現実から目を背けて生きる人。

公開日: : 健康と美容

mikli

生活や精神状態の他に、ある程度の年齢になれば安定すると思い込んでいたものに、視力がある。

中年以降は手元の小さな文字が見えづらくなる、いわゆる「老眼」の症状は出てくるものの、遠くが見えづらい近視の状態は落ち着いていく。例えるならば、子供に比べて大人の虫歯は進行しにくい、みたいなもの。

んなわけない。

久しぶりに検眼をしてみたら、度数が全然変わっていてがっかりしたのでした。

実は見えてなさすぎる

どれくらい変わっていたかというと、前回(といっても5年以上前)に測定した際の度数は「-1.50」。免許を取る際に教習所の検査でひっかかって生まれて始めて作ったメガネが「-0.50」だったことを思えば、これでもずいぶん悪くなってしまったと思っていたのですが、今回の数値はなんと「-3.00」。

昨年免許更新時に視力測定パスしてるけど、あれ、絶対見えてなかった自信ある。

後悔しない生き方なんて。

だって、今のメガネかけても視力0.3くらいしか出てないもの。まあ、車は乗らないからいいとしても、見えてない。見えてなさすぎる。

しかし-3.00では過矯正な気もするので、試しに-2.75のレンズを入れてもらったところ、世界はとたんに輝いて見えました。つまり、驚くほど視界がくっきりしたのです。ああ私、これまで真実から目を背けて生きていたんだな。

現実から目を背けて生きる人

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毎度毎度老化ネタばかりで恐縮ですが、目といえばもちろん老眼も進んでいるし、数年前から蚊も飛んでいます。なんという中年テンプレでありましょうか。

気になる目の症状で調べる

目の前に蚊や糸くずのような物が飛んで見えたり、雲のようなものが浮いて見えたり、墨を流したように見えたりする病気を飛蚊症(ひぶんしょう)といいます。

どれもこれも、ある日突然自覚する症状ではなく、徐々に変化するものだから、体も意識もその不具合をなんとなく受け入れて、なんとなくやり過ごし、なんとなく慣れてしまい、今に至る。やれやれ、変化ってこういうものなんでしょう。

老いていくってこういうこと。

「どうですか?やっぱり、もう一段階あげましょうか?」

長年目を背けていた現実世界にひれ伏す中年の様子を伺っている眼鏡屋のお兄さんに、

「いいのいいの。世の中には知らないほうがいい真実とか、見ない方が平和なものとかね、あるじゃない」

と答えておく。

返す言葉が浮かばず苦笑いのお兄さんをよそに、数年ぶりに対峙するクリアな視界に軽いめまいを覚えるのであった。そして結局、メガネはまだ新調していない。

 

 




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