ネイルを1本だけ残すなら。

公開日: : 最終更新日:2016/02/15 ファッション, ミニマルライフ

日常的にネイルをしなくなって随分と経ちます。

一番ハマっていたのは10年くらい前。

サロンにも行くことはありましたが、自分でデザインを考えて塗るのが好きだったので一時はかなりの本数が揃っていたし、ケア用品やらストーンやらちょこまか買っていました。

仕事が終わって遊びに行かずに早めに帰った夜に部屋で爪の手入れに没頭するのが趣味になっていたような。

爪がかなり頑丈&伸びるのが異様に早く、自爪に思う存分アートを施せる土壌があったのもネイルに凝った原因だと思われます。

 

ネイルサロンの平均利用金額

ふと気になって女性の(最近はサロンに通う男性も珍しくないようですが)ネイルにかける時間や費用について調べてみました。

参考 ジェルネイルの平均金額「5,718円」ーリクルートライフスタイル ビューティ総研調べ(リクナビウーマン)

ネイルサロン1回あたりの利用金額を尋ねると、女性の平均利用金額は5,612円で、2年連続で増加している。年代別では、20~34歳のF1層や35歳~49歳のF2層に比べ、50歳~64歳のF3層の平均利用金額が低かった。

2014年のデータですが。
F3層のサロン利用金額が低いのは年齢とともにネイルケアへの関心が失われる…からではなく、60代前後の方にとってネイルサロン自体が馴染み深いものではないからでしょう。昔は普通のOLさんが気軽に通えるネイルサロンなんてなかったもの。今は月額いくらで通い放題とか、つけまつげつけ放題(!)とか、いろんなサロンがあるので私たち世代よりも若い人のほうがカジュアルに通い慣れていますよね。

と、話が逸れましたが、ネイルが「女性のたしなみ」として市民権を得てから随分と経ちます。

常に週に2回は異なるデザインのネイルに仕上げていた私ですが、最近はめっきりネイルと疎遠になりました。前回塗ったのはいつだったかもう思い出せないくらいに。

たまのイベントや気分転換でサロンを利用すること今後もあるかもしれませんが、常に指先が美しい状態にはおそらくもう戻らないような気がします。

と思ったので、当然ネイル用品もごっそり処分しました。

参考 大量に処分したネイル用品。

考えた末に1本だけ、とはいきませんでしたが残したのは赤とゴールドの2本。処分してから1年が経過しますが、これで何の問題もありませんでした。

ネイルをしないのは、見た目にかまわなくなったから?

40過ぎてすっかりネイルアートに興味がなくなった、などというとまるで見た目に構わなくなった、年齢にかまけて努力をしなくなった、と思われるかもしれません。確かに、若い頃に比べれば「人目を気にしたおしゃれ」とは縁遠くなりましたが、どこに力を入れるか、何を重要視するかは年齢や環境、気分や趣味趣向が変わるにつれ常に変動していくものなのでしょう。

一度よい、と思った習慣をいつまでも頑なに守り続けることだけが「努力」じゃないもんね。いつだって妙なこだわりにとらわれず、柔軟に変化していくのもまた成長、ということで。

さて、それでも私がペディキュアは欠かさないのはなんといっても「楽」だから。

足の爪って、目からの距離があるからか、手指ほど粗が気にならないじゃないですか。ちょっとはみ出たり少々剥がれてきてもそんなに目立たないというか。

なんともズボラでトホホな理由ですが、これが過剰な装飾を好まない今の自分にあったネイルの楽しみ方、なのでしょう。

参考 「あの頃の私症候群」が今の自分をダメにする。

たくさん持っていたネイルの中でも特に気に入っていた赤とゴールドの2色を足のために残したのは大正解でした。この夏も活躍してくれています。

手の爪は何にもお構い無しの状態が続いていますが、足の爪には常にいずれかの色が乗っています。特に今の時期はサンダルを履くし、色があるほうが自分の気分がよいので。

単に「気に入っていた」というのもありますが、この2色を選んだのは何か理由があるんですかね。色ってそのイメージから受ける印象とか心理的な何かが反映される、とかありそうだし。だとしたら赤とゴールドってとんでもなくおめでたいですね。これは万年夏祭り状態の頭の中を表しているのでしょうか。本当にありがとうございます。

 




関連記事

セブ島のホテル暮らしで実践する持たない生活。

By: Hotel Kursaal & Ausonia[/caption] 先日は約

記事を読む

彼女がものを減らす理由と削れない贅沢費。

そろそろものを減らそうと思う。 今まで減らし界隈には全く興味のなさそうだった友人の宣言

記事を読む

サングラス

アクセサリーはどう使う?これからのコーディネイトを考える。

By: liz west[/caption] もともとジュエリー的なものに興味はないのですが。

記事を読む

宝物をいくつ持っているか。

By: Dave Fayram[/caption] 雨の日にはなんだか部屋の中が狭く思えてま

記事を読む

気に入らないもの一気に捨てて全とっかえなんてしなくても。

By: Ged Carroll[/caption] 昨日に引き続き月初の定例ポスト。

記事を読む

持たない生活、持てない私のしつこい憧れ。

ありがたいことに、このブログを通じて商品レビューのご依頼などを頂くことがあります。 興

記事を読む

荷物を持たないバックパッカー。

誰かと一緒の場合以外はさほど積極的に観光地巡りをしないタイプです。 いや、もちろん行きたいところ

記事を読む

親の視点から考える 「気持よくできる 実家の片付け」

先日書店をうろついていて、たまたま高齢者向け雑誌のコーナーに目が止まりました。 やはり

記事を読む

モノを捨てよ世界に出よう。日本を出ると、一体何が変わるのか。

今月初めの読書に選んでいたこちらの本。   モノを捨てよ世界へ

記事を読む

70代ミニマリスト主婦のキッチン。

お正月は帰省して両親宅で過ごすと決めているので2016年もいつもと同じような年明けを迎えまし

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

腰痛改善に向けて始めたこと2つ。

今年こそは腰痛改善に取り組むぞ!と宣言して早1ヶ月が経過。や

ご近所感覚の酒場を求めて。韓国ソウル一人旅で食べたもの・その2

韓国・ソウル食記録の続きです。1人で飲むなら、定食で。韓国・

やりたいことリスト’24「ちゃかし倒してゲームする」

毎年恒例の儀式・その2「やりたいことリスト」のお時間がやって

2023年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返る恒例行事、今年もいってみましょう。

あの世にものは、持っていけないから。

銀座で酒を飲みながら、友人の現役引退後、つまり、定年退職後の

→もっと見る

PAGE TOP ↑