ほうれい線のその後と変わりゆくことへのもどかしさ。
「夜電車に乗ってると、窓に映った自分の顔にビビるよね」
先日同年代の友人とそんな話題になりました。
「30過ぎたらクるよ、なんて聞いてたけど、その頃は大して気にもとめなかったんだけどねえ」
などと、若かりし日を懐かしんでみたり。
40過ぎのお年頃の女性ならば少なからず感じたことがあるであろう電車の恐怖。仕事に疲れて帰宅途中の車内ならその驚きも倍増です。
その後のほうれい線問題
年末にほうれい線改善に取り組んでいました。
関連 本気のほうれい線改善計画
その後ほうれい線がどうなったかというと、一番酷かった時点よりはかなり改善。
地味なほうれい線改善計画が功を奏した部分も大きいですが、年末年始は人と一緒にいる機会が多く、会話が増え表情筋が鍛えられたこと、そしてどうにかこうにか増量に成功したことも要因かと思われます。
なんにせよ、いい傾向。そして油断は禁物だ。
さて、その後もほうれい線、眉間の皺、おでこの横ジワなどについて一通り語り合った後、なんとなく流れで昔の人間関係の取り扱い方法について話していて
「もしかしたら、変わったねって言われるのがイヤだなあ、なんて気持ちもあるのかも」
と、これまで特に考えもしなかったことを口にしている自分に驚きました。
昔の自分を知っている人
もともと仲の良い友人とでもべったり親密に付き合うタイプではありませんが、それにしてもここ数年で人間関係がガラリと変わったのは事実。旧い友人知人に連絡を取って積極的に付き合いを再開させようという意識が希薄なことについてふと漏らしたのが前出の一言です。
「人脈を広げる」という行動にさほど興味がないのは単にひとり好きで孤独に強い性質ゆえのことかと思っていましたが、これまでの付き合いを繋ぎ続けていく意識もかなり低め。そこには孤独に強いこととはまた別の理由があるのかもしれないなあ、と、自分の発言ながら他人事のように考える。
確かに痩せたやつれた疲れてる?と人に会う度に指摘された時期はこれじゃいかんと思ったし、だからこそ増量計画に挑んだ訳ですが、顔がたるんだとか白髪が増えたなんてのはこの年になるとまあまあ致し方ないこと。
「変わったねって言われるのがイヤ」
なのは、外見のことではなく考え方とか生き方とか暮らしにおける優先順位とか今後の展望とかそういった内面的なことについてかもしれないなあ。そして、イヤなんじゃなく、この変化をうまく説明できないのがもどかしいという妙に先回りした面倒な思考によるものなんだろう。
などと、一人になってから薄ぼんやりと思ったのでした。
こうして改めて文字にしてみると人間性に相当問題ありな感じもしますが、まあでもアレだ。裏を返せば新しい人間関係を広げたい、新しいステージに進みたいという前向きな意識でもある。人間長く生きていれば考え方に変化が起こるのは当然なんだし、こういう時期だってあるわな。
と、毎度お馴染みの自分に都合のよい考え方に落とし込んだのでした。こういうこと考えてるだけで日々退屈しないから困るのですよ。
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