モアルボアルのおすすめレストラン 2016。
セブ島・モアルボアルのパナグサマビーチあたりには小さなローカルレストランやバーが点在しています。といっても全長1Km足らずのメイン通り沿いにポツポツと並んでいるだけなのでせいぜい20軒とかそこらですが、これが小さな村っぽい雰囲気でなんとなく楽しい。
もうそろそろすべての店を制覇していてもおかしくはない程度にはモアルボアルに通っているのですが、利用している店は毎回ほぼ同じ、ということにいよいよ気がついてしまいました。
なぜ他にも選択肢があるのに同じ店ばかりに通うのか?
その理由はたったひとつです。
モアルボアルのレストランは海の家
普段は店の雰囲気がどうとか見晴らしがいいとかオシャレ云々なんてのより、料理の味そのものと自分との相性で店を判断する私。けれどここモアルボアルでの店選びの基準は
「気持ちいいかどうか」
それだけです。
クレープなんかを出しているコーヒーショップとか
イタリアンとか
フィリピンでは珍しいクラフトビール推しのメキシカンレストランとか
ギラギラしたバーとか、いろんな店があるにはあるのですが、どうにも足が向かないのです。
毎度辛口で恐縮ですが、フィリピンでの食事にはもはや多くは求めません。エメラルドブルーの海に負けじと輝く青い空という素晴らしき青の競演を眺めながら薄く冷たいビールが呑めればもう何も言うまい、あとはちゃんと食べられるものが出てくれれば御の字。よって、どうしても眺めのいい店ばかりを選んでしまうというわけ。
そもそもどの店も毎年メニューも内容もコロコロ変えてくるからここの店のどれそれが美味い云々の話ではないのですよ。この界隈の店ってレストランの体はなしているけれど海の家と考えたほうがしっくりくるかも。海の家で出されるおでんとかビールとか味はともかくとして嬉しさ美味さ3割増しじゃないですか。あの感じ。
モアルボアルの「ある意味」おすすめレストラン
というわけで、いつもとはちょっと違った意味合いではありますがモアルボアルで「おすすめ」の店をご紹介します。
CHILI BAR
毎回必ず行っている気がするチリ・バー。理由はやっぱりガバッと開けたこの眺め。
なのですが、今回到着した日のお天気はご覧の通り曇り空。エメラルドグリーンの海と再会とはいきませんでした。
お昼を少し回った時間だったので軽めにつまもうとBuffalo Chiken Wing180ペソ(=約380円)をオーダー。結構な盛りでそんなに軽くはありませんでしたがビールのお供にはなかなか。wifiは時間制限あり(2時間)。
LAST FILLING STATION
この日は曇っていたのでたまには海沿いの店じゃなくてもいいや、と選んだLAST FILLING STATION。
ビールを待ちながら待つこと数十分。
ベジタリアンピザ265ペソ(=約560円)。これがなっかなか出てこなくてちゃんとオーダー通ってるのかと確認したら
「ピザのオーダーが多くてちょっと混んでるだけ、大丈夫!」
と言われてしまいました。でも後からオーダーしたテーブルに先にサーブしていたのを私見てたよ、見てたからねふふふ。まあ急がないからいいんだけどね。wifiあり。
ARISTA
2日目のお昼はホテルのプールサイドにてランチ。併設のレストランARISTAからハンバーガーを持ってきてもらいました。
今回はプールサイドで食べたけど、ARISTAの目の前は海。店内からの眺めもなかなかよいのです。
甘いマヨネーズが塗られたフィリピンスタイルのハンバーガーにフレンチフライ添えで145ペソ(=約305円)。雑だなあ、と思われるかもしれませんが、野菜も入ってるし結構ちゃんとしてるじゃないか、と、その昔、モアルボアルのもう少し南にあるアレグリアというところにある海辺のホテルでどエラいチーズバーガーを出された記憶のある私は思うのでした。
ピザやバンバーガーは安全パイだという思い込みを覆されたあの衝撃バーガー。でもそのホテル、フィリピン料理に関してはまともだったんですよね。以降見知らぬ土地ではおとなしくフィリピン料理をオーダーするようになった私です。
Veranda Bar
あれ?こんなとこにあったっけ?と、今回初めて知ったお店。前からあったのに奥まっているから気付かなかったのか、最近になってできたのか。
フィリピン料理やピザなど、品数がやたら多くて見ごたえのあるメニューブック。
その中からおとなしくフィリピン料理のチキンアドボ220ペソ(=約460円)をチョイス。鶏肉を酢と醤油で煮込んだようなものにライスorフレンチフライがついてきます。パプリカがたっぷり入っていてボリュームあり。
ここも海辺の店でなかなか気持ち良さそうだったので、別の日の朝にもう一度行ってみました。
店内の一段下にテラス(ってほどでもないけど)席もありました。
卵とチーズ、ベーコンのサンドイッチ140ペソ(=約295円)。これまたボリュームありますね。wifiも快適。
食事をしていると目の前で可愛らしい兄妹が遊んでいたので写真を撮らせてもらいました。すると私の隣でお茶を飲んでいた女性が
「ふふふ、実はお兄ちゃんのほうが写真撮られるの好きなのよ〜」
と。あらあら、お母さまでしたかこれはこれは。
すごく仲良しで微笑ましいふたり。
おチビちゃんが捕まえたカニを見せてくれましたよ。ありがとね。
CAFE CEBUANO
ここは去年も利用したのだけど、こんな海丸見えだった印象はありませんでした。前回は夜に来たからかしら。
今回のモアルボアルではここのビールが一番よく冷えてたなあ。
カラマリ180ペソ(=約380円)をアテに冷たいビールを3本。wifiあり。
さて私と同じくこの店の海側の席に座っていたヨーロピアンの若い女の子が突然声を上げたので何事かと聞いてみると
「小さなウミガメがずっとこの辺泳いでるの!」
と興奮気味に教えてくれました。というわけで私もさっそくウミガメウォッチャーとなり、激写!
