あの方とのお付き合いすら、都合よく・夏。
奥さん、8月です。
8月。なんかもう、切ないです。夏は大好きな季節なので願わくば夏・フォーエバーなのだけど、いざいざサマーといった趣の7月が終わり、8月に入った途端、早くも秋の気配を感じずにはいられない。いや、まだまだ暑過ぎるので秋の気配など微塵もないのだからこれはおそらく偶数による印象操作。
奇数(7)に比べて偶数(8)って、こう、ちょっと割り切れるからって偉そうというか、妙に落ち着き払った感じしませんか。せっかく夏なんだからもっとパアッとやろうぜ、スカしてんじゃないよ、と声を荒げたくなりませんか。私はなります、というかもうなってます。
特別に暑い今年の8月、水飲んでますか塩舐めてますかエアコン上手に使ってますか。酒は水分とはみなしませんからね、と自分にも言い聞かせながら、月初の定例ポストです。
2018年7月度の閲覧数TOP3
1. 2018年後半の運勢はいかに?今年下半期の運勢を無料で占う【随時更新】
以上が7月度の閲覧数TOP3でした。
実は私、秋に予定していた旅がペンディングとなってしまいまして、夏休みにスペイン旅行をするであろうみなさまがたが羨ましくて仕方ありません。中止ではなく延期の気配が濃厚なので、嫉妬ばかりしていないでちょこまかと日本散歩に勤しもうとは考えておりますけども。
タイミングが合えばちょろっと近場の国にも行きたいな。これはもうスカイスキャナーあたりに入り浸るしか。
いいことだけ信じて、悪いことは見もしない
先月は2018年後半戦突入のタイミングだったので、占いまとめ記事がよく読まれておりました。
こんな記事を毎年書いているとよっぽどの占いフリークなのかと思わそうですがそんなことはなく、占いの館とかパワースポット的なもの、あるいは今日の占いとかラッキーカラーとか血液型占い周辺にも全く興味がありません。
厳かに新年を迎える準備、年末年始の験担ぎ読み物としての占いを見るのが好きなだけ。いいことが書いてそうな部分を拾い読みして、ああ今年はいいことが起きそうだなあ、楽しみだなあ、アハハハハと自分自身を適当に騙くらかしたいのです。よって、悪いことが書いてありそうだと察知したらそれ以上は読み進むことすらしないという適当さであります。
いいことだけ信じて、悪いことは見もしない。
実生活で嫌なことは後回しとか都合の悪いことは見ないフリ、みたいなことばっかりやってるとそれ相応のしわ寄せがくるのでよくはない。
片付けは後回し、先送り。未完了タスクの蓄積が明日の自分を苦しめる。
でも、所詮占い。エンタメですから、いいんです。だって、イヤじゃないですか。本当かどうかもわからない(というか、ほぼ誰かの手による創作)ことをなんとなく信じ込んで、そのまま現実に反映させてしまうなんて。
そのキャラ設定は真実か
というのも大昔、私がまだお肌プリプリツヤツヤだった100年前の話。とある占いだかなんだかで目にした
「見た目が面白いのでそれにつられて大勢の人が寄ってくるが、内面のしょうもなさがすぐバレて嫌われる運命」
という内容を、なんとなく真実のように扱っていた経験があります。
おい待てなんだよ見た目が面白いって。失礼じゃないか。でも、なるほど言い得て妙。人当たりはいいと言われるし、人との出会いも多いのになぜか対人関係が上手くいかないのは、パッと見の印象ほどは中身が面白くないからなのかもしれない。だって私、話は下手だし歌も踊りも十人並み以下、さっと披露できる宴会芸のひとつも持ってないんだもの。このつまらなさ、一体どうすれば、何をすれば。やっぱり手品?ジャグリングとか?
これに奮起して一芸磨ければ占いを信じた甲斐もあったというものですが、磨かず。だって私、嫌われる星の生まれだから、磨いても見せるチャンスすらないかもしれないし、芸もきっと面白くならないし。なんて、どこかの誰かが適当に書いたであろう占いをわざわざ自分のキャラクターに設定して、あたかも真実であるかのように扱っていた。しかも結構な長期間。
よくよく考えてみれば、人付き合いがうまくいかないのはもじもじと恥ずかしがり屋さんのくせに態度が横柄であるとか、ひどく連絡無精だとか、酒癖が滅法悪いなど、単純明快な原因があったにも関わらず、全ては星。星のせい。星のせいだから自分にはどうしようもないのだ。って、いやー馬鹿ってのは末恐ろしいですね。
占いに限らず、自分は運のない人間だとか、未来には夢も希望もありゃしないとか、女は損だとか、渡る世間は鬼ばかりとか、8月は暑いから酒が飲めるとか、自分が選んだ色眼鏡のせいで見えているだけの景色を真実であると信じ込んでしまっていることは、きっと多い。
あの方とのお付き合いすら、都合よく
信じるといえば、ちょっと面白い統計を見かけまして。
日本人の宗教観は奇妙か、それとも他国が奇妙なのか(ダイヤモンド・オンライン)
日本人は、神の存在は分からない(証明できない)から信じないという合理的な考えをもっているというよりは、むしろ、気分によって信じるときも信じないときもある以上、存在するとは言い切れない、としているだけなのである。
「神の存在を信じる時もあるし、信じない時もある」
がダントツ多数派の日本、独特すぎィ!
かくいう私もわけあって天にまします我らの父よから汝のものなればなりまでソラで言えてしまうものの、生粋の無宗教。でも、要所要所で神頼みはしている、ある意味日本人らしい日本人です。
宗教は面白おかしく取り扱うべきものではないですが、神との付き合い方すらも自分の都合いいように解釈する大胆さ、信じたり信じなかったりする適当さ、曖昧さはあってもいいんじゃない。そんな国や人の存在が殺伐とした世界の中で脱力を伴う緩衝材になれたらいいじゃない。あ、ダメ?ごめんなさい。
たまには凝り固まった脳内設定をリセットして、いいことは信じたり、悪いことは信じなかったりしながら上手く漂っていけたなら、この酷暑も案外いい夏になるかもね。なんてかなり強引にまとめたところで、今月もカリッとした毎日。を宜しくお願いします!
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