台風で電車が止まっても定時で会社に行きたい人。
台風一過。
当日は午前中に渋谷方面で予定があったのだけれど、JRが止まっていたので地下鉄で移動。幸い特に混雑も混乱もなく、乗車から下車まで至って普通の出勤風景が広がっていました。
違ったのは、時間だけ。普段は朝活よろしくカフェがオープンする7時には現地到着するところ、電車も止まっているし、今時こんな日に朝から営業する店もあるまいてと考えて、9時に到着するようにしたのです。
度々お世話になる駅前の店は案の定開店時間を遅らせる旨の張り紙がされており、そりゃそうだよとホッとする。ホッとしたけど、平常運転の店もありました。
台風で電車が止まっても定時で会社に行きたい人
いつも通り(あくまで、9時の時点で)開いていた店は、止まった路線の運転開始を待つ人たちで妙に賑わっており、ほとんどの店が閉まっている駅前で一人勝ち状態。足止めを食らって時間を潰したい人に対しても大きく貢献しただろうし、無理して開けた甲斐があったというものでしょう。
この店が、なぜ開店できたのかはわからない。
雨風が強かったのは朝6時くらいまでだったし、スタッフ全員が徒歩や自転車で出勤できるご近所住まいなら、まあそう無理ない話なのか。でも会社として「開店時間全店変更」の決断をしなかったのは、賞賛に値するものでもないなあと感じてしまう。
会社に指示されずとも、ホントのホントに緊急時の出社や待機なんて、自己判断で対処すべき、ではあるけれど。
あっさり午後出社やリモートワークか、「絶対出社」か…台風一過でわかった“社畜日本”の現在地(BUSINESS INSIDER)
産経新聞の報道によると、ソニー本社では今回の台風の影響で出社できない社員に対し、自宅待機の指示を出したという。大企業でもテレワークの導入は少しずつ広まっており、特に今回のような災害時などは「無理して出社する必要なし」という考えは浸透し始めている。
飲食店なんてまさに、リモートワーク不可能な業種。今回は前日の夜から電車が止まることもわかっていたのだから、わざわざ無理して開けなくてもよかったんじゃないの?
…というのはあくまで個人的な考えなのでしょう。なぜならその後会った人が
「数年前にひどい台風があった時、電車も止まってたし、風もすごかったけど、自分は絶対行かなきゃ!と思って危険を顧みず出社しましたからね!」
と誇らしげに語っていたから。
何が美徳か、どこに重きをおくかは、人によってこうも違う。
年がら年中あわよくば横になりたがる私のような人間もいれば、雨にも風にも負けない強靭さが自慢の人もいる。会社に、上司にどう思われるか、とか、評価云々が、じゃなく、こんな日は休むべきだ!と言われたらどこか物足りなく感じてしまう人がいるのもまた現実か、と感じた次第。
そのパッションを否定するのも単なる価値観の押し付けでしかないからしない。けど、とにかく、お気をつけて。怪我しないで。
関連記事
-
50過ぎ、ようやく自分の強みを理解する(遅い)。
確定申告の準備をしながら、2022年を振り返っています。 いやあ、ハードだった。ここ
-
40代の働き方、ないないづくしのメリットを活かす。
今更何をぬかすかという感じですが、2017年も後半戦に入って久しいですね。 2017年
-
継続してても足りてないこと。次の「通過点」はどこだ。
うっかり充電を忘れてしまう時もあるけれど、基本的に移動中は耳に挿さっています。 続ける
-
携帯電話を持たない平凡な人間の非凡な人生。
By: The Library of Congress[/caption] 「携帯嫌だ、持ちたく
-
生きる目的、今夜はフラッシュモブ。
時間が有り余っていても何もできない不甲斐なさを感じている人は多いのかもしれない、と思った先日の出来
-
50代で叶える、アルバイトの夢。
自分比でややヘビーな締め切りに追われ、顔面を青くしたり白くしたりしていた月末月初。どうにか
-
お年玉をあげたって、面倒見てもらえるわけじゃなし。
お年玉の平均額っていくらくらいなんだろう。 と、検索してみれば、お年玉平均額情報を記載した
-
休みの日に連絡しても絶対に反応しない後輩。
たのしいたのしい年末年始休暇も終了し、世間はすっかり通常モードに戻りましたね。もちろん私も戻
-
家庭内調整と根回しと酒と薔薇の日々。
15分遅れる、というメッセージを受信し、はい了解と返信して耳に挿す。 続ける方法 とり
-
どんな状況であっても、味方になってくれる人はいるか。
「自分がどんな状況におかれようと味方になってくれる人はいるか」 珍しく遅い時間まで居座