・・・拡大してもまともに見えませんね。でも、中央下側にいる茶色いのがウミガメなのですホントです。
私たちが海を指差しキャッキャキャッキャ言っているのに気付いたお隣CHILI BARのお客さんもカメラをスタンバイ。
ウミガメをこうして陸から見たのは初めて。もしかしたらじっくり注意して見ていれば結構な確率で発見できるのかもしれないなあ。
Lantaw Restaurant
毎回必ず行っているような気がするLantaw。その理由はただ一つ、ここは界隈唯一2階から海が見渡せるお店なのです。
フィリピン料理の他タイ、インドネシア、インド、チャイニーズ、そして和食などの料理が揃っています。他の店に比べると全体的にややお安いような。
こちらで食事をするならばやや早い時間の夕暮れ前、これくらいの空の状態からスタンバイするのがおすすめ。ゆっくりビールでも飲みながら
こうなって
こう来るのをただただ見つめるのが最高に心地いいのであります。同じ目的のおひとりさまもちらほらお見かけしましたよ。
いただいたのはなぜかフィリピン料理にカテゴライズされていたChiken Teriyaki、190ペソ(=約400円)。まあね、テリヤキはもはや世界で通じる言葉ですからね。むね肉の照り焼き、カラマンシーを絞ると爽やか。
今回は行かなかったけど、LITTLE CORNERも海辺のお店。
って、前回とほとんど変わり映えのないレポートになってしまいましたが、やっぱりロケーションのいい店ばかり選んでしまうのでした。
基本的に美味しいものはいつどんなシチュエーションで食べても美味いのだと思っていて、みんなで食べるとなんでも美味しいね!的なアレには一切同意しないダメなタイプの人間ではありますが、それでもここで食事していると美味いとか不味いとか鮮度がとか量がとか高いとか安いとかぶつぶついうのが相当野暮な行為に思えてしまうのです。
多少味が濃かろうが肉が固かろうがこの景色と冷たいビールさえあれば感謝感謝、ああ人生ってそこはかとなく楽しいよねえ、となってしまう自然ってやっぱり強い、強いよなあ。
関連記事
-
だし巻き染おろし、分葱と揚げのぬた 家飲みおつまみ。
キャベツがあるから今日は魚と一緒に蒸すか。 そう考えて魚に強い店に意気揚々と向かうも残
-
一人暮らしの晩酌献立 5/18 ハリハリ鍋。
なんか肌寒いですね@東京。 ここ暫くは真夏の如き気候だったから余計にそう感じるのでしょ
-
兵庫の酒 福寿 神戸カップで晩酌 豚肉と豆苗のおろし和え、白菜のしょうがスープ。
2016年の日本酒ツアーは兵庫県からスタートです。 関連 勝手に日本酒全国ツアー
-
身軽な旅行。靴は何足、何をどう選ぶのか。
旅の靴問題に関してひとつの答えが出ました。 関連 最小限の旅ファッション、問題はいつだ
-
野菜だけのスープ、かぼちゃのサラダとワインで家飲み。
ワインにしようかなあ。 今あるのは赤と泡だから、はて、何を作ろうか...。 などと考えてワイン
-
豆苗の冷しゃぶ、きくらげとザーサイの卵スープ。
献立には焼いたものとか煮たものとかいろいろあるほうがいいよね。 などと書いたそばから焼
-
社会人の学び直し、年齢はネックになるか。大人の短期留学ライブ記録 2週目を終えて。
現在フィリピン・セブ島にて4週間の短期語学留学を体験中。約1ヶ月という短い体験期間でも、過ご
-
ニューヨークの旅 格安でも往復プレミアムシートの理由。
ニューヨークへの旅は何度も予定が変更になりました。 関連 私なら行かない。 友人に年末どこか
-
小松菜オイル蒸し、梅えのき納豆献立。
納豆が品薄状態になった時期があったとかなかったとか聞きました。 納豆って、他の食品と比
-
しらたきのたらこ炒め、蒸し鶏とにらのしょうがだれ献立。
並び的には蒸し鶏がメインにくる献立なのですが、どうにもたらこ炒めの桃色が主張してくるので配置