ニューヨーク旅行 治安、持ち物、服装、物価にチップ。一人旅でも大丈夫?
クリスマスシーズンにニューヨークに行ってきました。
今回はミッドタウンエリアにあるホテルを拠点に1週間ニューヨークを散策。
考えてみれば1週間ずっと同じ場所で寝泊まりする旅は久しぶりでした。いろんな宿に泊まるのが好きなので細かく移動し続けるスタイルもいいけれど、これはこれでやっぱり楽。当然ながら荷物を動かさなくていいのはありがたいですね。
行った場所やホテルなどそれぞれの詳細については後日記事にするとして、本日は初めてのニューヨーク旅行についてざっくりとまとめてみます。
今後ニューヨークへの旅を計画されている方の参考になれば幸いです。
ニューヨークへの移動手段
LCC使いまくりの私には珍しく、今回はJALの成田↔️JFKの直行便を選択しました。
もともとは経由便にて計画していたのですが、アメリカの他空港経由便だと経由地での入国審査に時間がかかり結構焦るよという情報を入手。ならば直行便はないかのうと探していたところJALのプレミアムエコノミーシートでお得なプランを発見したのでした。
いやあ、やっぱいいですね、JAL。そしてプレミアムエコノミーシート。
アジア諸国への短時間フライトならLCCでもエコノミーでも全然へっちゃらなのですが、10時間超えの長旅となると広いシートはありがたい。移動手段より現地での体験にこそリソースを注ぎたい私としてはプロパーで差額を払ってまで乗りたいかと聞かれたら微妙ですが、今回みたいな耳より情報があるのならば是非乗っかりたいわと素直に思います。
JFK空港からマンハッタンへの移動
当初はタクシーで移動しようと考えていたのですが、バスが頻繁に出ていたので採用。
JFKからマンハッタンへ行くバスには目的地まで連れて行ってくれる乗り合いタクシー的なものもあるようですが、私が使ったのはNYC Airporterといういくつかのバス停を経るタイプのバスで、空港からマンハッタンまでは18ドル(=約2,180円)でした。空港の出口正面にあるバス乗り場で並んでいるとチケット販売のお兄さんがやってきて目的地を聞いてくれます。一体どのバス停で下車すべきなのかわからなかったのですが、ホテル名を告げると一番近いバス停を教えてくれるので安心。
車内は結構年季が入っていますけども、そこそこ快適。最寄りバス停であるBryant Park前で下車し、そこからは歩いてホテルまで移動しました。ちょっと地図を読み間違えて遠回りしてしまったけど、天気がよかったこともありお散歩気分で楽しく移動。いやあ、初めての街は歩いているだけで面白いですね。
帰りは訳あって人数が4人に増えたのでホテルからタクシーでJFK空港まで移動しました。費用はチップ込みで80ドル(=約9,680円)と一人頭の金額はバスとさほど変わらず。大人数の場合はタクシー移動が一番楽でいいですね。ちなみにニューヨーク滞在中タクシーに乗ったのはこの時の他には1度だけ。他は全て地下鉄移動でした。
ニューヨーク滞在中の移動手段
滞在中の移動はほぼ地下鉄で事足りました。
今回は1週間の滞在だったので7日間乗り放題のメトロカードを購入。
費用は発行手数料込みで32ドル。購入方法も使用方法も簡単です。
まずは券売機のカードタイプ選択画面にて「Metro Card」を選択し
続いて「Get New Card」を選択。既に手元にメトロカードがある場合はチャージができるってことですね。
今回は乗り放題仕様にしたいので「Unlimited Ride」を選択。
7日間乗り放題は31ドル(=約3,751円)。地下鉄メインで使うならば十分に元が取れます。
最後に支払い方法を聞かれるので現金かカードかを選択して終了。カードの場合は5桁のコードを入力する必要がありますが外国人は「99999」を入力すればOK、とみんな大好き地球の歩き方に書いていたので大人しく従いました。これで無事購入できたけれど調べてみると「#」を押すだけでOKとかスルーしても買えるとか諸説ある模様。カード利用不可、紙幣利用不可のマシンも結構あるのでマシン上部の注意表示をチェックすべしです。
メトロカードは使用方法も簡単で、改札口に設置されているカードリーダーでシュッとスワイプするだけ。うまくいかずにエラーが出てしまっても駅員さんに申し出れば解決してくれます。
あまり移動しないとかタクシーだけしか使わないなんて場合は不要ですが、なんだかんだでやっぱり地下鉄は便利。マンハッタンに滞在するのならば乗り放題のメトロカードは買っておいて損はないと思われます。
また、タクシーでの移動も安全・便利。実は今回初めてタクシーリクエストアプリ「Uber」を使ってみたくてチャレンジしたのだけれどうまくいかず結局キャンセルしてしまいました。なぜキャンセルする羽目になったのかは後述します。
