今後もブログ楽しみにしてますね!
ナイトさん
東京に来られていたのですね!ちょうど暑さの谷間の涼しい時期で過ごしやすかったのではないでしょうか。ナイトさんのコメントを読んで私も久しぶりに浴衣など着たくなりました。動画見ながらじゃないとまともに着れないのですが(恥)
>ミートアップ提案の際にはお気を使わせてしまいましたね
とんでもない!ご提案とっても嬉しかったです。そういう可能性もあることにこれまで気付いていなかったので実現できませんでしたが、機会があれば何か楽しいことをやってみたいなと考えるきっかけをいただきました。ありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします!