物も仕事も家族も持たないまま50を過ぎた女の末路。

公開日: : 生き方と考え方

奥さん、師走です。2022年も秒で終わってしまいそうですね。

今年のトピックスを振り返れば、わたくしいつのまにか50代に突入しておりました。

40代に入った頃はどこか達観したように感じていたけれど、全然そんなことはなくて、30代までと同じように右往左往しているうちに、40代も終了したのでした。

青春時代同様、おばさん時代もあっちゅう間ですよ。

物も仕事も家族も持たないまま50を過ぎた女の末路。

ここで改めて私の現状をお伝えしますと、都内一人暮らし、未婚子なし、故郷に80過ぎの両親あり。フリーランスで定職なし、いざとなったら戻れる実家や、相続できる資産の類なし、親戚付き合いなし。ついでに物を持たない主義であるからして、金目の財産何もなし。

グッと寒さが増した師走に聞くとなお一層、背筋が凍る低スペックですね。そして、年を取った以外は40代の頃と何も変わっちゃいませんね。

さてそんな40代を振り返ってみれば、なんと恐ろしい時代だったのだろうかとガタガタ震えてしまいます。

一般的には仕事も家庭も落ち着く時期に入る人が多いであろう40代の10年間。なのに私ときたらそれまで積み上げてきた仕事や人脈をすべて手放したり、家財道具のほとんどを処分したり、いきなり海外逃亡したり、リアル家なき子になったり、わざわざ未知の領域の仕事にチャレンジしたりしているのです。我ながら、滅茶苦茶ですわ。

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なかでも、それなりに積み上げてこれていた仕事をドカンと中断したのは狂気の決断といえるでしょう。ここで辞めたらもう同じ仕事は取れないし、できない。40代にして、また一から出直さなくてはいけなくなるとわかっていても、当時の私にはそれが必要だったのです。

人生で最も多くのものを失った、激動の10年間、それが私の40代。その分、充実していた40代。

後悔なんて何もない!とは言い切れないけれど、若い頃に戻ってやり直したいとも思わないし、まあ、悪くなかったんじゃないの?という心境です。

今すぐ一から人生全部やり直したい。

40代で無茶をやったおかげなのかなんなのか、50代に突入した今は、さらに毎日が面白く、愉快です。目の前の現実は40代の頃と大きく変わってないから、変わったとしたら自分の内面のほうでしょうか。

あるいは、50年経ってようやく生き方のコツがつかめてきた、のかな。

何十年もかけてプレイし続けてようやく、ああなるほどね、こうやって遊ぶゲームなんだな。と、面白さがわかったところで、もうおしまい。それが人生なのかもしれません。いや、まだもうちょい遊ぶ予定ですけどね。

さて、50代はもうそんなに無茶はしないでしょうが(多分)、これからやりたいことは、死ぬまでできる生業をつくること。残り時間があとどれくらいあるのかはわからないけれど、今後も「遊んで暮らす」をモットーに過ごしたい気持ちには、一点の曇りもありません。

遊んで暮らせるなら、中身はどうでもいい。

当ブログ読者のほとんどを占めているであろうおばさん、おじさんの皆々方も、ともにピーヒャラ笛吹いて、中年時代を踊り通してまいりましょう。

大人一人暮らしのヒント




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Comment

  1. れいちゃんこ より:

    お誕生日おめでとうございます!
    私も生業を見つけられるよう、頑張ります!

    • crispy-life より:

      れいちゃんこさん

      ありがとうございます!といっても、かなり前に50過ぎちゃってたんですけど、お祝いコメントうれしいです!
      生業作りたいですね、お互い目をかっ開いて探してまいりましょう。

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