セブ島の孤児院訪問で彼らは何を感じたか。セブ島親子留学体験記。

公開日: : 最終更新日:2019/06/21 旅人への道, 英語

wf9

さて、前回の続きです。

参考 成功体験は、作れる。

大人になってから思い返してみると、自分の得意なことや好きなことを意識するようになったきっかけってすごく些細なことだったと思い出した、と書きました。

友達よりちょっと得意なことがある、ってすごく自信になるよね、と思ったのは親子留学アドバイザー庄司里紗さんの5歳の息子さん、Yくんの様子を見たからだったのです。

「得意」があるとたちまち自信がみなぎる

パシフィックセブリゾート プライベートビーチ

彼は3歳の時にセブに来て、最初は英語で話しかけてくるフィリピン人にドン引き。当然英語を学ぶことに抵抗し大暴れしたらしいですが、今ではすっかり英語をマスターしています。
もちろん、5歳なので5歳なりの英語ではありますが、それでも私たち大人は彼の発音には敵いません。こればっかりはね、どうしようもないですわ。

参考 息子からの謎のメッセージ「エンジョー」を解明せよ!〜 早期英語教育のメリットとデメリット vol.3(目指せ★親子でバイリンガルinセブ島)

で、今回の親子留学プログラムでも同年代の子供の中で一番上手に話せるYくん。先生の英語がわからないお友達に日本語で通訳してあげるなどしてグループクラスを引っ張っていました。

その姿が得意気というか、すごく自信に満ち溢れている。

私の頭脳では5歳の子供が器用に言語を使い分ける感覚がどういうものなのか想像もつかないのですが、英語が話せる、外国人とコミュニケーションが取れることは既に彼の中で立派な得意分野になっているようでした。

Yくんのお父さんは「幼稚園(Yくんはセブでインターナショナルの幼稚園に通っています)でも新しく入ってきた子に通訳してあげてるみたい」とおっしゃってました。

セブに来たときは英語が嫌で嫌で仕方なかった男の子が、今ではすっかり「これが得意なんだ」と自覚している。幼い時から英語に親しみ、既にある程度のレベルにあることはそれ自体がもちろんアドバンテージではあるけれど、これって英語に限ったことではないですよね。どんな小さなことでも「できた」という体験とそれに基く自信が人生に及ぼす影響は大きいと思うのです。

セブ島の孤児院を訪問する

セブ島親子留学

さて、このプログラムにはゴールが設定されていると書きました。

そう、最終日の孤児院訪問でみんなの前で英語で自己紹介をするのです。晴れ舞台に向けてみんな一生懸命練習してきました。

セブ島親子留学 アクティビティ

実は孤児院に到着してすぐは、小さな子たちはかなりナーバスになっていました。

wf3

大勢の孤児が暮らすこの施設。お世辞にも衛生的とはいえないし、設備も十分ではありません。ここには両親がいない子供たちだけではなく、障害があるがゆえに親に捨てられてしまった子供たちも大勢います。敏感な子供たちのこと、自分たちと同じくらいの年齢なのに明らか違う生活をしている子らを目の当たりにしてショックを受けているようでした。

wf6

が、ここで活躍したのが大きなお兄ちゃん。
お年頃ゆえに先生の問いかけにニコリともせずお母さんもはらはらしていたあの子です。

wf10

場をあたためるために最初にみんなで椅子取りゲームをしたのですが、ここでお兄ちゃん大活躍!
普段の様子からするとこういうお遊びはちょっと斜に構えて見てる、みたいなことになるかも…と思いきや、孤児院の子供たちと全力で遊んでいるではありませんか。その男っぷりにみんな大興奮!結局お兄ちゃん、椅子取りゲームで優勝してしまいました。

こういう時に適当にやり過ごさずに本気出せる子ってなんかカッコいい。

普段とのギャップにおばさんたち萌え萌えですよ。あれは将来いい男になるね、とか勝手なこといいまくり。きっと彼なりに今自分がすべきことは何かを考えての行動だったのではないでしょうか。カッコいいぞ、12歳!

彼の奮闘もあって小さな子供たちも徐々に場に馴染んでいき、最初は笑顔を見せなかった子もだんだんリラックスしていくのがわかりました。

wf5

そして肝心の自己紹介。

もちろん、簡単な英語です。

「My name is Taro. I’m 5 years old. I want to be a scientist!」

とか、その程度の簡単な挨拶です。
でも、みんな大きな声ではっきりと、元気よく自己紹介して、それがちゃんとフィリピンの子供たちにも通じていました。

wf4

極々ビギナーの子もいたので、自己紹介文は単なる丸暗記だったかもしれません。
でも、恐ろしいことにあいつらクソいい発音で話すんですよね…人様のご子息に向かってあいつらとか言っちゃいけませんね、クソとかも言っちゃいけません。でも、40過ぎて英語を始めて英会話レッスンで「何いってるかわかんない」と言われて「dramatic」を100回言わされた私はたった1週間で難なく正しい発音を手に入れる子供たちにちょっぴりジェラシー。ていうか、あんなに練習したdramatic、日常会話で殆ど使ってないし。

