自信はないのに諦めない。セブ日記 11
まさかまさかの4連チャン。
過去こんなに連日降り続けるような天気にあたった印象がない。と思うけれど、ただ単に忘れているだけかもしれないし、あらゆる天気を勝手に青空で上書きして保存していただけかもしれない。
本日のセブシティ、日中の最高気温は29℃だったが、これを書いている夜の気温は21℃。
普通に寒い。帰国後の冬服として持参したジョンスメドレーのカーディガンでも羽織ろう。と思ったら、今回は持ってきていなかった。曖昧な記憶。
自信はないのに諦めない
真面目に頑張ってはいるけれど依然劣等生から抜け出せないままの3週目。比較的自由な発言機会の多いグループクラスがズタボロである。
本来ならば滞在期間に比例して勘も戻り、会話はスムーズになりそうなものだけれど、どんどん話せなくなっている気がする。気のせいかもしれないし、もともとの実力がこの程度だったのかもしれない。が、妙に歯がゆい。
おまけに発音矯正の授業でこれまでぶつからなかった音に正面衝突しているものだから余計に歯がゆい。
数ヶ月に渡ってみっちりと発音を学べる他の生徒と違い、私は4週間しか時間がないので持参したテキストを最後までやることをひとつの目標としている。講師陣にもそうお願いしていたので「CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK」と「英語耳 」は既に終了し、現在は「<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本」を使用したレッスンをしている。
「would’ve been,would’ve been,would’ve been」
同じフレーズを10回、20回と繰り返し叫び続けていると言葉の持つ意味合いがどんどん薄れ、単なる音を発しているような感覚が襲ってくる。挙句、いったい自分はここで何をしているのだろうかと小さな部屋で意識が遠くなってくる。
これまでさほど発音で苦労した記憶がないのは何も私に素質があったからでなく、なんちゃって発音を駆使して騙し騙しやり過ごしていたからだったのだなあ。と、改めて思い知る2017師走。
again again again again.
ああ悲しき劣等生。
「大丈夫、この音が苦手なのはあなただけじゃないから」
そう慰められてもいやいやみんなもっとできてるはずだと疑心暗鬼になってくる。と同時に、こんなことで悔しがる自分が意外でもある。
40過ぎてから学び直した英会話。自分の力は所詮この程度、と思っているくせに、できないとやたら悔しい。ということは、心のどこかでは自分はもう少しできるはず、と少なからず期待しているのではないか。
自信なんてないくせに、今のレベルのままでいることが諦めきれず、貴重な師走の時間を費やしている。スパイ活動もそこそこに毎日何時間も音読を続けていること自体、自分に対する希望を捨てていない表れだろう。
しつこい。しつこいなあ。
今日の食事
- 朝 ハム、青梗菜炒め、コールスローサラダ、ごはん、卵スープ、バナナ
- 昼 豚カルビ焼き、白菜炒め、瓜の煮もの、オクラ炒め、ごはん、コーンスープ、りんご
- 夜 鶏の唐揚げ辛味タレ、インゲンソテー、白菜炒め、とうもろこし、ごはん、青菜のスープ、すいか
連日連夜、豚と鶏を繰り返し食べている。普段食べない米も連打しているが、思いの外身体に変化は見られない。運動は足りていない気がするが、普段は使わない脳の部位を酷使しているが故にどうにかこうにかカロリーを消費できているのだろう。
もくもくと米を食み、じりじりと悔しがっているうちに、留学生活3週目が終わろうとしている。
つづく。
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