50代からのキャリアチェンジ。

公開日: : これからの働きかた

「この先の人生は、書く以外の仕事で生計立てて行きたいんだよね」

長年ペンの力で生きてきた友人が、そんなことを言いだしました。あれ、そういや少し前に別の知人も似た話をしてた気がする。

天職と信じた仕事への情熱を失って

このご時世、そして微妙なお年頃。みんな同じようなことを考えているのだなあと思いました。

50代からのキャリアチェンジ

今時SNSくらいはおさえとかなくちゃ、とか、これからは動画だ!とか、いやいや音声配信がアツいよ、とか。情報発信のトレンドは目まぐるしく変化していて、だいたい2年でガラリと入れ替わる、くらいの体感速度ではないかと思います。

それでもこの先数年でテキスト文化が完全に廃れるとは考えにくいし、動画にしても音声にしても、ベースになるのはテキストなので、書くスキルや構成力の重要性は今後も変わらないはず。

でも、求められるレベルはどんどん変わっていく。特別な機材を持っている人だけが写真を撮れた時代を経て、今はスマホでだいたいのことは済ませられるように、プロの文章力を求められる仕事は、減っているのでしょう。

プロの仕事が求められない時代の仕事の作り方

加えて、加齢による扱いにくさや、感性の古さも出てくる。20代、30代の多い現場では、50オーバーの「大御所」とは絡みづらいとか、感覚がちょっと古いんだよね、と言われても致し方ない。さらには、ギャラの高さによって選択されない場面も出てくるのかな。

そんなこんなで「これまでとは別の仕事をしたいんだよね」となる中年フリーランスが多いのでしょう。

その気持ち、ホントにホントによくわかる。よくわかるけど「未経験職種への転職(就職)」という意味合いでの「50代からのキャリアチェンジ」は、容易ではないことも知っている。

「40オーバーフリー界隈は最近みんな似たようなこと言ってますよ。具体的に何か考えてるんですか?」
「うーん。できることなら屋台とかひきたいよね」

あと10年、15年いや、多分死ぬまで働かなくてはいけない自営業者。これからの就職は難しいとなると、結局アレですよね。仕事を自作するしかないんですよね。

簡単に見つかる副業・複業・週末起業ネタ

彼女がこの先どんな道を選ぶのかはわかりません。なんだかんだで仕事が途切れない人だから、結局書き手として人生を全うするのでは?とも思います。

でも、全然違う方向へ舵を切ったとしても、屋台でラーメンを出したとしても、それは彼女の長年の経験からくる出汁がふんだん味わえるいい塩梅のスープなんだろうなと思うのです。

いや、屋台のラーメンなんて、素人が簡単に手を出せる領域じゃないことは承知してますよ、例えば、の話ね。いずれにせよ、これからの冒険をたのしみにしてます。

大人一人暮らしのヒント




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