自分の名前が書けなくて。
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最終更新日:2017/08/04
生き方と考え方
本日は執拗に自分の住所氏名を書きまくっておりました。
各種契約の更新やら、申請用紙、健康診断の問診票などなど、早めに書かなきゃ、でもめんどくさいなーという書類が溜まっておったのです。
ああ、別に今やらなくてもいいんだけどね、ホラ、溜まってるからさ。
などと妙な背徳感にゾクゾクしつつ、書き続けること数分間。
いつものように記名の難解さを思い知る。
自分の名前が書けなくて
そもそもの前提として、読めないほどの悪筆ではないにせよ、さほど美しい文字が書けるほうではない。しかし、それにしても自分の名前の書けなさ加減には毎度呆れるばかりです。
文字の並びで考えればおそらく生涯で最も多く書き記したであろうこの文字列を、未だに程よいバランスで配置することができない。記憶が定かではないけれど、きっと小学校入学前後には自分の名前を漢字で書けるようになっていたはず。となればかれこれもう40年も書き続けてきたというのに、こうも書けないとは我ながら不思議であります。
関連 自分の名前、好き?嫌い?
悪筆ではあるが、自分の名前だけは練習しまくったのでキレイに書ける。そんな人はいそうだけれど、他の文字列と比較しても自分の名前を記す時は俄然下手になる、そんなパターンはあるのでしょうか。
いや、思い当たる節はあるのですよ。
文字下手族の憧れの先
私の戸籍上の名字には通常あまり使わない漢字が入っておりバランスを取るのが難しいので、普段は簡易な文字で代用しています。ほら、渡邊さんが渡辺って書いたりする、あの感じ。カジュアルな記名では全て簡易な文字を使っているものだから、本名を書く機会は少ない、ゆえの下手さかと。
言い訳ですね。
文字下手族としてはさらさらと流れるようにさりげなく美しく署名ができる人はもちろん、決してお手本的バランスではないにせよ、妙に味のあるアーティスティックな文字を書く人にも憧れる。努力や工夫でなんとかなりそうに思えないあたり、もしかしたら後者のほうにより強く惹かれている、かも。
しかし字というのは不思議なもので、ずっと書いていると下手なりに自然とこなれてくる時期がある。本日の書類書きで自分の字に心底うんざりしたのは、ここ最近めっきり手書き作業が減り、手書き勘が鈍ったから、でもあるのでしょう。
果たして今生のうちに納得のいくバランスで記名できる日は来るのだろうか。そしてあと何回くらい自分の名前を書く機会があるのだろうか。
ところでなぜ書類書きごときに妙な背徳感があるなどと述べたのか。それは今日やらなければならない難解な作業があったからです。
書類書きのような「特に難しくはないけれど面倒で放置している」あれこれは、他にやるべきことがあるときの現実逃避として有効活用するに限りますね。そう、テスト前の整理整頓的なアレね。
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