年が明けて、またひとり。
公開日:
:
生き方と考え方
年末は帰省ついでにあちこち遊びに出かけて、ついでに食べたり飲んだりももちろん盛り込んで、忙しくしておりました。
新年は当然、伝家の宝刀・寝正月をキメる。
あっという間の冬休みを終え、何事もなかったように日常に戻り、またひとりの生活が始まっています。
一気に静かになってさみしくなるかと思いきや、なんとなく、ホッとしたりして。
家族と過ごすパラダイス年末年始。
気のおけない友人と小旅行に出かけたり、家族とぬくぬく鍋を囲んだりする時間は、改めて尊いものでした。帰省直前にちょっとした「事件」があって、両親が元気でいるありがたさも痛感したしね。
ミニマリスト主婦の師走
ところで帰省の度に買い出しの量に震えます。
ご存知の通り、母は無駄な買い物は一切しない締り屋さんだけれど、ある程度の人数が飲み食いするとなると、それなりの買い物が必要になるんだな。という至極当たり前のことを思い知らされるのです。カートに乗せたカゴからはみ出る量の買い物なんて、普段することないんだもの。
ある種故郷の味である中華料理だって、複数人数で挑めば怖いものナシ。お腹具合と緻密に相談しながらメニューを絞らねばならない一人飲みと違って、食べたいものを次々オーダーできる喜び。いや、ホントに天国よ。
年が明けて、またひとり。
楽しい楽しい年末年始休暇。初日こそ近況報告や伝達事項などが話題に登るけれど、特に代わり映えのない毎日を過ごしている高齢の両親と中年娘。数日間一緒にいると話すこともなくなるし、お互い気疲れもする。
1年に数回しか会わないというのに、まあこれぞドライでアーバンな我が家スタイルなんだろな。と、帰宅してひとり、ワインを飲んでホッとしたりしたのでした。
子供に迷惑をかけない老後、とは多分違う話。
なんて罰当たり(?)な感情を抱いたからなのかなんなのか、年明けからすごく些細なズレが頻発していて、ぐぬぬとなる。
どれくらい小さなことかといえば、大物を洗濯する気満々だった日にピンポイントで雪が降るとか、すごく楽しみにしていた新年会に持っていくつもりで買ってきた土産の賞味期限が微妙だったりとか、結局その会に諸事情で行けなくなってしまったりとか。
あれですかね。神的な何かからの、リマインド?
ハイそうですね、いつもひとりに逃げてすみません。今年はひとりの時間と同じくらい、好きな人(ここ重要)との時間も大切にします。ひとりの時間は永遠じゃないにせよたっぷりあるのだから、あと数回しか会えないであろう家族や、歳を取って昔ほどは密じゃなくなった友人たちと過ごす落ち着かない時間も、たまには味わっておいてもいいでしょう。
しかし今年は正月気分からあっという間に通常モードに戻ってしまったわ。正月も50回近く経験したら、さすがに慣れっこになっちゃうのかしらね。
関連記事
-
日本人女性は長寿世界一、何歳まで生きたいか。
By: José Antonio Morcillo Valenciano[/caption]
-
頓挫した「感情の見える化」実験。
またいずれ、と放り投げたままのネタがいくつもあります。 この時書いた「実験」もそのひと
-
母が憎い、娘が憎い。母と娘の確執と家族の距離感。
普段は静かな我が町内ですが、珍しく異様に騒がしい夜がありました。 聞こえているのはヒステリック
-
京都 清水寺、随求堂胎内めぐりで生まれ変わった私。
齢すでに40半ば。人生を一からやり直すことはできません。 関連 今すぐ一から人生全部や
-
冬のボーナス、自分へのご褒美。ランキングって意味あるの?
年末商戦。 この時期になるとやたらと「自分へのご褒美に」というコピーがあちこちで躍るように
-
孤独力に再現性はあるのか。
しばらくは距離を取っていたのですが、最近になってまたTwitterをちょろちょろと触り始めま
-
あげたいもの、買いたいものと欲しいもの、喜ばれるものの間で。
年末はスペインで過ごした後、そのまま両親の家に向かいました。 「今スペインに来てるんだけど、
-
キャパシティの小さい人間が持てるモノの数。
By: Bob[/caption] capacityという単語。日本で多用されるようになった
-
なんにも持っていなくても、奪われるのはやりきれない。
はっきりはわからないけれど、おそらくモアルボアルの海のような。 ひとしきり遊んだのでそ
-
複数のコミュニティに参加することの重要性。
コミュニティ。 そう表現するのはいささか大げさな気もしますが、全然違う生き方や考え方を