推しの結婚、誰も傷つけない会話。

公開日: : 最終更新日:2021/08/01 生き方と考え方

東京大仏

早朝寝床でニュースをザッピングして即、プルシェンコ嬢に連絡を取りました。

「ねえねえ、今どんな気持ち?」

懐かしのアスキーアート的煽りを入れるも、当の本人は至って冷静で、なかなかよいのではないか、などと答える。

へえ、そんなもんか。考えてみれば、50がらみのおばさんが推しの結婚にあたふたするのもおかしな話。これがまともな反応なのかもしれません。

生きる目的、今夜はフラッシュモブ

朝の6時台に大の大人が何をやっとるんだという話ですけども、私は今日も元気です。

推しの結婚、誰も傷つけない会話。

青春時代から20年、30年との長きにわたり追いかけ続けている対象でなければ、おばさんの推しはほぼ若人となるでしょう。この場合のご婚礼関係はやはり、親目線になるものかしら。子供のいない私もいずれ「娘を嫁に出す気持ち」を擬似体験する日が来るのかしら。

などというやり取りはしょうもなくも微笑ましいものだけれど、これが推しではなくて実の家族や本人の話となるとそうもいかないようで。

というのも、久しぶりに参加した同窓会にて、テーマのチョイスにたいそう苦労した、という友人の話を聞き、同窓会に呼ばれたことのない私は衝撃を受けたのです。

育った環境や成績の違いはあれど、当時の経験値はほぼ横並びだった同級生たち。すっかりおじさんおばさんとなった今では、当然みなバラバラの人生を送っている。

目が飛び出るような高年収を叩き出す起業家もいれば、ずっと派遣社員でギリギリの生活をしている人もいる。50前ですでに孫がいる人もいれば、未婚の人もいて、そりゃバラエティに富んだ内容になるわけですよ。

誰が気にするのかしないのかもわからないからこそ、仕事や収入、結婚や子供の話題を繰り出すのはなかなか難しく、政治的な話は別の意味でセンシティブ。結局誰も心をざわつかせることなく盛り上がれるのは「健康ネタ」なのだと悟ったのだとか。

つまり、腰が痛いだの目がかすむだの、年齢なりの体の衰えについて共有している時間が、もっとも場がおだやかだったそうな。

なるほど、そうかもなあ。というか「この話で傷つく人がいるかも」なんて気を回せるのが、みんな大人になった証拠なのかも。こんな理由もあって年寄りが集ったら、あっちが痛いこっちが痛いと言うのかもしれないな。

おばさん権を行使せよ

推しの結婚といえばもうひとつ、「知らないおばさんの息子」も思い出してしまいました。蓋し名言。

大人一人暮らしのヒント




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