残業手当が出ないなら残業したくない若者は「社会をなめている」?

公開日: : 最終更新日:2018/08/24 ミニマルライフ, 生き方と考え方

nightbuilding

「まだロクに仕事も覚えてないのに…社会なめすぎ」
今でもこういう意見あるんですね。

>>参考
「手当がもらえるなら・・・」 残業代を求める若者は「社会をなめている」のか?
(弁護士ドットコム)

「残業についてどう思うか」という質問に対して「手当がもらえるからやってもよい」と答えた若者が69.4%と過去最高だった。一方、「手当にかかわらず仕事だからやる」は下降線をたどっており、今回23.7%にとどまった。調査報告書は、「残業はいとわないが、それに見合った処遇を求めている傾向がうかがえる」とまとめている。

少し前に某大手エステチェーンが問題になったりもしていましたが。
もうね、これは経営者側と従業員側では使っている言語が違うと考えたほうがいいですよ。



見ている風景が違う、言葉も通じない

というのも、私が昔いた会社も

◆経営陣
「時間内に仕事を終わらせられない奴に残業代なんて出せない。ビジネスで成功したいのならば労働の対価を時間給で得ようとするのではなくて仕事の質で勝負するべき。自分達だってそうしてきた」

◆従業員
「残業代出さないってただのブラック企業でしょ。そもそも自分は経営者として成功したいわけじゃないんだからそっちの考え方押し付けられても。企業は従業員の生活を守る義務があるはず」

◆経営陣
「嫌なら辞めろ。そもそも福利厚生が安定した一流企業に勤める能力がないからここで働いてるくせに」

◆従業員
「ぐぬぬ。。。」

みたいなことがしょっちゅうありました。
いささか乱暴に書いてますが、大体こんな感じでしたね。

このSNS時代、少しでも労働環境に問題があるとすぐに表沙汰になってしまう(最近でも外食チェーンの深夜シフトが話題になってましたよね)ので大手企業なら下手なことはできないでしょうが、中小企業はこれと似た感じのところ未だに多いんじゃないでしょうか。特に同族会社やサラリーマン経験のないリーダーが実権を握っている企業の場合は。

あと、

「俺が新人だったころは今よりもっと大変だった」

みたいな昔話を武勇伝的に語っちゃう先輩っていうのもなかなかやっかいな存在ですね。多分それ、我々世代ですよね。

「労働基準法では、週40時間・1日8時間の『法定労働時間』が定められています(32条)。使用者がこれを超えて業務をさせた場合、時間外割増賃金(残業代)が発生します。これは新人社員であろうが、熟練社員であろうが、同じです」

法で定められている以上、残業代は支払われるべきだと思います。
が、残業以前に「早く帰ろうとしない」人間がいることもまた事実なんですよね…。

「毎日仕事が山積みで退社が遅くなるのがストレス」

といいつつ、日中Youtubeのおもしろ動画で腹抱えて笑ってる人を見ると、一体何が望みなんだと問いただしたくなります。(←これは海外での話。こういう人は世界中で存在します)

 

残業代云々より、早く帰ろう。

watch

長時間労働の落とし穴って、仕事の内容は空っぽでも机に向かっているだけで自分がすごく頑張ってる、苦労してるように錯覚してしまうところ。

コンビニや飲食店の店員であればそもそもそこに誰かがいなければ店が成り立たないので、労働時間全てが「空っぽ」になることはないでしょうが、デスクワークだと全く意味のない報告資料作りに数時間費やすとか、ありがちですよね。

どうしても残業が発生するならその対価は残業代という形で支払われるべき。
なんとなく社風やまわりに流されてうやむやにサービス残業をしている場合はきちんと請求する必要があります。一度、自分の労働環境を客観的にチェックしてみたほうがいいかもしれません。

労働基準法で定められている労働時間はつまり「1日8時間以内」「1週間40時間以内」であり、この労働時間を超えた分は残業ということになるのですが、この定めを超えて労働しているにも関わらず残業代を受け取っていないことを、「サービス残業」ということになります。

1人が1日に1つの仕事を12時間も15時間もやらなきゃいけない(率先してやってる副業なんかは別として)状況が日常化しているなら、そもそものやり方に問題があるのでは。
組織が大きくなればなるほど、あっちを立てたりこっちを宥めたり、無駄な業務が増えていくし。そんなことするために生まれてきたわけじゃないのにね。

Life is very short, and there’s no time for fussing and fighting, my friend.

その無意味な業務の他に、この人生でやるべきことはたくさんあります。早いとこ業務を改善して、早く帰って、早く寝ましょう。

と、昔の自分に言ってみる。

>>参考
「もう十分豊かな時代なのだから、必死に働かなくてもいいのでは」

あと「嫌なら辞める」決断も大切。
労働環境に不満を持ちつつ仕事を失うことを恐れて辞められない人は多いと思いますが、捨てることで得られるものもある。その仕事が好きならばいいけれど、そうでないのなら精神や体に支障をきたしてまで続ける必要はないはず。

生きていく方法ってひとつじゃないですよ。





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