カメラ片手の銀杏狩りと、ひとり酒。東京散歩・墨田区

公開日: : 東京散歩

新しいカメラを購入したので、久しぶりに撮影散歩に出かけました。

充実の機能より、シンプルな作りを選択する。

カメラ片手に一人で散歩、となると、撮影対象は建造物や野山や花、そして鳥や猫となる。それでは好物である水辺を歩きましょうということで、隅田川を目指し、両国へ足を伸ばしました。

久しぶりの、東京散歩です。

東京23区をひとりで歩く

スカイツリーには青空がよく似合う

この日は最高の散歩日和で雲ひとつない青空。一部紅葉が始まっております。

目的地は両国だけど、一つ手前の蔵前駅を出発点とし、徒歩で隅田川を渡ることとに。

厩橋を歩いて、隅田川を越えます。

見事な秋晴れにスカイツリーがよく映える。東京タワーもそうだけど、やはり天に向かって伸びている建物には、青空がよく似合いますね。

東京タワーから新橋、鹽竈神社 東京散歩・港区

墨田区・両国、横網町公園を歩く

橋を渡り切ったらそこは墨田区。両国駅方面にある都立横網町公園を散策します。何度も言うけど、横綱(ヨコヅナ)じゃないよ、横網(ヨコアミ)だよ。

両国 麦酒倶楽部ポパイでクラフトビールに迷う 東京散歩・墨田区

都立横網町公園が現在の形で開園したのは、今から90年前のこと。もともとは大正12年(1923年)に発生した関東大震災で犠牲になった方の追悼式が行われた場所でした。

当初「大正震災記念公園」と仮称された公園でしたが、昭和5年(1930年)には、慰霊堂(当時は震災記念堂)や鐘楼、日本庭園が、時の皇室から庶民までの尊い寄付を受けて完成し、9月1日、横網町公園として開園しました。

都立横網町公園

金色の銀杏並木。なんだけど、設定が甘くて白飛びしている。新しいカメラに慣れなくて苦戦している様子が伺えます。

ここからもスカイツリーがよく見えます。

旧安田庭園で鷺に遭遇

両国散歩では必ず立ち寄るスポット、旧安田庭園。築造されたのは300年以上前の元禄時代だと言われておるそうな。

明治維新後は、旧備前岡山藩主池田侯の邸となり、次いで安田善次郎氏の所有となりました。氏の没後大正11年東京市に寄附されました。

旧安田庭園

この日は天気が良かったからか、いつもより来園者が多く感じました。といっても、10人にも満たない数でしたけど。

池には亀の姿が見当たらず。もう冬眠でしょうか。

亀はいないが、鷺がいた。

園内ですれちがったおじさまが興奮気味に鷺だ鷺だよと教えてくれたのだけど、望遠レンズをもっていなかったものだからよくわからない写真になってしまった。中央の木にちょこんととまっている鳥、これ鷺?鷺ですか?

こちらは我関せずの表情を見せる鳩。

下総屋食堂で至福のブランチ

両国散歩の際、必ず旧安田庭園に立ち寄るのは、ここが目当て。

庭園すぐ裏にある大衆食堂「下総屋」で朝酒をたのしむのです。

歴史を感じる佇まいの大衆食堂。戦後に東京都指定の「民生食堂」として営業されていたお店です。

下総屋食堂は、戦前から営業しているので、一般食堂から外食券食堂、そして民生食堂という歴史をつぶさに歩んできたことになります。かつて都内に513軒あった民生食堂も、いまではほとんどが姿を消し、営業しているお店はほんのわずかです。

昭和7年創業 両国「下総屋食堂」 かつては都内に500軒、現存わずかな都指定「民生食堂」の面影を訪ねる

ドラマや映画のロケ地としてもよく使われている模様。最近では、このMVが記憶に新しいところ。息子さん可愛いですね。

数年前しばらく休業されていてやきもきしていたのですが、現在は2代目のお母さんと息子さんで営業されています。

朝10時頃に入店し、ガラス棚に並ぶおかずから2品選び、サッポロビールをちびちびやる。お母さんと一緒に、途中下車の旅をぼんやり眺める。これが、かなりお気に入りの、休日朝の過ごし方。なんだかんだで、ちょくちょく寄せていただいております。

野菜のおかずをアテにすることが多いのだけれど、今回はさんまの塩焼きと、切り昆布の煮ものをチョイス。

ビールはサッポロ黒ラベルの大瓶、しめて1,100円のブランチ。

食後にお母さんお手製の梅酢漬けをいただきました。

自分では作らない甘い味付けの野菜の煮ものと、やわらかく陽が差し込む店内で飲むビールの旨さ。そして、遠慮なくぼんやりできる居心地のよさがたまらなく好き。長く続いて欲しい食堂です。