冬のニューヨークの気温と服装
「マンハッタンの冬ファッションはダウンとムートンブーツがマストアイテム、ってNY在住の友達が言ってた」
という友人の言葉に怯えて暮らす冷え性の私でしたが、またもや無駄に晴れ女っぷりを発揮し雨だらけの冷酷な事前予報に反してそこそこいい感じの天候に恵まれました。なんと14度の陽気がやってきた日もありましたからね。
それでもやはり基本的には寒いニューヨークの冬。暖かいアウターとブーツ、手袋、帽子やイヤーマフ、メガネなどの防寒アイテムは必要です。ファートリミングのフード付きアウターがあれば顔まわりの冷気も防げて便利かと。後はカイロもあると安心です。ニューヨークのスーパーでもカイロを見かけましたが、日本で用意したほうが安くて安心。ただし荷物にはなりますが。
ファッションに関しては観光客が多いこともあり男女ともにかなりカジュアル。そこそこアッパーな雰囲気のレストランや劇場でもデニムにブーツ姿の女性の姿を見かけました。
BIRDLANDの予約方法 ニューヨークのミュージカルにジャズクラブ。
厳密なドレスコードのある店ならもちろんアウトですが、あまり服装に関してナーバスになる必要はなさそうです。
ニューヨーク旅行の準備、必需品は?
海外旅行といえば忘れちゃならない電源プラグと変圧器問題。しかしアメリカの電源プラグは日本と同型のものなので変圧器の必要ない電化製品であれば変換プラグも不要でそのまま使えてラクです。よってニューヨークだからこその必需品は特にありませんが、冬場の旅なら前述した防寒対策は必須かと。そしてもちろん電子渡航認証システム・ESTA(Electronic System for Travel Authorization)にて事前申請しておく必要があります。
公式 ESTAの申請(ESTA)
そして今回は訳あって珍しくwifiルータレンタルを利用しました。
普段はホテルのwifiと観光施設や駅、飲食店にて提供されているフリーwifiで凌ぐ私ですが、今回はエクスコムグローバルのルータを活用。あればあったでそりゃ便利なwifi、今回は連れがいたので別行動時に連絡を取り合うのに使えるなあと実感しました。そうか、wifiって一人旅にはもちろん便利だけど複数人数での旅行のほうがその力を発揮するのかもしれないなあ、なんて。
レンタルwifiルータ見積り(エクスコムグローバル)
今回利用したのは3Gの無制限プランでしたが安定感もあり普通に使う分にはストレスなく使用できました。但しバッテリー持ちがあまりよくないのでオプションにてモバイルチャージャーのエネスマートもレンタルされることをオススメします。実は先ほどUberが使えなかった云々と書いた理由もこれ。チャージャーは持っていたのにコードをホテルに忘れるという失態のせいで、待っている間にスマホのバッテリーがヤバくなってしまい慌ててキャンセルする羽目になったのでした。
噂には聞いていたけれど寒い中でスマホやモバイルルータを使っているとバッテリーの消耗が半端ない。もうしゅるるるるーとあっという間になくなっちゃうからびっくりですよ。スマホフル充電で出かけて2時間しか持たないこともありましたからね。
旅行中は地図をチェックすることも多いし、バッテリー切れの度にいちいち充電のためのカフェ休憩を挟むのはもったいない。スマホもルーターも充電できるチャージャーは結構使えるアイテムです。そして緊急時には本体をカイロで暖めて復活を促すという最終手段に頼らざるをえないのでやはりカイロは必要かも。
ドルの両替はどこでする?
いやあ、まさかの円安にやられました。こればっかりはコントロールできないので仕方ないですけども。
友人は年末に向けて為替の動きに恐れ、幾分早めに都内の銀行で両替を済ませておりましたが私は出発日に成田空港のGPAで両替して1ドル120.16円でした。
ひ、120円…。
それでも現地へ入って現金両替するよりはマシなので両替は日本で済ませておくが吉。まあどこもかしこも小さい額でもカードが使えるので現金はあんまり使わないですけどね。短期間の旅行であればカード付帯海外旅行保険も利用できることだし、クレジットカードを持っていない場合は旅に出るこの機会に作ったほうが何かと捗りますよ。
しかし今後も頻繁に海外へ出るならばいい加減キャッシュパスポートあたりを使ったほうがいいかと今回はさすがに考えました。どのくらいの頻度で使うかによってお得感は大きく変わってくるけれど、円高の時を狙って入金しておけば為替の動きにビクビクしなくていいし、何よりラクだもんね。
難しいチップの習慣、簡単な計算方法は?
