おねだりした矢先の、老親の入院。
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生き方と考え方

自分自身の老後計画のために、老親におねだりをかました私。
正月早々、老親におねだりをする50娘。
「あと5年は2人そろって元気で頑張ってね」
50娘の無邪気なリクエストを承諾し、うんうんと頷いた父は、あと5年、あと5年と妙にうれしそうに唱えていました。
そんな父が緊急入院したと聞いたのは、つい先日のことでした。
父(83)の緊急入院。
なんでも父は、私が帰京した後すぐに体調を崩したそうな。
80代を過ぎた今なお、三度の飯より飯が好きで食欲旺盛な父。だるい、しんどいに加えて、食欲がない、味がわからないと、めったに聞かないセリフを吐いたので、てっきり流行病にでもかかったかと思った、とは母の話。
しかし病院で検査したところ、メジャーな2種の流行病の類ではなく、原因不明の貧血状態にあったことから、その場で即長期入院が決定。「がんを含め、いろんな病気の疑いがあると言われた。いろんな書類にサインをさせられたけど、何が何だかわからない。」と電話口で話す母は、私が想像するよりもずっと動揺していたに違いありません。
動揺したのは、私も同じ。
あれ、もしかしてこれ、もしかするやつ?覚悟が必要?状況を冷静に受け止めている自分と、どこか現実とは思えず、さほど興味を持てないテーマの映画でもみているような、どこか他人事な気持ちとが混在していました。
家族が倒れた、入院した。この手の出来事は、何度経験しても、慣れないものですね。
子供に迷惑をかけない老後、とは多分違う話。
その後精密検査の結果、深刻な病は見つからず、重篤な状態ではないと判断され、すぐに退院できる運びとなり一安心。「長期入院の必要があると聞いてたのに、急にもう帰っていいですと言われても困る。よって、今月中は病院で預かっていただきたい」という母の希望(?)により、退院日は延期されましたが、まあ一旦は大丈夫でしょう。
ああ、びっくりした。怖かった。
「その日」はそう遠くない未来に。
几帳面な反面妙に豪快なところがあり、痛みや恐怖にめっぽう強い父が、今回ばかりは弱音を吐いたという。そもそもの症状の辛さに追い打ちをかけるようなハードな検査が辛く、その結果を知るのも不安がっていたと。
あと5年は頑張ると、約束したところやないか。
入院したと聞いて、身勝手なおねだり娘はそう思ったけれど、父本人のほうがより強く考えたかもしれない。だからこそ、検査結果を聞くのが怖かったのかもしれない。
どうだろう。あれから父とはまだ話せていないので、わからないけれど。
ミニマリスト主婦とその夫の輪っか考。
日本人男性の平均寿命は81.5歳、健康寿命72.7歳らしい。
いずれも上回っている年男の父は、もう十分生きたと言い切れるのでしょう。いつ何があっても不思議じゃないし、「その日」はそう遠くない未来に訪れるのだということもわかっている。
だからといって、もう死んでもいいや。って気持ちには、ならないもんですね。いやいや、もうちょっと遊ぼうよ。って思ってしまうもんですね。
当たり前のようでいて「もうちょっと」と思えるのは、ありがたいことでもある。
母が憎い、娘が憎い。母と娘の確執と家族の距離感。
春に計画していた家族旅行の実行はちょっと難しいかもしれないし、もしかしたらもう一緒に酒も飲めないかもしれないけど、もうちょっと、もうちょっとは、ね。別に私の老後計画云々は別にしてさ。父だけじゃなく、もちろん母もさ。
50目前、3年以内の目標。
大事に至らず心底ホッとしながらも、50年以上メンバーチェンジせずに続いてきた我が家族というグループの存続を願わずにはいられません。
まだ開始1ヶ月も経っていないというのに、父のこと以外にもなんだかんだ起こっている2024年。例によってあれやこれやと果敢に争う気力など一切ないので、のらりくらりと面倒を交わしつつ、大切なことと大切な人に費やす時間を確保していく所存です。
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