宝物をいくつ持っているか。
公開日:
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最終更新日:2017/05/02
ミニマルライフ

By: Dave Fayram
雨の日にはなんだか部屋の中が狭く思えてまだまだモノが多いな、と感じてしまいます。
なんでしょう。部屋が暗くなるのが原因なのでしょうか。
今日もそんな風に全財産を眺めながら
「この中で一番大切なモノって何なんだろう」
などと考えていました。
モノと距離を置いた経験
以前「365日のシンプルライフ」という映画について書きました。
これは自分の持ち物をすべて倉庫に預けて必要なものを毎日1つづつ取り戻していく実験をする男性のドキュメンタリー。
状況はかなり違いますが、私もスーツケース1つ分の持ち物以外は全てトランクルームに預けたまま過ごしていた経験があります。
毎日当たり前のように共に過ごしていたモノと離れて暮らす。
家財道具一式をトランクルームに運び込んで鍵を閉める時、なんともいえない不安を感じたことを覚えています。大丈夫?こんなにちょっとの荷物しか持たないで生活できるの?と。
参考 トランクルームに全財産預けて引越し。賢いトランクルームの活用法。
結局その時にトランクルームに置き去りにした荷物たちとはしばらく再会することなく時は過ぎましたが
「あああ、やっぱりあれを持ってくればよかった!」
と後悔したことは一度もありませんでした。
一時帰国した際にはいそいそと自分の荷物たちに会いにトランクルームへ向かったのですが、結局これといって取り出すものもなく、また鍵を閉める、という行為を何度も繰り返しました。それでも自分の愛用品との再会自体はとても嬉しいものだったのも事実です。
が、結局数十万円という費用をかけて保管し続けた家財道具を、トランクルームを解約すると同時に殆ど処分してしまいました。
まさに「モノのために家賃を払っていた」状態だったわけです。
少々勿体無い出費ではありますが、この経験がモノと自分との関係を改めて考え直すきっかけになったのですから、結果的にはいい勉強になりました。
宝物はなんですか

By: Katsuhito Nojiri
さて話は戻って。
「自分にとって一番大切なモノは何か」
と考えてみても、悲しいかな結局は何も浮かびませんでした。
現実問題として洋服がなければ外に出られないし、パソコンがなければ仕事ができないし、時計やアクセサリーなどの少々お高かったものもあるにはあるのですが、いずれも必需品や貴重品ではあっても「宝物」と呼べるような代物ではない。
以前は大切にしているモノについて
「これがないと生きていけない!」
なんて軽々しく口にするようなこともあった気がするけれど、どんどんモノを減らした今となっては、もしも全てがなくなったとしてもまあなんとかなるんじゃないかしら、と思うようになりました。
モノがなくても私の人生自体は変わらない。
そう思えるのはモノや外部環境に依存せずに人生を切り開いていきたいという考えがあるからこそで、とてもいい変化であると感じると同時に、少々寂しくもあります。
「宝物」
その甘美な響き、淡い憧れ。
なんとなくとか間に合わせの買い物を全くしなくなった今となっては、新しく迎え入れるモノは本当に気に入ったものばかりになるはずだし、そうあって欲しい。
モノか自分の最期まで、ずっと共に生きていこう。
モノに依存せずともそんな風に思える「何か」との出会いがあるならば、それはそれで楽しいな。あれこれ持たずに必要最小限で身軽に生きていきたいと思っているだけで、「モノ」自体を嫌悪しているわけではありませんからね。
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