ここのところチップの習慣がない国にばかり滞在していたのでやっぱり戸惑うチップのお作法、支払いの度にもじもじしてしまいました。払いすぎて返されるなんてことまでありましたからね、やれやれ。
そこであれこれ調べたところ、ニューヨークで支払うチップの目安を簡単に計算するには
「消費税の2倍」
がラク、という情報を入手しました。チップの相場は支払い総額の15~20%。現在のニューヨークの消費税8.85%を2倍すれば17.7%となるので標準的なチップの額が算出できるというわけです。なるほどね。
お恥ずかしながらハクション大魔王並みに数字に弱い私にとってこういうTipsはありがたい限り。レシートに明記されている税額を2倍する程度の算数力は持ち合わせているので以降はこの方法で乗り切りました。
いやあ、チップって難しい。しばらくこの環境で暮らさないと慣れないだろうなあ。
ニューヨークの旅、英語でOKはやっぱり嬉しい
当たり前ですがニューヨークは英語です。ネイディブスピーカーの坩堝です。アメリカンイングリッシュです。
大人になってからアメリカに足を踏み入れるのは初のことで、私の脆弱かつ幼稚なグロービッシュでは話が通じないのではと危惧していたのですが全くもって心配いりませんでした。まあ旅行中に使う英会話なんてたかが知れてますからね。
アメリカンな早口についていけず何度か聞き直してしまう場面もありましたが、それでも全てが英語という安心感は半端ない。車内アナウンスも駅の表示もメニューも全部英語っていいよね。タイ語とかベトナム語になると一切わからないもの。
さて、しつこく言い続けていますが海外旅行に流暢な英語力は必要ありません。
いつもお読みいただいている方はお気づきかと思いますが、ここのところ英語学習を少々サボり気味。これを機にまたぼちぼち勉強しようかねという気になっておりますのでそれもまた改めて。
クリスマスのニューヨーク
クリスマスをバルセロナで過ごした時はどこもかしこもクローズしていて結構寂しいクリスマスになってしまったのですがニューヨークはそれなりに賑やか。25日は美術館や博物館、百貨店や一部の路面店は閉まっているところも多かったのですが、レストランなどは普通に営業していたのでどこにも行くところがない、やることがない!なんてことにはならないはず。
クリスマスシーズンならではのイルミネーションやショーウィンドウがニューヨークの街をより一層煌びやかにしていました。
ニューヨークの治安と物価
15年前にニューヨークを訪れたことのある友人曰く、当時はもっとHey,MenとかYo!とか叫びだしそうなショルダーラジカセGuysが生息していてBANANA FISHムードが漂っていたらしいですがそれも今や昔。
今回はミッドタウンを中心にアッパータウンやチェルシー、ソーホー、ブルックリンなどの健やかなエリアしか歩いていないからか、治安の悪さや危険な雰囲気は一切感じませんでした。ハイシーズンで観光客だらけだったというのも大きいですが東京より安全なんじゃなかろうかと思うくらい。
何せ人混みが多いので安全な中心地でもスリやひったくりに注意するのは当然のこととして、基本的な防犯対策をしていれば女性の一人旅でも安心して楽しめる街だと感じました。
しかし物価は高い。もちろん為替の影響大なのですが、高い。ちょっとおしゃれなカフェでブランチ食べたら3,000円とか平気でいっちゃうので震えます。ローカルフード探検隊としてホットドッグスタンドはきっちりおさえたのですが、それでもドリンクとセットで600円。マクドナルドのハンバーガーもコーヒーもコンビニで売られているようなちょっとしたお菓子類も日本で買うより幾分高価でした。
長期滞在でもっと日常のニューヨークを知りたいなあなんて思うのだけれど、うーむ、時期を見誤るととんでもない散財になりそうです。
ニューヨークのグルメ事情
アメリカの食にはあまり期待していませんでした、というのは偏見でしょうか。
けれどニューヨーク、されどニューヨーク、お金さえ出せば美味しいものはいくらでもあるニューヨーク。せっかくだからちょっといいレストランにも行ってみようと思っていたのですが、どこも予約が取れず驚き。コース200ドルとかの店が軒並み満席なんていやいや、みんな凄いねえ。時期的なものでしょうか。
などと言いつつもハンバーガーやホットドッグ、ボリュームたっぷりの朝食や豪快ステーキなど、アメリカ的な食事を楽しんできました。
ハンバーガーにホットドッグ、ニューヨークで食べたもの その1。
物価が高いだのチップが面倒だのと悪態をついてはいますが長年憧れていたニューヨークに到達できた感動はかなりのもので。写真もたくさん撮ったのでニューヨークの旅の記録を今後もぼちぼち綴っていきますよ。
※追記 ニューヨーク旅行記、書きました!
ニューヨークの旅2016
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