40年以上前の記憶が、未だ鮮明に残る。
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家飯
本日の休肝日献立は、ナポリタン!おそらく、ここでは初登場じゃないでしょうか?
パスタは好きでよく食べますが、どうしても酒が飲める系の味付けにしてしまいがちなのでね。
秋刀魚と小ねぎのスパゲティで白ワイン。
多くの大人にとってそうであるように、ナポリタンは私にとって、幼少の思い出の味。
本日はその思い出の店リスペクトナポリタンを作ってみました。
休肝日のご飯 ナポリタン
- きのこのスープ
- カラフルサラダ
- ナポリタン
きのこのスープ
鍋にえのきとしめじを入れ、水を加えて火にかけます。きのこに火が通ったら鶏がらスープと胡椒で味付けしてうつわに盛り、オリーブオイルをたらします。
カラフルサラダ
千切りにしたキャベツ、にんじん、紅芯大根、大葉を合わせ、塩レモンとオリーブオイルで和えます。
ナポリタン
フライパンに油とにんにくのみじん切り、角切りベーコンを入れ、弱火にかけます。にんにくの香りがたったらくし形に切った玉ねぎと輪切りにしたピーマンを入れ炒め、塩、胡椒、ケチャップ、ウスターソースを加えます。ゆでたスパゲティと少量のゆで汁を入れて炒め合わせ、追いケチャップと追いオイルで味を整えます。うつわに盛り付けてゆでたまごを乗せ、粉チーズをたっぷりかけたら完成。
あえてレシピを書くまでもないごくごく普通の作り方、だと思います。というのも、ナポリタンってこれまでの人生でほんの数回しか作ったことがないのですよ。私の中でのナポリタンは完全に「外で食べる」料理。とはいえシンプルなケチャップ味ゆえに、あの懐かしの味に近い仕上がりになりました。
40年以上前の記憶が、未だ鮮明に残る。
塩、胡椒、ケチャップ、ウスターソース。特に変わったこともない味付けなのに、どこが「懐かしの店リスペクト」なのかというと、卵です。
私が幼少の頃大好きだったナポリタンには、ゆで卵が入っていたのですよ。
プレーンなナポリタンには卵は入っていないことが多く、今時ロメスパなら目玉焼きがオンされるイメージがありますが、私が思う基本のナポリタンの卵はゆで卵、なんですね。
そのほかの具材はピーマンと玉ねぎ。肉類はベーコンだったかハムだったか、あるいはソーセージだったか。
幼児期を過ごした地元の最寄駅併設の商業施設に、ホテル直営の喫茶店が入っていて、その店でナポリタンを食べるのが大好きでした。デザートは、銀食器に入ったいちごのアイスクリーム。やわらかいアイスクリームにはさくらんぼとレモン風味のウエハースが添えてあって…って、もう40年以上前の記憶なのに、入り口のショーケースも、テーブルやシュガーポットの色合いも、もちろん、ナポリタンとアイスクリームの味わいだって、ありありと思い出せるのが不思議です。
またあのナポリタンを食べてみたいなと思うのだけど、件の喫茶店はもうとっくの昔に閉店してしまいました。経営母体のホテルはまだ営業しているけれど、同じナポリタンは食べられないんだろうなあ。
いつまでも、あると思うな好きな店。このご時世ではなおのこと。状況が許す限り、好きな店にはひとりせっせと通い続けるべしと考えるのであります。
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