乾いた人生、シンプル・やめるが正解ではない。
思い返せばいつも乾燥している人生でした。
冬場は乾燥の季節とは申しますが、乾燥と一口に言っても私の症状は軽い乾燥ではなく痒みと粉を伴うそれ。痒みは手湿疹や顔の湿疹に比べれば全然軽いものではあるのだけれど、問題は
「粉」
です。
なぜ私の部屋はこんなに粉っぽくなるのかしら?と不思議に思ったのは10年ほど前の冬のことでした。
すねがかさかさで粉をふく

By: ralmonline alm
などと妙に勿体ぶった書き出しをしましたけども、とにかく乾燥肌の方にとっては辛い季節となりました。
もともと肌の弱い私は今年結構なトラブルに見舞われたのですが、おかげさまで現在は小康状態を保っております。手はまだまだ油断できないものの、顔は全く問題なし。
真冬はさすがにこれじゃ無理かなと案じていたけれど、今の様子を見ていると行けそうな気もしています。
さて、話は戻って粉の話。
汚い話で大変恐縮ですが、冬になると本当に体がかっさかさになって粉を吹く体質です。それにはっきりと気がついたのは10年ほど前のこと。当時の部屋の床がかなり濃い色のフローリングだったこともあって毎日毎日掃除しても現れる謎の粉に首を傾げながら
「天井から何か落ちてきてるのかしら?」
なんて思っていた私(バカ)。が、ある日着用していた黒タイツを帰宅後に脱いだ時にはっきりと悟ったのです。粉の原因は自分にあったのだと。重ね重ね汚い話で恐縮ですが、それはそれは黒タイツのすねの部分が真っ白になるほどの粉々しさでした。
ああ、私は乾いた女。
オイルで冬のボディケア
思えばそれまでボディケア的なものに結構無頓着だったこともいけなかったのでしょう。一般的な女性はいい香りのするボディークリームとかローションとか風呂上がりにきっちりつけて粉ふきを防止しているはずです。いや、そもそも粉吹かないのかもしれませんが。
粉の製造元が自分の肌だと認識してからは私もそれなりにお手入れをするようになりました。しかしいかんせん長年にわたり雑に扱われてきた足、とりわけすっかり鱗状になったすねは油分を足せども足せどももう元の状態に戻ることはありませんでした。
ああごめんね、悪いことしちゃったな。
がさがさのすねを眺めながらそっと涙を流したことも今となっては懐かしい思い出です。嘘です、泣いてはいません。
それからしばらく経った頃リペアクトクリームなるかさかさウロコ肌対策商品が登場してこれは私の粉ふきすねの救世主か?と一人色めきたったのですが結局使うことなく乾燥のない国での暮らしに突入したのでした。今ふと思い出してリペアクトについて調べてみたらこの商品2014年9月に自主回収になってたのですね。しかも原因がなんとヘパリン類似物質の含有量が、安定性試験において承認された範囲を超える可能性がある、というもの。
参考 「ムヒ」の池田模範堂が肌ケアクリーム141万個を自主回収(エキサイトニュース)
なんと!もしもあの時使っていたら私とヘパリン類似物質の出会いはもっと早まっていたのか、と妙な縁を感じました。これ、乾燥肌の人々からの評判自体はなかなかよかったようですが、販売中止になっちゃったので結果としては使わなくてよかった、かな。
シンプル、やめる、だけが正解ではない
さて粉ふきの衝撃から早10年、最近では体の保湿は専らオイルを使用しています。今年も現地調達してきたしね。
関連 セブ島の食と物価、フィリピンレストラン事情 2016。
今年一番の冷え込みとなった今日、履いていた黒のパンツを脱ぎ捨てても粉は出ず、改めてじっくり自分の足を眺めてみると美しいとはいかないまでも鱗肌ではなくなっていた。もう二度と戻ることはないと絶望したがさがさのすねは、いつのまにやら復活していたのでした。
一体いつの時点でマシになったのかはハッキリわからないけれど、体ってなかなか捨てたもんじゃないね、簡単なお手入れをするだけでもきちんと再生するんだね、と我がボディながらなんだか感心した次第であります。そう考えると私の体質には肌断食系ケアは合わないのかもしれないな。
別に自慢できるほど丁寧なお手入れをしているわけじゃないけれど、がさがさよりはしっとりしているほうが幾分気分はいい。粉がないほうが部屋の掃除もラクだし。
肌の手入れも持ち物の数も人生も、とにかくシンプルにすることだけを目的にしてなんでもかんでも止めればいいってもんじゃないわな、なんて当然のことを部屋ですねをじっと見つめながら思ったのでした。
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