神戸ウエストサイド景勝ハンティング。日本散歩・兵庫県

公開日: : 旅人への道 ,

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帰省時は神戸を拠点にちょっとだけ遠出する。がここ最近のトレンドでした。

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が、今回は短期滞在だったこともあり、じっくり神戸。夏の終わりに神戸の海山を愛でてきました。

橋が見渡せる休憩所がぜいたくな舞子公園

舞子公園

まず向かったのは、明石海峡大橋がズバっと見渡せる舞子公園。JR舞子駅下車すぐのところにあります。

舞子公園とは

現在の舞子公園は明治33年(1900)、この天下の景勝の地に初の兵庫県立都市公園として開園されました。

あらまあ、兵庫県初の県立公園でしたか。歴史ある場所だというのに、幾度も通ってはいるものの、改めて訪れたのは今回が初めてです。

さてこの絶景スポット、海沿いに腰掛けて淡路島を眺めつつビールを飲むのもよいのですが

舞子公園休憩所

この無料休憩所のロケーションがすごすぎません?海と橋、丸見え。

時間によっては直射日光攻撃が強力過ぎてのんびり腰掛けてる場合じゃなくなるけれど、舞子っ子はこんなサードプレイスを保有していたのかと軽くジェラシーを覚えます。

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JR舞子駅下車すぐ

須磨浦山上遊園で、世界唯一の乗り物体験

須磨浦山上遊園ロープウェイ乗り場
別の日にこれまた神戸ウエストサイド景勝ハンティングを決行。須磨区の鉢伏山・旗振山山頂一帯に位置するレジャースポット・須磨浦山上遊園に足を運びました。

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山陽電鉄須磨浦公園駅を降りればすぐ隣がロープウェイ乗り場になっています。

須磨浦山上遊園ロープウェイ

ここ須磨浦山上遊園はロープウェイだけじゃなく、カーレーター、リフトと三種類の乗り物を乗り継いでようやく到着するという謎システム。

この「カーレーター」なるものに乗車した経験のある方はそうそういないのではないでしょうか。なぜなら2019年現在、世界でただひとつここ須磨浦山上遊園にしか存在しない代物だからです。

カーレーター(須磨浦山上遊園)

カーレーターはロープウェイ山上駅と回転展望閣を結んで、昭和41年3月に開通いたしました。その姿も当時のままで、「乗り心地の悪さ」が評判です。

昭和41年ということは、今から53年前に開通したのですね。

このシステムはびわ湖バレイ(当時はサンケイバレイ)や須磨浦山上遊園に導入され、多くの人を運んだ。しかし、このシステムは設備が大がかりな割には輸送能力がリフトとあまり変わらない、乗り心地が悪いなど、様々な問題があり普及せず、導入したのは日本どころか、世界でもこの2ヶ所だけであった。(wikipedia

ぜんぜんダメじゃないか。

須磨浦山上遊園カーレーター

これが噂のカーレーター。見るからに乗り心地が悪そうな感じですね。実際、悪いです。

さらには老朽化が早く、維持費が大変というデメリットすらあるとのこと。というか、メリットなさすぎてびわ湖バレイは1975年に早々と本システムを廃止した一方で、須磨浦山上遊園のカーレーターは未だ現役を貫いています。

弱点を逆手にとった戦略というか、短所を強みに変えるしたたかさというか。いや、「戦略」と言ってもここがカーレーターを武器に大儲けできているかというとそうでもなく、土曜の昼下がりの園内は大きな賑わいもなくのんびりのどかなものだけど、親会社の山陽電鉄が諦めない限りは大丈夫でしょう。頑張れ、山陽。

完全丸腰で挑むリフトもなかなかどうしてスリリング

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カーレータの乗り心地の悪さは噂通りである意味想定内だったのだけど、最後に登場するリフトもなかなかのスリルとサスペンスでありました。

ここまでロープウェイとカーレーターを乗り継いでいるし、なにしろ本日は景勝ハンティングを謳っての遠足ですから、もう結構な山奥なわけですよ。高いところまで来てるわけですよ。

それなのにこのリフト、普通に椅子。シートベルトとか安全バー的なものは皆無で完全なる丸腰で挑まねばなりません。

怖くない?あたしゃ怖かったよ。

いや、リフトの通り道の下にはきちんと道ができており、万が一すっ転んだとしても大事故にはならない程度の高さなんだけど、他人の様子を見ているのが怖い。自分自身はしっかと手すりに捕まってるからいいけれど、反対方向ですれ違うやんちゃ坊主が足をぶらぶらさせたりしているとヒイイーとなってしまう。そういう意味でのスリルとサスペンスがあります。

しかし、眺めは最高に素晴らしいじゃないか。

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さて、ここ須磨浦山上遊園は1959年開園、実に60年の歴史を持つ老舗スポット。生粋の神戸っ子なのに、子供の頃に来た記憶がないのはおかしいなあ。カーレーターなんて一度乗ったら絶対に忘れるはずないし、帰ったら両親に聞いてみよう。

そんなことを考えながら、鉢伏山の緑を眺めたのでした。

回る喫茶室「コスモス」はデートスポット

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さて、登ったからといってその先には特に何もない須磨浦山上遊園ではありますが、喫茶コスモスでコーヒーを飲むためだけに山を攻めるのも悪くないのではないでしょうか。

喫茶コスモス(須磨浦山上遊園)

展望閣の3階にある喫茶「コスモス」は、360度ゆっくりと回転し、座っていながら東西南北の景色が楽しめます。軽食メニューも豊富です。2人の思い出創りにいかがですか?

おや。断然ファミリー向け発信に注力していると思われたオフィシャサイトがここでいきなりの「2人」発言。まさかのデート推しであります。

喫茶コスモス

デートスポットを謳いたくなるのもわからなくはないこの眺め。

喫茶コスモスからの眺め

アイスコーヒーをオーダーすると、キュートなオリジナルコースターがついてきました。

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思い出作りの一環でしょうか。隣席では奥様と思しき女性とビールをたらふく召し上がった様子の初老の紳士が

「今から下山するからな!三宮に飲みに行こうや!」

などと酔った勢いで知人を呼び出す展開になっており微笑ましかったです。夏の終わりに素敵な思い出が作れたようでなにより。無事酒場にたどり着けたかどうかがやや気がかりではあります。

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さて帰宅後。

父に須磨浦山上遊園にて乗車した各種乗り物のたのしさを伝え、なぜ神戸市内でかようにポピュラーなレジャースポットに我が家は足を運ばなかったのかと聞いてみると。

「え、お前が子供の頃、家族で山上まで行ったよ。徒歩で。」

と驚愕の事実が明かされたのでした。

私は、40年前に、須磨浦山上遊園に行っていた。しかし、徒歩。ていうかそれ、普通に登山では。

調べてみると、大人の足で1時間程度かかるそれなりに険しいルートの登山コースとのこと。さては、乗り物代ケチったな。

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山陽電鉄須磨浦公園駅下車

ともあれたのしい大人の須磨散歩。わざわざ神戸観光でここを目指す他府県民はいないかもしれませんが、この後もおすすめの散策ルートがあるのです。続く。




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