親の視点から考える 「気持よくできる 実家の片付け」

公開日: : ミニマルライフ, 捨てる, 読書

countrysidegreen

先日書店をうろついていて、たまたま高齢者向け雑誌のコーナーに目が止まりました。

やはりこの年代の関心は「健康」にあるようで、まるごと一冊健康の情報、という雑誌も多くあります。

「耳の下をさすると病気が治る!」
「宿便ドカン!じゃがいもの生汁」

などなど、表紙には魅力的(?)な見出しが踊っています。
これって女性誌の

「メイク前の5分で差がつく!小顔マッサージ」
「秋のゆるふわ愛されヘア」

なんていう煽り見出しと基本的には一緒だなあ、なんて思いつつ眺めていると、このジャンルの雑誌には「片付け」に関する情報も多く掲載されていることに気が付きました。

「気もちよくできる 実家の片づけ」というタイトルで実家の断捨離に関する特集を組んでいたのは雑誌「明日の友」11月号。

明日の友 2014年 11月号 [雑誌]
婦人之友社 (2014-10-04)

◆いま、親子ではじめたい5つの理由

・実例1 おたがいを理解する会話と時間が、片づけをスムーズに
・実例2 4年間、親の生き方と向き合い 残したものは

ここからはじめれば、重荷にならない
「親子の語らい」片づけ 辰巳 渚さんと話し合い
・「会話力」をつける
・「片づけ」のコツ
・ ものとの「縁」を結びなおす
・導入編 暮らしやすく見直すことから
・わが家流で気持ちよく 残す・片づける 読者のアンケートより
・片づけは「75歳を目安に」 藤原佳典

目次から考察するに、対象年齢は60~70代といったところでしょうか。ちょうど我々40代の親世代に当たります。

これまでも実家の断捨離について「子供側から見た」悩みや難しさといったものについて考えたり、書籍を読んだりしましたが、反対に「親側から見た」切り口のものってあまり見る機会がなかったような気がします。

参考 片付けて解消、暮らしのストレス

この特集の中で

「もう使っていないけれど死ぬまで大切に持っておきたいモノについて、子供にどう説明すればわかってもらえるか知りたい」

といった質問がなされているページがありました。

子供が

「どう説得すれば手放してくれるのだろう」

と頭を悩ませる一方で

「手放したくないとどうすればうまく伝えられるだろう」

と考える親。

そうですよね。いくら家族とは言え、モノに対してはそれぞれが異なる想いを持っていて当然。どちらが正しい、間違っている、などということではないのです。

モノのない暮らしの快適さを知ってしまったら、親にもすっきりした快適な暮らしをして欲しいと願ってしまうもの。けれど、もうこの先何年生きていられるかわからないのだから、たとえガラクタと言われようとも自分の好きなものに囲まれて最期まで暮らしたい、と考えるのもまた正しい考えでしょう。

親子で話し合い、意見をきちんと交換し合い、お互いに尊重し合いながら進めていく「実家の片付け」作業。
もしかすると、わざわざ温泉旅行に出かけるよりも有意義な親との思い出作りになり得るかもしれないと感じました。

ちなみに私の両親もタダでもらえるものならなんでも貰う、というガラクタ収集タイプ。が、妙にきれい好きで整理整頓が苦手ではないので幸い目を覆うような惨状にはなっていません。ガラクタなりにキチンと整理はしている模様です。
以前は使いもしないノベルティグッズやもらい物の衣服ばかりが目立つ両親の部屋に呆れたこともありますが、今は本人が幸せならば好きにすれば、という感覚です。
ちょっと冷たいようですが、私の場合はそこは「実家」ではなく「両親の家」なので、親といえども独立した別の世帯。親が困っているのなら片付けるのをいくらでも手伝う用意はありますが、特に不自由していないのなら私がとやかく口を出す問題でもないでしょう。

と、やや話が逸れましたが、実家断捨離問題について悩んでいる方はこの問題を親世代の目線から切り取って書かれている雑誌や書籍を読んでみると何かしらのヒントが見つかるかもしれません。

持たない暮らし実践ブログ




関連記事

今日捨てたもの 8/24 使ったことのないハンドタオル。

今月は1ヶ月間毎日何かを手放す運動を実施中。 1ヶ月は長いかな~と思っていたのですが、

記事を読む

金属音が響き渡る靴、ヒールのかかとは早めに直したほうがいい。

モノは少ないけれど物持ちはいい私。 気に入ったものは長く使いたいので、不具合が生じた場合ではでき

記事を読む

2023年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返る恒例行事、今年もいってみましょう。 2015-2022年の「

記事を読む

肉体疲労児の栄養補給とクローゼットの停滞。

めずらしく、体がだるい。 都民の60人に1人がアレみたいなニュースもあったし、周りも

記事を読む

お金の「見えない不安」を取り除くには。

感情の見える化にはまんまと失敗しましたが、家計の見える化は、なぜか継続しています。 人生初の「

記事を読む

荷物の少ない旅。旅行中の洗濯はどうする?

セブに来て1週間。既に滞在場所は3箇所目になりました。 暫く住んでいたことのあるエリア

記事を読む

NY ホテルエジソン ツインルーム

荷物を持たない都会のホテル暮らし。

引っ越したという知人の話をよくよく聞いてみると、現在はホテルを拠点として生活していると言う。

記事を読む

今日捨てたもの 8/26 一度も履かなかったchloeのサンダル。

今月行ってきた 「毎日一捨キャンペーン(?)」 も残り1週間を切りました。

記事を読む

ミニマリストのクローゼット

収納グッズの恐ろしさ 優柔不断なお片づけその後。

再びきっちり測って、実物を店頭で確認し吟味して、ようや新たな収納具を購入。 関連 優柔

記事を読む

40代のスキンケア、冬。旅に持参したアイテムはたった2つ。

昨年の夏にスキンケアに関する記事を書きました。 参考 40代のスキンケア。基礎化粧品を

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

50代一人暮らしの1ヶ月の支出。老後に備え、いかにして小さく暮らすか。

現役世代のゴールがちらりちらりと見えてきた50代。友人知人と

腰痛改善に向けて始めたこと2つ。

今年こそは腰痛改善に取り組むぞ!と宣言して早1ヶ月が経過。や

ご近所感覚の酒場を求めて。韓国ソウル一人旅で食べたもの・その2

韓国・ソウル食記録の続きです。1人で飲むなら、定食で。韓国・

やりたいことリスト’24「ちゃかし倒してゲームする」

毎年恒例の儀式・その2「やりたいことリスト」のお時間がやって

2023年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返る恒例行事、今年もいってみましょう。

→もっと見る

PAGE TOP ↑