食べることは生きること。
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最終更新日:2020/05/13
食べること
とにかく、食い意地が張っています。
何故こんな風になったのか、今となっては原因を思い出せないのだけれど、私の思考の殆どは食べることに費やされていると言っても過言ではありません。
少し前は、食べることにばかり興味がある自分がちょっと嫌でした。
日本人に生まれて、日本の食文化は世界に誇れる素晴らしいものだと感じている反面、グルメサイトが乱立し国民総食ブロガー化、あの店が美味しいとかあそこはダメだとか、そんな行為がもはや当たり前になっているなんてとてもあさましいことなんじゃないか、と思えたのです。
食に執着するのは恥ずかしいことか
十分に腹を満たすだけの食料に恵まれているにもかかわらず、その内容や質に拘るのは下品なことなのではないか。
そんな風に考えるようになったのは東南アジアで暮らして道端で手を差し出してくる目に光のない子ども達をたくさん見たことも無関係ではないかもしれません。
未だにそれとこれとのバランスは自分の中で取れてはいません。
きっと、一生納得することはないでしょう。
けれど、はっきりわかっていることは、食べることは生きることだということ。
今日食べたものが、明日の私を作ることだけは確実。ならば、一食一食妥協せずに自分の納得いくものを体内に入れる以外に選択肢はないのではないか、と今は考えています。
既に40歳を過ぎた身。あと何回食事ができるかな?なんて考えたら、もうそんなには多くないのかも、とも思えます。
だからこそ丁寧に、楽しんで、美味しいものと美味しいお酒を元気なうちに楽しまなくては。
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