5年ぶりの物件探し。
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最終更新日:2021/10/31
ミニマルライフ
先日、約5年ぶりにマンションの内見に行きました。
特に急ぎで引越しを検討しているわけではありません。帰宅途中に近所の不動産屋のウィンドウに掲出されていた賃貸物件がたまたま目に留まり、帰宅後検索して問い合わせたのです。
つまり、該当物件はご近所。今の居住エリア内。
ちょっとこの物件見てみたいな、程度の気軽さで出向いたのですが、これが思ったよりよかったのですよ。
5年ぶりの物件探し。
今の住まいから徒歩2分ほどの位置にあるマンションは、1〜3階が飲食店と事務所になっており、4階以上が居住フロア。最上階にはオーナーご家族がお住まいとのことでした。
築年数はかなり重ねているものの、数年前にフルリノベーションされていて、水周りも室内もキレイ。和室を無理やり洋室に変更した物件ならではのヘンテコな作りもやけにそそります。
正直、さほど丁寧な仕事はされておらず、いまどきおしゃれリノベーション感は皆無。それでも間取りや広さ、採光面の多さなどの魅力は大きかったのです。
ほとんど冷やかしに近い(ごめんなさい)内見だったのに、こりゃひょっとしたらひょっとするな…。
営業担当さんの出過ぎず急かさずのアテンドも好印象で、ちょっと真剣に考えてしまったのでした。
引越しする理由がない
帰宅して改めて考えてみると、今引越しする理由は特にありません。
これまで何かと転居の多い人生を送ってきました。しかしそのどれもが転勤や移住、居住エリアえの不満など、確固たる理由があっての引越し。なんとなく住み替えたいナとか、もうちょっと広い部屋に移りたいヨといったポップな理由での転居はありませんでした。
持たない暮らし、引越し作業は20分。
しかも今回見た部屋は、すっかり住みなれた街の住みなれたエリアで、私の大好物である引越しした後の「お楽しみ」時間もまるで期待できないのです。
同じものばかり、こんなにたくさんいらないのに。
となるとこれは贅沢引越しだろうか。ただでさえ不安定な仕事が例のアレのおかげでさらにグラグラになっている今、固定費を上げるなど馬鹿げた決断ではなかろうか。
電卓を叩きながら部屋のレイアウトをうっすらと妄想し始めて、私は今の街を割と気に入ってるんだな、と改めて思ったのでした。
いつかは離れる場所だとしても
できればいろんな街に住んでみたい。どうせ引っ越すなら見知らぬ街を選んで、見知った街にしていくプロセスを楽しみたい。ずっとそう考えていたのに、まさか目と鼻の先の物件に越そうか真剣に考えるとは。
友人知人からのウケは悪く、住みたい街ランキングの類とも無縁の場所だけど、そうかそうか、まあまあ性に合ってはいるのだね。ずっとさまよい続けていたのだから、それはそれで、よかったね。きっといつかは離れる日がくる場所だとしても。
地元で生きる力強さと終の住処を考える。
今回はどう考えても贅沢引越しでしかないので、動く決断はできそうにありません。でも、久々の内見にワクワクしてしまったのは事実、これからしばらくは情報収拾してしまいそうな自分が怖い。決めるときは、理屈抜きで決めちゃうところがあるからなあ。落ち着け私。
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