下手になる、もしくはしなくなる予感。
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最終更新日:2021/08/26
旅人への道

2019年の秋頃だったか、友人が
「来年はどこか南の島でも行かない?」
などと言い出しました。
もう少し昔は、近場のリゾートへ出かけて浜辺でグダグダビールでも飲んで過ごそうよ、と誘ったら
「おばさん同士でリゾートなんか行きたくない」
とバッサリ断ってきたのに、どういう風の吹き回しか。まあ気分だって行きたい場所だって、コロコロ変わって当然。いいね行きましょ、気軽に行けるアジアンリゾート探しましょ、と計画しておりました。
その後の顛末はご存知の通りで、結局行けなかったし、もしかしたらもう行かないかもしれないな、と思っています。
下手になる、もしくはしなくなる予感。
時が来れば、友人と連れ立ってリゾートは行くかもしれない。けれど以前のようにフットワーク軽く、また一人で旅に出られるだろうか。
しばらく旅に出ていないと、もともと下手だった旅がさらに下手になっていそうだし、国外へ出ることへの妙な緊張感もある。
そもそも私は40過ぎるまで一人で海外旅行なんてしたことがなく、仕事の都合で仕方なく一人で行動せねばらなないというシチュエーションを心底恐れてもいたビビり体質。
ちゃちゃっと国外に出られない今の状況が2年、3年と続くだけで、一人旅デビューが遅く、旅人歴も浅い私はあっけなく、元の自分に戻りそうな気がするのです。
どうだろう、気のせいかな。エイヤ!で出てしまえば、すぐにカンを取り戻して、また一人旅を楽しめる自分が返ってくるかな。
でも、もし戻ってこなくても、元に戻れなかったとしても、それはそれなんだろうな。
「今の状況で自由に遊べない若い人は本当に気の毒」
先日打ち合わせの中でそんな話題になったときも、同じことを考えていました。
できても、できなくても、どっちでもいい
もちろん、我々中年世代以上に元気いっぱい、遊びたい盛りの若い人のほうが例のアレによる行動制限はキツイだろうし、外に出たい、遊びたい、遊んじゃった、になるのもまあそうだよね、と思う。
でも、想像力豊かな若い世代は制限のある中でも勝手に楽しみを見つけるだろうし、一人を上手に過ごせるようになるかもしれないし、会社の飲み会とか上司や先輩からのお誘いがなくなってむしろよかった、みたいな見方もあるでしょう。
そういや以前、バブルを謳歌した先輩が
「今の若い子はお金がなくて本物に触れる機会がなくてかわいそう」
と言っていたけど、それってその時代の価値観でしかなくて。今の人たちって高級外車を乗り回したりブランド物買い漁ったりすることに、特段興味ないよね、と思ったのと似てる。私が持ってるバブル的行動もステレオタイプが過ぎるがしかし、誰かのいいがみんなのいいとは限らない。
相手を慮る気持ちは大切だけど、勝手に不幸と決めつけて可哀想がるのは大きなお世話、か。
そして自分の未来やら、例のアレの行方やらを、小さな脳みそこねくり回して考えてみたところで、結局はわからない。となればやっぱり今の自分にできることを粛々とこなし、日々朗らかに過ごすしかないのであった。
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