女のキャリア、40代をどう乗り越えるか。

公開日: : これからの働きかた

取引先の女性に今後のキャリアに関して相談を受けました。

いやいやいや。

新卒で入社した企業で営業職としてバリバリ活躍し、その後異業種へ転職。結婚、出産、産育休を経て復職し、時短勤務ながら以前と変わらぬ仕事っぷりで抜群の信頼を誇る、このお方。

物事を深く考えず、行き当たりばったりで生きてきた独身子ナシの私にキャリア相談て、見当違いも甚だしくないですか?

40代、50代の望まない転職・再就職事情。

そう思わなくもなかったのですが、人様のキャリア論には興味津々なものですから、ふむふむどうしましたかとお話を聞いてまいりました。

女のキャリア、40代をどう乗り越えるか。

相談内容の詳細はもちろん明かせませんが、ざっくりは以下のような感じ。

  1. 家庭と仕事の両立を負担に感じている
  2. まだ小さい子供を預けてまで働くべきかわからなくなった
  3. 以前と同じ熱量で仕事に向き合えなくなった
  4. 時短の自分をサポートしてくれる年下の同僚に申し訳ない
  5. 40手前の年齢で正社員の職を手放すのは怖い

きっと、同じようなお悩みをお持ちの女性は多いでしょう。

残念ながら、1〜4のお悩みについては、お気楽一人者の私からは何のアドバイスもできません。彼女もそんなことは承知の上です。

つまり、私に聞きたいことは

「そんな歳で定職につかずふらふらしていて怖くないのか」

ということ。

そんなもんアナタ、個人差ですよとしかいえないですけども、他者の意見を聞きたくなる気持ちは、わからなくもありません。

幸い経済的にひっ迫した状況ではないらしく、お子さんが大きくなるまでの数年間主婦業に専念することは可能だそう。だから正直なところ、しばらく仕事を休みたい。でも、キャリアを中断するのが怖い。この歳から再就職できる?子育てが一段落した40代後半や50代になってから、社会復帰なんて大変じゃない?仕事がなくなったら、子供が巣立った後、自分には何も残らないんじゃないか?

そんなことを考えて、ここのところずっとぐるぐるしているという彼女。

「40過ぎていろいろ手放すのって、怖くなかった?」

これが一番聞きたかったことなのでしょう。

50代からの時間はボーナスステージ。

そうねえ、怖くなかったといえば嘘になるけど、振り返ってみれば、あながち悪い選択ではなかったかな?これが私の答えです。

そしてこの先は、ボーナスステージだとも思ってるんですよ。

やりたい仕事、理想の働き方、行きたいところや暮らしたい場所などなど、若かりし日に思い描いた一通りの経験はできたので、これから先はおまけみたいなもの。最近は、そんな心境になっています。

40代って、これまでの仕事人生の集大成みたいなところがあるじゃないですか。真面目にコツコツ頑張ってきた優秀な友人知人らは、ようやく花が開いて結果が出て、バンバン出世してガンガン年収も上がって、じゃんじゃん活躍して、どんどん有名になっていった。それが、40代。

自分のスケールを悟る頃。

30代までは同じような目線でいた(つもりだった)のに、40代でエラい差がついちゃったな、これが真っ当な人生を歩んできた人と、デタラメに遊び呆けていた人間の差なのだな。

比較すること自体がおこがましいのだと理解しつつも、自業自得でしかないシビアな現実を目の当たりにし、人知れず落ち込んだ日もありました。

でも、私には「デタラメに遊び呆けられた」という輝かしい実績がある。ふらふらしてたくせに、生活に行き詰まることもなく、心身を病むこともなく無事40代を完走し、50代のボーナスステージへと歩を進められている。それはめちゃくちゃ幸運だし、誇れることでもあるのではなかろうか。

なんて、こんなのはお家芸の「気の持ちよう」でしかないんだけど、自身の仕事人生に関する考え方を切り替えられたおかげで、今はめちゃくちゃ楽しいです。

ストレスを力に変える教科書 その思い込みは何のため?

苦手な業務も、ハードな課題も、アタリのキツいクライアントも、難易度高めのゲームをプレイしてるくらいに捉えて、心の中で茶化し倒しているフシがある。

やっぱり不真面目であいすいません。でもこれからも、ずっと遊び続けていきたいな。

遊んで暮らせるなら、中身はどうでもいい。

相変わらずこんな調子なので、彼女の現状と心境をなるほどなるほどと聞き、見当違いの遊びたい宣言をしただけ。大した助言もできずに散会となりました。しかし彼女は

「ちょっとくらい寄り道しても大丈夫。っていう確信が欲しくて、crispyさんに相談したんだと思う」

と満足げだったので、まあよしとしましょうか。

どんな決断を下しても、寄り道してもしなくても、これからもずっと、応援してますよ。

大人のたのしい、一人生活




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Comment

  1. 私は私 より:

    40年前、まだ寿退社・産休がない会社が普通だった時代、たまたま会社に恵まれ、正社員のまま結婚・出産・子育て(ほんの少し)をしてその後はほぼほぼ専業主婦で今に至ります。

    40代は、コツコツ頑張ってきた人が花咲き活躍する世代。
    専業主婦だった私には無縁な話に思えましたが、家庭も大事にしてくれましたが仕事人間の主人ですので、私は転勤族で周りに知る人もない環境下で3人の子供を抱え家事育児をワンオペでやってきました。

    それもある意味私の役目をコツコツ頑張って来たのではないかと。
    時に無理な我慢もし不測の事態や老後に備え、コツコツ節約にも励んできました。

    今、還暦を目前に控え、遊び呆けられる環境にあることはまさしくボーナスステージではないかと。
    もっとも主人は60過ぎた今も第一線にいるので休みはままならないのですが、もう自分でボーナスステージに切り替えてもいいのではないか?切り替えるべきではないのかと思いました。

    定年でステージが変わるものだと思っていたのがそのまま続行となったので先が見えなくなっていましたが、自分で選んで良いんだと思えました。
    ありがとうございます。

    • crispy-life より:

      私は私さん

      >今、還暦を目前に控え、遊び呆けられる環境にあることはまさしくボーナスステージではないかと。

      ほんと、そう思います!仕事でも家庭でも、もっと他のことでも、コツコツ頑張るって賞賛に値することですよ。ましてや、3人のお子さんを育て上げられたなんて!

      生き方や働き方、家族のあり方が多様化している今の時代でも「普通はこう」「みんなはこう」「平均的な暮らしはどう」みたいな情報を見聞きする機会が多々ありますが、それはそれとして自分の行き先は自分で選択するしかありませんからね。「私は私」でよいのですよ、きっと。

      お互い、充実のボーナスステージを満喫しましょうね。

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