帰省で考えた、親の家の断捨離問題。

公開日: : 最終更新日:2016/10/04 ミニマルライフ, 捨てる

brown apartment

以前も何度か書いたことがある実家の片付け問題。

参考 難しい実家断捨離問題。本質は別のところにあるのかも。

参考 親の視点から考える 「気持よくできる 実家の片付け」

今回、年末に両親宅を訪問してまたいろいろと思うところがありました。



捨て好きな母と溜め込む父

私の両親は共に70代。現在は高齢者住宅で2人暮らしです。私が「実家」ではなく「両親の家」という妙な言い回しをする理由はここにあります。現在両親が暮らしているのは私が独立してからかなり経ってから移り住んだところであって、私が生まれ育った地域とは別の場所なのです。
高齢者住宅といっても住居としては各戸完全に独立しているもので、床がバリアフリーだったり、廊下に手すりが付いていたり、流し台がやや低めに設置されていたりという形式の住まい。職員の方が定期的に巡回して下さり、病院もすぐ近くにあるので離れて暮らす家族も安心できる環境でとても助かっています。

さて、昭和初期生まれらしくもともとはモノを溜め込んで生活していた2人ですが、その考え方が根底から覆される出来事がありました。

参考 典型的な「片付けられない子」がミニマリストに変化した5つの理由

以降、2度の引越しを経て今の住まいに落ち着いた両親。現在、母は捨て好きのきれい好きがさらに進化し、父はモノを溜め込む癖はまだまだ抜けないものの、整理整頓は得意で、家の中はしっかりと片付いていました。

毎回のことですが、娘としてはかなりホッとします。
もしも以前と比べて目に見えて散らかっているようなら、整理整頓する元気がなくなった、ということですもんね。
母はさらにあれこれ捨てたいようですが、これも母なりの「終活」なのかもしれません。

母はワイドショー大好きなお気楽主婦なので、テレビを持っていない私よりもイマドキの芸能情報に詳しいです。当然ワイドショーの汚部屋片付けや収納モノも大好物でよく見ているそう。
そんな母と私は「持たない暮らし」に関する話題で毎回盛り上がるのですが、どちらかといえば「持ちたい」派の父はそれがどうも面白くないようです。今回も2人で父の収集癖をちょっとイジったら

「この程度しか持ってないのに何でそんな風に責められなきゃいけないんだ!」

と、拗ねて怒ってしまいました。

昔なら私も一歩も引かずにいざ開戦!といった場面ですが、今となってはこんなことでたまにしか会わない家族と言い争うつもりなどさらさらありません。

「まあ、お父さんモノは持ってるけどきれいに整理してるもんねー、昔からそんなに几帳面だったっけ?」

と、さっさと話題を変えたのでした。

 

溜め込みを「責められてる」と思われないように

この時、家族で持たない派が多数の場合、どうしても持ちたい派が「持っていることを責められている」と感じてしまうのだなあと気付いたのでした。

持たない生活をしていると、その快適さから

「こんなのもう使わないでしょ」
「何のためにこんなにしまいこんでるのー?」

なんて、人にも同じような感覚を押し付けて上から目線の言葉を投げかけてしまいがち。
同居している「持ちたい派」の家族と一緒に断捨離に取り組みたい場合は、相手に「責められている」と思われないようにする配慮が大切だなと感じました。

私はモノを持たない暮らしを満喫しているし、父がモノを減らしたくなった時にはいくらでも手伝いますが、持ちたいなら持てばいい、と思っています。同居している母はともかく、一緒に暮らしているわけではない私にどうこういう権利はありません。
もしもゴミ屋敷化していたり、荷物が積み上がっていて危険な状態になっているなら話は別ですが、もう先はそれほど長くはないのだから、好きなモノに囲まれて楽しく生活してくれればいいのです。

実家の荷物の処分問題

By: merec0

父のご機嫌もすぐに治ったところで、母が古着買取を利用した話を始めました。

「昔着ていたバーバリーのスーツを持ち込んだら、たったの500円だったのよ!びっくりしちゃったわ。」

私は母がブランド買取の店を利用していたことにびっくりでしたが、古着はよっぽどのことが無い限りブランド品でもプレミアがつくことはないので仕方ないですね。使えるものは最後まで使い切るのが基本、使わないと判断したものは早めに手放したほうがいい条件で買い取ってもらえます。

参考 処分を決めたファッションアイテムを買取サイトに出してみた

「だからね、お祖母ちゃんが譲ってくれた着物に安値がつくのをみたくなくて、もう着ないけどあれだけはまだ置いてあるの。自分では捨てられないから、私が死んだらあなたが処分してくれる?」

長年生きていればありますよね、もう使わないけど自分では捨てられないもの。死ぬまで持ち続けていたいもの。
私自身はモノに人生を投影しない考えですが、こんな風に「死ぬまで持ち続けたい」モノを持っていることも、ひとつの幸せの形なのかもしれません。

「そんなの全然問題ないよ、持ちたいものは持ってたらいいよ」

黙っている父にも向けて、そう答えたのでした。
結婚もせず子供も産まなかった親不幸な娘ですが、子供としてそれぐらいはさせてもらいますよ。

 




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