酒に強い、弱いは体質による 都道府県別酒豪型遺伝子出現率。

先日SNSでこんな記事が流れてきました。
参考 都道府県別“お酒が強いか弱いか”ランキング(多酒創論)
筑波大学の原田勝二教授らによるALDH2活性型の研究により、下の表に示す通り、都道府県別にお酒に強いか弱いかのランキングが発表されている。これはあくまで、「お酒に強い遺伝子を持って生まれてくる確率」のランキングであり、「大酒飲みの人が多い県のランキング」ではく、“飲んでも潰れにくい人” “飲もうと思えば結構飲める人”が生まれてくる確率が高いですよ、という意味である。
酒が好き、嫌いは嗜好や環境によるところが大きいけれど、強い、弱いは生まれ持った体質によるもの。
そして体質的に酒に強くても全然飲まない人もいれば、強くないのに好き、という人もいるのが面白いというか切ないというか。
酒に強い都道府県は

元の研究結果は随分前に発表されたものですが、この記事によれば酒に強い、また弱いベスト3は以下の通り。
酒が強いベスト3は、秋田県、岩手県、鹿児島県、酒が弱いベスト3は、三重県、愛知県、石川県で、特徴として、中部、近畿、中国地区は下戸が多く、中部、近畿、中国地区から離れるほど酒豪が多くなる傾向が見られる。
秋田、岩手、鹿児島。
単なるその地域のイメージという素人考えを持ってしてもなんとなく納得できるランキングですね。沖縄とか高知はそりゃまあ上位に入るよなあ。
逆に弱いとされる三重、愛知、石川はよくわかりませんが、近畿勢が弱いというのもなぜか頷ける。これまた印象論でしかありませんが、十三とか新世界あたりで朝から飲んでる諸先輩方は酒に強そうな人はあんまりいなくてただただ酒が好きって感じだもんね、割とカジュアルにバタバタ潰れてるし。って、物凄い局地的な話してますけども。
ところでいつも疑問に思うのですが、このデータに限らず「出身都道府県別の特性」ってどのレベルで判断するのが正しいのでしょうか。
体操の隊形に開け!

「県民性」などと表現される出身地による考え方や習慣、行動の違いは明らかに環境によるもの。例えば40歳前後の兵庫県民が
「体操の隊形に開け!」
という掛け声を聞いたならどんな行動を起こすのかは試さずとも明らかでしょう。時代性があるので今時の小学生はどうなのかはちょっとわかりませんが。ていうか、これは県民性とは違うけど。
ちょっと脱線しましたが。
行動や習慣、嗜好などが自分自身の出身地、育った場所で変わってくるのはわかるのだけど、酒豪型遺伝子のような遺伝レベルになると自分自身の出身地だけでは判断できないですよね。実際私も生まれ育ちは兵庫県ですが、両親はそれぞれ別々。ご先祖に関してはよくわかりません。
最近はアルコール感受性遺伝子分析キットなるものも手軽に入手できる他、遺伝子検査で病気のリスクを知ることもできますが、それはそれで知りたいような、知りたくないような。
参考 遺伝的傾向から自分を知り、病気予防に役立てよう(MYCODE)
遺伝子検査とは、DNAの情報を読み取り、がんなどの病気のリスクや体質などの遺伝的傾向を知る検査です。検査の結果を知ることが、生活習慣や環境の改善などに取り組むきっかけとなり、かかりやすい傾向にある病気を未然に防ぐように行動を変えられるでしょう。なお、遺伝子の情報は変化しないと考えられており、一度検査を受ければ、再検査の必要はないと言われています。
まあこの年になったら遺伝子検査の結果に少しばかり衝撃的な事実が含まれていようとさすがに落ち込んだりショックを受けたり夜の校舎窓ガラス壊して周ったりはしませんけどね。ルーツがどうであろうが、すでに40年以上付き合いのある生身の自分こそが現実なのは明白だし、体質や病気リスクがわかればそれなりに対応もできるというものです。
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Comment
すみません、また出てきました。
たいそうのたいけいに、ひらけっ!
声に出したらいきなり、記憶がよみがえりました。はい、同郷同世代確定です(^_^)v
たいけいの漢字を初めて知りました。このフレーズ、それにしても全く記憶にはなかったのに、すぐに思い出しました。
ありがとうございます。
cocue-cocueさん
!!
ヤー!!ヤーなのですね!?うわあ、なんか嬉しいです。
たいそうのたいけい、は私の中でも俄然平仮名で記憶されていたのですが、この記事を書くにあたって検索したのでした。
こんにちは。
同郷ですね(笑)
ちなみに、今でも「ヤー!」は健在ですが、同じ兵庫県でも姫路の西の辺りだけ違うそうです。この間、タイムリーな事に大阪のローカル番組でこれの調査をやっておりました。
ぽんかんさん
おお、ぽんかんさんもでしたか!ヤー!
なるほど、姫路はまた違うのですね。同じ兵庫県といえども言葉も少しずつ異なりますからね。
今でもヤー!だと知れて嬉しいです。ありがとうございます!