身軽な旅行。靴は何足、何をどう選ぶのか。
旅の靴問題に関してひとつの答えが出ました。
服装を全く気にしない一人旅、とにかく荷物を少なくしたいからデニムとTシャツで全行程通す、というスタイルの旅ならスニーカーさえあればどうにかなりますが、荷物は少なくしたいしファッションも楽しみたい欲張りな私の問題は、靴。
旅に限らずだけれど、よくよく靴ってファッションのポイントだなあと思うのです。
旅の靴は何足必要なのか
スーツケースを持たず手提げ鞄ひとつで出かけた今回の旅では
- スニーカー
- ギョサン
- 折りたたみシューズ
以上3足を使いました。
荷物の少ない旅といいつつ靴3足はどう考えても多いだろうという感じなのですが、基本的にスニーカーは移動時に履いているので持ち歩くのはギョサンと折りたたみシューズの2つ。いずれもさしてかさばるものではないので苦になりませんでした。
と言ってもこれは
「折りたたみシューズは荷物の少ない旅の戦力になり得るか」
という実験目的ありきで選んだ3足。完全プライベートかつカジュアル路線の夏の旅であればスニーカーとサンダルがあればほぼ事足ります。
関連 ミニマリストの夏はギョサン1足でまかなえる気がしている。
が、旅先でややフォーマルなスタイルを必要とするシーン、例えば仕事で人に会うとか、それなりのレストランで食事するといった予定のある場合は基本の2足では心許ない。いやいや明確なドレスコードがない場所ならとりあえずビーサンでやり過ごせるでしょ、という意見もあるでしょうが、観光客だからこれで許してとばかりにどこへでもサンダルで押しかける旅人にはなりたくない、と個人的には思うのです。マナー云々とか人に文句を言われるのがどうとかじゃなくて、自分が楽しくないのでね。
かといってパンプスはどうにもかさばる。
スーツケース持参の旅ならいざ知らず、今回みたいに鞄ひとつの場合はかなり邪魔になってしまうのです。
そこで導入した折りたたみシューズ。旅行のお供としてだけでなく、ヒールで出かけた先で足が耐えられなくなった場合の「お守り」としても使えそうだと踏んで購入したものの結局は今回の旅にて初使用。果たして持たない旅の救世主となったのか?
折りたたみシューズは旅行中に使えるか
実験結果としては
「使える」
という判断を下しました。が、もちろんこれは予備シューズとして、という注釈を伴います。
購入してすぐ喜んで履いてみてあまりの痛さにぶるぶる震えたこの折りたたみシューズ。
無事足の準備が整った状態で履いて台湾の街を歩いてみるとすこぶる快適でした。当初の予想通りストラップは外して使ったけれど、それでも脱げるようなこともなくなかなかいい感じ。
が、これはあくまで携帯用。普通のパンプスと比べても歩くのはラクだけれど靴底はやや薄めで華奢な為、長時間歩行には向きません。この靴を普通に「一足」と数えて1日ガッツリ街歩きしよう、なんてのはちょっとしんどいんじゃないかな。いや、慣れの問題かもしれないけれど、そもそもそういう目的で作られた靴ではないのでやめておくほうが無難かなと。
しかしながらそもそもの目的である
「フォーマルに対応してくれる旅用コンパクトシューズ」
としては十二分に使えることが判明。めでたく私の旅グッズの仲間入りを果たしたのでした。これからもよろしく頼むよ。
身軽な旅がしたい、と一口にいっても同じスタイルの旅はふたつとないし、何が必要で何が不要なのかは全くもって人それぞれ。そして本を読んだり頭で考えているだけじゃ本質は見えなくて、何事もやってみなくちゃわからない。
体が動く限りは大きな旅や小さな旅を続けていきたい私。これからも自分にとって一番心地いい旅スタイルを目指してあれこれ模索していく所存であります。旅の準備は苦手だけど、あれこれ探るこの作業はなんだか楽しいんだな。
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