商売繁盛で笹もってこい 自分で選び、動くということ。
関西滞在期間の後半に十日戎に行ってきました。
「商売繁盛笹持ってこい」
全国的な認知度はいかほどかわかりませんが西の地域では馴染み深いこのフレーズ。
そうは言ってもこれまで行った事ないし、今年は新しい仕事も始めたいし、私も商売繁盛を祈願すべく参戦です。
十日戎 西宮神社2017
本戎の1月10日。西宮神社へ向かうべく阪神西宮駅へ。
驚いたのは阪神西宮駅到着時に「西宮、西宮えびすです」とのアナウンスがあったこと。阪神西宮駅はいつから西宮戎駅なる呼び方になったのだ、と調べてみればこれ、十日戎期間中のみのアナウンスのようです。
本戎とはいえ平日の昼間。動けないほどの大混雑ではなさそうで人ごみの苦手は私はホッと安心。夜になるともっと多くなるんでしょうね。
さて、十日戎とは。
関連 由緒・歴史(西宮神社)
古社廣田神社の浜南宮の内に鎮座したえびす大神は、漁業の神として信仰されていましたが、この西宮は西国街道の宿場町としても開け、市が立ち、やがて市の神、そして商売繁盛の神様として、灘五郷の一つ西宮郷の銘酒と共に、隆盛を極めるようになります。 現在では一月九日、十日、十一日の「十日えびす」には百万人に及ぶ参拝者で賑い、阪神間最大の祭として全国に知られています。
「福男」目指して境内を激走する若者の姿も十日戎の風物詩です。と、なんとなく歴代福男名簿なるものをチェックして田中の圧倒的な脚力に驚く。田中をここまで駆り立てたものとは。
西宮神社は駅から徒歩5分。駅前からご覧の通りずら〜っと屋台が並んでいます。
人出は少なめでも神社前はこの通り。
すぐに西宮神社に到着、境内に入るとすぐに人だかりができています。
猿まわし。
いやーお利口さん。毎年この場所でやっているのだそうです。
猿に感心しつつ先へ進みます。十日戎期間中の神社内は混雑緩和のために一方通行になっています。
納札所には古いお札が山盛り。
同行者もそうだったのですが、十日戎って絶対的に毎年来ている人が多いはず。近隣で商売している方々にとっては絶対に外せない行事なのでしょうね。
本殿近くでは御神酒をいただけます。
巫女さんからありがたく注いでいただきました。もちろんほんの少し、ですが寒い時にはありがたい。
寿の扇で頭を撫でてもらう人々。なにやらご利益ありそで大人も子供もこぞって頭を差し出しています。
福々しいお顔。
いよいよ本殿へ向かいます。
商売繁盛で笹もってこい
さて冒頭でも書きましたが十日戎、えべっさんには「商売繁盛で笹もってこい」の掛け声がセットです。でも、なんで笹?
えびす様が竹の釣竿も持っておられるということ、そして真っすぐに伸びる竹の姿は縁起が良く、商売人の正直な心を象徴しているともいわれることから、福の神えびす様の縁起物として用いられるようになりました。(西宮神社 正月・十日えびす)
うーむ。それほど深い意味があるわけでもなくとにかく縁起物だからってとこでしょうか。
が、商売繁盛を祈願するのは笹だけでなく
有馬温泉の温泉水やら
大まぐろやら、この他野菜やら酒樽にもあやかろうと小銭がびっしり。別にここに5円玉をくっつけたから云々ということもないのでしょうが、そこに湯があれば1円玉を浮かべたくなってしまうのはなぜでしょう。そういや以前外国人の友人にどうして日本人はこんなにも賽銭が好きなのかと問われ答えられませんでしたが。
関連 日本人はなぜ賽銭を投げる 意外に知らぬ正月作法 (日本経済新聞)
お金には貨幣としての経済的意味と経済外的意味があると指摘する。各地の古くからの祭事などでは、お金が人の身代わりとして「ケガレ」を引き受ける風習が残っているという。
知りませんでした。これに限らず意味や由来を理解せずなんとなくやっちゃってる行為のなんと多いことよ。
飲食店経営の友人が商売繁盛を願って引いたおみくじはまさかの凶。
お店の繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
おや?と思うような変り種屋台もあるけれど、基本的には昔懐かしい定番ものが並んでいます。今の子供たちもお化け屋敷とかだるま落としなんて古めかしい遊びを楽しむんだねえ。
さて神様、私のところにも商売繁盛ひとつよろしくお願いしますよと何度も念押しして神社を後にします。
自分で選び、動くということ
さてそれでは験担ぎに何か食べておきましょうかねと考えつつ近隣の商店街をぶらぶら。お祭りの屋台もいいけど、こういうイベント時に近隣商店の出店を覗くのもまた楽しいのです。
とかいいつつ結局酒屋さんが出していたにごり酒なぞを飲む。ついでにきざみ奈良漬をいただいて帰ったのでした。
これで私の2017年は大成功を約束されたも同然ではないでしょうか。初詣に行った神社のみくじでは大吉を引いたし、まったく素晴らしい新年の幕開けであります。
と、乗っかり感満載のにわか参拝者丸出しですが、初めての十日戎参戦かと思いきや実は20年程前に一度だけ行ったことがあった、とお参りの最中に思い出しました。当時勤めていた会社の同僚と仕事帰りに行ったような記憶はあるのですがそれが西宮戎だったか今宮戎だったかは不明。
昔の出来事とはいえ成人してからの記憶がこうも曖昧とは脳機能的に大丈夫なんでしょうか。
これに限らずこれまでに行ったところ、やったことに対する記憶がかなり朧げなところがある、と以前から薄々気づいてはいました。理由はおそらく人に連れられて、人に言われるがままに行ったりやったりしているから。自分の意思を持ってやったことや行った場所ではなく、単に誰かについて行ったり誘われてふらっと参加したりなんていうパターンが多かったことから強く記憶に残っていないのではないかと推測するのです。
ああそうか、そういうことか。
きっと神様は自分で動けるように、自発的に行動できる人間になるように私を自営業者として独立させ、さらには一人旅に出るよう仕向けたに違いない。
そんな風に考えてみたらばなんだかいろいろ合点がいくのでした。
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