私が団子を練らない理由。

公開日: : 生き方と考え方, 食べること

spainfood26

年末年始はありがたいことにご馳走を食べまくりますね。

年末は旅先で、そして帰省し地元で、さらには両親宅で母の料理を。

食べるのが大好きなのでもちろんご馳走大好き外食どんとこいなのですが、これが続くと疲れてしまうセンシティブな胃腸が悩ましい。

いや、厳密に言えば疲れるのは胃腸じゃなくて、もっと別のところです。

私が団子を練らない理由

mom_zoni

ものすごい普通のこと言っていいですか。

家族でね、今年も鍋をしたんですよ。鶏鍋にしようってことで、骨つき・骨なしのもも肉と鶏団子用のひき肉を調達して。で、鶏団子はネギやら生姜やら入れるいつものアレを自分で仕込もうかなと思って、やめた。

母親もさすがに年だし、両親宅に行ったら何回かは自分が作って親に食べてもらおうかなと毎回思いつつ、私が人様(って親だけど)の家の台所を使うのが苦手なのと母が他人(って娘だけど)に自分のテリトリーを荒らされるのがイヤなタイプだということも重なり食の仕切りは一切合切母の担当となる。

なんてこれも結局自分がラクしたいことの言い訳かなあなんて思って鶏団子くらいは練ろうとしたけど、やめた。

ご馳走大好き、外食どんとこい。だけどいくら美味しくても、どれほど高級で上質なものでもあまりに長く続くと気疲れてしまって自分で作った粗食が恋しくなる、そんな私が世界で唯一気を使わず疲れることなく食べられるご馳走は母の料理。そしてそのご馳走にありつく機会はもうそれほど多くはないのだな、とふと気づいてしまったから練るのをやめたのです。

母は料理が嫌いなので決して上手じゃないし、私自身もこれぞ母の味みたいなノスタルジックなアレは一切持ち合わせていません。さらには家族だからこそ云々なんてのも信用してないしそもそもうちは超ドライな家族なのでそういうあったかファミリーエピソード的なものでもなく。

関連 母が憎い、娘が憎い。母と娘の確執と家族の距離感。

それでも疲れない料理を誰かに作ってもらえるのってものすごいことだなこりゃ、と思った次第。だって母がいなくなったら私が疲れない料理を誰かに作ってもらうチャンスは永遠にないのだから。

いや、永遠ってのは言い過ぎか。もしかしたらいつの日か毎日通いたくなる居酒屋とか小料理屋とかに出会うかもしれないし、自分のために食事を用意するのに疲れる日だって来るのかもしれないから、勝手に永遠とか断定すべきではないのかもしれないけれど。

ものすごい普通のこと言っていいですか。

誰かが自分のためにご飯を作ってくれる、さらには毎日食べても疲れないって相当な奇跡だと思う。そしてきっとそのご飯は誤解を恐れずに言えば美味し過ぎない当たり前のものなのだろうとも思う。もしも今そんな食事を作ってくれる誰かがいたとしたら、うわあ、これって実はすごいことなんじゃないかマジ奇跡、と静かに興奮すべき事案です。

 




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Comment

  1. ちゅーなー より:

    crispy様

    私も実家に行けば、食器の上げ下げ以外はなにもしません。
    母は78だし、親父も他界してますから息子のお前が
    労って、助けてやれという声が聞こえます。
    でも、手を出さない方が(今の所)丸く収まる訳で。
    私の料理なんぞ、母の見様見真似ですから
    本店を超えないのは分かりきっていますし。
    じゃあそれが親孝行か?と言われれば、微妙な所。
    でも、練ってくれるなら練ってもらうのが
    ベターなのかもしれませんね。

    • crispy-life より:

      ちゅーなーさん

      はい、丸く収まる。そのお気持ち良くわかります。もちろん味云々ではないのですけど、今のところはこれで、と願ってしまうのは子の勝手なんでしょうかね。我が家は両親健在なので私の作ったものをに気を遣わせるよりも父にも慣れ親しんだ母の味を一食でも多く食べて欲しいなと思ったり。そのうち母に練る腕力がなくなった時は全力で練りたいと思います。

      いつもありがとうございます、今年もよろしくお願いいたします。

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