単なる旅行より、学びのある旅を

wf

私が幼い頃は小さな子供を連れての海外旅行なんて普通の人がカジュアルにできる土壌はまだなかったので3歳児から参加できる現代の親子留学とはどんなものかと興味があったのですが、いやはや、時代は変わりました。
たった1週間とはいえ、海外で、異なる文化の中で現地の人と英語で交流したという経験はきっと小さな(いや、大きな、か)成功体験になるんだろうな、と彼らのちょっと興奮気味の笑顔を見て感じたのです。

そして先日、このプログラムに参加していた5歳の男の子のお母さんから、彼が帰国してからもあの時覚えた自己紹介を色んな人に披露しているというエピソードを聞きました。

か、可愛い!ちゃんと覚えてるんだ!

孤児院で人一倍ナーバスになっていた彼。少々ショックもあったけれど、きっと忘れられない大切な経験になったのでしょう。庄司さんが目指すところの「まずは英語を学ぶことにポジティブな印象を持ってもらう」はどうやらクリアできたようです。

wf2

たった1週間の短期留学で子供がバイリンガルに変身するわけではありません。
でも、きちんと学び、たくさん遊び、自分とは違う環境で生きる子供たちと接するなんて単なる海外旅行では成し得ない体験。子供時代だからこそそこから得るものは大きいだろうと感じたのでした。

この「親子えいごプログラム」はこの夏も開催予定とのこと。

参考 親子留学プログラム詳細(フィリピン・セブ島えいご体験プログラム)

後半の日程は既に申込多数とのことなので、気になる方はお早めに。きっと、忘れられない夏休みが過ごせるはずですよ。

 




関連記事

服を減らして旅から手ぶらで戻るには。

旅の荷物を減らすポイントは洋服類と化粧品類。この2点に全てがかかっていると言ってもいいでしょ

記事を読む

モアルボアル旅行記

モアルボアルへの行き方。モアルボアル滞在記録その1。

セブ島滞在中、3泊4日でモアルボアルに行ってきました。 モアルボアルは旅行者に人気のダ

記事を読む

旅の準備は嫌いだけど片付けは嫌いじゃない。

台湾一周駅弁の旅、レポート途中ではありますが本体は無事帰国いたしました。 旅に出る毎に思う

記事を読む

台湾一周一人旅 林百貨店に国立台湾文学館、台南の街を散策する。

台湾4都市目、台南に到着しました。 関連 台湾一周 鉄道駅弁一人旅。 台南は今回の旅で最も楽

記事を読む

仕事帰りにふらっと富山一人旅。

12月のある夜のこと。いつものように部屋で一人酒を飲んでいてふと思い立つ。 今年のう

記事を読む

これからの働き方と暮らし方。

東京を離れて早2週間が経過しました。 今回のセブ島滞在では珍しく予定をびっしり入れてい

記事を読む

台湾一周 鉄道駅弁一人旅 その4. 台南駅 台鐵素食便當。

台南での街歩きを堪能した後、ここからの経路を考える。 当初のなんとなくの予定では台南の

記事を読む

依存ありきの儚いシンプルライフ。

そういえば、買い換えてから初の遠出でした。 関連 WiMAX2+ギガ放題プランにてMX

記事を読む

社会人の学び直し、年齢はネックになるか。大人の短期留学ライブ記録 2週目を終えて。

現在フィリピン・セブ島にて4週間の短期語学留学を体験中。約1ヶ月という短い体験期間でも、過ご

記事を読む

スーツケース1つで暮らす実験。

今回の旅の持ち物はスーツケースひとつです。 正確に言えば機内持ち込みのバッグとかカメラ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

タイ・ラン島一人旅。パタヤ、バンコク「ラン島以外」で食べたもの。

タイ・ラン島一人旅の食記録。今回はちょい番外編で「ラン島以外

嫌じゃない仕事があれば御の字、という話。

相変わらず、読書はaudibleで耳から、状態が続いています

タイ・ラン島一人旅。ラン島で食べたもの、飲んだもの。

タイ・ラン島一人旅の記録、食編です。タイ・ラン島一人旅の記録

五十肩、手術したくない人間の選択肢。

重度の肩関節周辺炎、通称「五十肩」を発症し、通院治療中にさら

タイ・ラン島一人旅、島の休日の過ごし方。

タイ・ラン島の旅記録の続きです。タイ・ラン島一人旅の記録20

→もっと見る

PAGE TOP ↑