ボロボロ加減に感じる郷愁。
公開日:
:
最終更新日:2021/07/20
ミニマルライフ
ずいぶん大人になってから、わかるようになったことがあります。
それは、酒場のメニューにハムエッグやポテトサラダが並んでいる理由。
私にとってこの2品は「普通に好きだけど、特筆すべきものはない」料理。わざわざ酒場で頼まずとも、家で食べればいいじゃないか。と、若かりし日は思っていました。
ざっかけない大衆酒場でハムエッグをとり、ソースをぐるりとまわしかけて、ビンビールのアテとする。
今でもそんな飲み方はしないけれど、理解はできるようになった気がします。
オムレツで晩酌
- きのこと三つ葉の味噌汁
- かぶの浅漬け
- キャベツのおひたし
- オムレツ
きのこと三つ葉の味噌汁
えのきとしめじをたっぷり入れた味噌汁。出汁は昆布と鰹節。味噌を溶き入れて火を止める直前にざく切りにした三つ葉を加えます。
かぶの浅漬け
薄切りにしたかぶを塩もみし、酢とみりん、唐辛子を加えて保存していた浅漬けに、千切り大葉を添えて。
キャベツのおひたし
ゆでたキャベツをざく切りにしてうつわに盛り、鰹節をのせてしょうゆをまわしかけます。
オムレツ
フライパンに油を引き、合挽き肉、薄切りにした玉ねぎとじゃがいもを順に炒め、塩胡椒で味付けします。塩ひとつまみ加えた溶き卵で炒めた具をオムレツ状にまとめ、ケチャップを添えます。
「オムレツ状にまとめ」とか書いてますけど、イマイチ美しくまとまらず。そりゃそうか、こういう包むタイプのオムレツを作ることって、ほとんどないもんね。
見た目はアレでも安心できる味に仕上がるのが卵料理のいいところ。これをアテに日本酒を飲むってのは、大衆酒場のハムエッグに通じるものがあるなあと。デザートは桃。
ボロボロ加減に感じる郷愁。
近くで見ればなおボロボロ、破れかぶれなじゃがいも入りのオムレツ。これ、子供の頃母がよく作ってくれたメニューでもあります。
でも今このオムレツをおかずにごはんを食べるのは難しい気がする。おかずにはならないが、つまみにできるとは摩訶不思議。芋が入るからなのか。
そういやポテトサラダもつまみとしては輝くけれど、ごはんのおかずとしては苦しいものがありますね。
その点、ハムエッグは万能選手。何しろ、ハムすら入っていない目玉焼き丼という、シンプル界の王様みたいな料理(?)がありますから。
ノスタルジックなオムレツを作った理由はたまたま材料が揃っていたからに過ぎないんだけど、酒場への郷愁もあるのかも。
自分自身はオーダーせずとも、隣のおじさんがハムエッグとかポテトサラダにソースかけている様子をチラ見しながら瓶ビール飲みたい欲があるのかも。しかし「郷愁」て。謎の経歴詐称で酒場を故郷にするくらいには、解禁を待ち焦がれているのかも。
関連記事
-
捨てる、捨てない 記念のアレに未来のコレ。
By: Lindsey Turner[/caption] 引越し作業はあっという間に終了した
-
ブックオフが9/15までキャンペーンを実施中。
いつも書籍やCDの買取でお世話になっているブックオフが今日9/10から9/15までの6日間「
-
100均に寄り付かない人間がまとめ買いしたもの。
ものを増やさずにシンプルに暮らしたい。そう考える人にとって、100均は危険な場所でしかない
-
40代のスキンケア。基礎化粧品を変えて1ヶ月が経過。
40代になるとファッションが難しくなる、と先日書きましたが、ファッションと同様に悩むのがスキ
-
なるべく仕事の時間を減らし、最低限の生活をする。
本業(?)でお手伝いしている先との打ち合わせ最中に、まあいろいろあって、涙ポロリポロリの展
-
今日捨てたもの 最低限の調理器具。
By: Emily May[/caption] 食べるのも呑むのも大好きなので基本的に外食好
-
収納がない部屋の収納を考える。
現在、毎日何かひとつづつモノを捨てるというキャンペーン(?)を実施しています。 参考 「一日一
-
夏はギョサン1足でまかなえる気がしている。
先日下着を入れている引き出しをあけてみたら、いつのまにか靴下が一足だけになっていました。
-
10月 1ヶ月間に捨てたものリストと買ったもの。
夏の断捨離キャンペーン実施月間と比べるとさほど大きな動きはありませんが。 参考 8月
-
持たない暮らしの秋ファッション(5)最期通告を受けたロングブーツ。
いやあ、すっかり寒くなりました。 このシリーズ「秋」となってますが、気分的にはすでに「秋冬
- PREV
- 金塊を背負って生まれてきた人間。
- NEXT
- プロになれなかった私のプロフェッショナル。