台湾一周 鉄道駅弁一人旅 その4. 台南駅 台鐵素食便當。
台南での街歩きを堪能した後、ここからの経路を考える。
当初のなんとなくの予定では台南の次は一気に台東まで移動しようと考えていたのですが、もう少し南側でうろついていたいなと心変わり。
暑い暑いといいつつも、結局南が好きなのですね。
そんなわけで次の目的地に設定した高雄へ移動。その前に駅弁、駅弁です。
台湾駅弁その4. 台南駅 台鐵素食便當
今回は台南初12:30発の莒光号(急行)で高雄へ向かいます。所要時間は41分、82元(=約280円)。あっという間に到着するので今回も駅で食べてから列車に乗り込む台湾スタイルを採用します。
今回はどの駅弁を選ぶか既に決めておりました。改札外売店のショーケースに並んでいるのを確認し、お、あるな、よしよし、などと余裕をかまして切符買ったりなんだかんだしてたらいきなりダンボールを持ったお姉さんが現れて目当ての弁当をごっそりと持ち去ってしまったではありませんか。
それ、私の、私の弁当!!!
という心の叫びも虚しく空になった棚を見つめる私。いや、売店は改札内にもあったはず、と目をやると
さきほど私の弁当を盗んだ(言いがかり)お姉さんが改札内売店のショーケースに新たに並べ直しておられました。そうか、改札内側で売り切れたからこっちに移動するね〜ってことだったのか。
お姉さんへの疑惑も晴れ無事に台鐵素食便當 80元(=約280円)を入手。素食とは肉や魚を使っていないベジタリアン向けの食事のこと。素食弁当、一度は食べてみたかったんだよね。
最初は南へ向かう列車が到着する側のベンチで食べようと思っていたのだけれどご覧の混雑ぶりで断念。
結局改札側のベンチでいただくことにしました。こっちのほうが席に余裕がある。
いざオープン。
素食弁当だけあって野菜たっぷり。こちら側は塩茹でのブロッコリーと高菜、おなじみキャベツの炒めもの。
反対側にはきのこの煮物に厚揚げ、コーン多めのミックスベジタブル。
そして中央にどかんとのっかっているメインのおかずは焼き魚、ではなくて、多分豆腐で作られたものかな?皮に見立てて海苔が巻いてあるあたり芸が細かい。台湾の素食はこんな風に大豆や野菜を肉や魚っぽく加工したものがよく用いられるのだとか。派手さはないけど、色合いもなかなか。
素食弁当には台湾ビール。体に気を使ってるんだか使ってないんだかよくわからない組み合わせですが、まあいいじゃないですか。
さて素食弁当。
見た目以上にブロッコリーが大量に入っているのですが、これがしっかり目の塩味がついていて食べ応えあり。そしてなんちゃって焼き魚が意外に酒のつまみになりますね。
なんだろう、これ何かに似てるんだよなあと考えながら食べていて思い出した。ちょっとコンビーフに似てる。といってももちろん缶詰のコンビーフみたいにしょっぱくもギトギトもしていないんだけど、食べ応えという点でコンビーフを連想させる味わいです。
しかし弁当にミックスベジタブルってのは確実にテンションが下がるおかずのはず、なのですが、美味しいお米の上に乗っかった甘いコーンはなんだかとうもろこしご飯みたいで悪くない。恐るべき駅弁マジック。よく染みた厚揚げのもっちり感もいいね。
電車を眺めつつのんびり昼ごはん。こりゃ贅沢ですな。
さて食後は再びホームを移動し列車を待つことに。が、莒光号の到着まではもう少し間があるし、ホームのベンチも混んでいる。ちょうど急行待ちの普通列車が待機していたのでちょっと座らせてもらうとします。
冷房もきいてて快適。
なんだけど、この暑い中誰も普通列車の中で待機していないんですよね。なんでだろう、乗っちゃダメだったのかしら。
などと考えていると莒光号到着。
お、シートが赤ですね。
40分の短い時間、うっかり寝ちゃうと寝過ごしそうなので車窓を眺めながら。
台湾5都市目、高雄に到着しました。
あれ、なんか急に都会に来ちゃったな。
そうか、高雄には地下鉄もあるんだ。
のどかな雰囲気の台湾を見てきた私は高雄の都会っぷりに少々狼狽するのでした。
台湾一周の旅、まだまだ続きます。
関連 台湾一周一人旅 駁二芸術特区に旗津フェリー、高雄を遊ぶ。
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