=====
下総屋食堂
〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目12

開業したばかりのホテルは国技館前

食後はそのまま両国駅方面へ。

建設中に見かけて気になっていた川沿いのホテル。

GATE HOTEL 両国。11/12に開業したばかりの真新しいホテルです。

隅田川テラス直結のロケーション。併設のレストランには、川沿いのテラスがあり気持ち良さそう。

水辺好きとしてはちょっと泊まってみたい気もする。シングルでリバービューのお部屋あるのかしらと思って調べて見ると、川と反対側、つまり道路側の景観が「国技館」と記されている。シティビューとか、スカイツリービューとかじゃなくて、まさかの国技館ビューよ?

そりゃ真ん前だから、心ゆくまでビューできるけども、国技館ビューってアナタ。

相撲ファンにはたまらない景観といったところでしょうか。

両国駅を過ぎて、もう少し歩くことに。

再びの隅田川、今度は両国橋から総武線と遊覧船を眺める。

たっぷり散歩して、写真も撮って、酒まで飲んだのにまだ昼過ぎ。早起きして家事も仕事も済ませたし、あとは帰って昼寝でもしますかね、とか考えて過ごす週末の、なんと幸せなことか。

大人のたのしい一人生活

カメラがあると、散歩の面白さは倍増するね。次はどこへ行こうかしら?




関連記事

夜の巣鴨を歩く、そしてときわ食堂。東京散歩・豊島区

1回で終わるはずだったのにまさかの3分割となった東京散歩・豊島区編。 参考 巣鴨地蔵通

記事を読む

根津神社

いちょう並木のセレナーデ。 東京散歩・文京区

近場の旅でも旅は旅。 というわけで、改めて東京都内各所を散歩してみるというお遊びをしていま

記事を読む

かかし 清洲橋通り

大江戸線にならって、清澄通りを歩く。東京散歩・江東区

何度も足を運んでいるけれど、同じ場所でも訪れる時間が違えば街の表情は変わるのだな、などと考え

記事を読む

青物横丁 丸富で鰻串を楽しむ。

先日の品川散歩の続きです。 駅前を横切る通りの名はご覧の通り妙にハイカラ。青物横丁になぜ突

記事を読む

白のままでは生きられない 母衣への回帰 志村ふくみ展。東京散歩・世田谷区。

世田谷散歩の続きです。 関連 いらか道を砧公園、世田谷美術館へ。 東京散歩・世田谷区

記事を読む

荻窪 川勢で鰻串焼き一通りと熱燗を。東京散歩・杉並区

杉並散歩も終盤です。 紅葉を楽しんだ後は荻窪駅へ。 関連 大田黒公園で少し遅めの

記事を読む

飛鳥山公園あじさいの小径を歩く 東京散歩・北区。

今年はなんとなく、紫陽花が気になるな。 桜に対してはそれなりに心を砕き、毎年恒例の酒盛

記事を読む

大田黒公園で少し遅めの紅葉狩り。東京散歩・杉並区

杉並散歩の続きです。 関連 西荻窪から住宅街を抜け荻窪へ。東京散歩・杉並区 せっ

記事を読む

ほとんど埼玉?成増駅を歩く 東京散歩・板橋区。

近くの旅でも旅は旅。 ということで東京23区内を改めて練り歩くお遊びを細々と続けており

記事を読む

浜松町駅から東京タワーを歩く。東京散歩・港区

久しぶりの東京散歩です。 関連 東京散歩、近くの旅でも旅は旅。 今年に入って近場

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ステーキ献立
牛ロースおろしステーキ、レタスと海苔のサラダ献立

ステーキといえば肉を焼いたものを指す。しかし私のステーキとは

一人行動愛好家の嗅覚に失敗なし

何年か前から気になっていた居酒屋がありましてね。気になりつつ

さつまいもとベーコンのグラタン
さつまいもとベーコンのグラタン、柿と白菜のサラダで赤ワイン

秋冬シーズンに入ると、突然食べたくなる。それが、グラタン。鍋

しつこい手湿疹。薬を使わず「鬼の保湿」で改善する。

夏前くらいからずっと、手荒れに苦しめられています。例のアレ予

ぶりあらのかす汁、油揚げのねぎ味噌チーズ揚げで晩酌。

年がら年中酒にあうつまみを準備する生活がもう何年も続いており

→もっと見る

PAGE TOP ↑