私が一番大変で、こんなに頑張ってるのに、誰もわかってくれない。
連休中、友人と焼き鳥などをつまみに昼からだらだら飲んでおりました。昼飲みに付き合ってくれる友人って貴重だなあとつくづく思う。酒飲みでも、夜しか飲みたくないって人もいるもんね、多分。
で、いつものように近況報告をし合っておったのですが、数ヶ月会わずにいるといろいろ積もる話もあるもので。
一人暮らしで同僚もいないなると、誰かが抱えている悩みの深いところまで知る機会はそうそうない。「機会」って表現も変だけども、夜な夜な気の合う同僚と馴染みの居酒屋に出かけてはちきしょう部長のヤツふざけやがってコノヤロウみたいなシチュエーションがなくてですね。たまに自分と異なる立場の人の話を聞くと、みんないろんなものを抱えて生きているのだなあと感じるのです。
いくつになろうがその日がくるまで、僕らはみんな生きている。といったところでしょうか。
切り抜ける知恵は、もう持っている
日々人と関わっていれば多かれ少なかれ揉めごとなり問題ってのは起こる。ストレスフリーの環境を構築しようが、どれだけやりたいこと、好きな仕事をしていると言い切れる人間であろうが、多少の困難なり悩みなりはあって当然と言えましょう。
関連 胃が痛い悩みは放置する。
例えば単純に仕事や数字のプレッシャーとか。それを努力でクリアしたにも関わらず、なぜか他者からぶつけられる妬み嫉みとか。日々訪れる大小の出来事によってストレスが溜まっているのを自覚したという友人。最近はざわつく心と頭を鎮めるべく、瞑想を始めたそうです。
わかるわあ、とりあえず頭空っぽにしたい時ってあるよね。
最近の出来事を一通り聞いてみれば事態は複雑でありつつも、いやいやアンタならそれどうにかできるんじゃないの、と言ってしまう。すると本人も、ですよねえ、という具合になる。
面倒は多くとも、その処し方もさすがになんとなくわかってきたし、もっと正攻法で行かなきゃ!みたいな青臭さもとっくに取れたでしょうよ。もう好きにおやりなさいな、と。いやいやアレですね、お互い年取るってのはなかなかいいもんじゃないですか、ねえ。
などとニヤつきながら飲んだのでした。THE・お気楽酒、これぞ昼飲みの醍醐味であります(嘘)。
私が一番大変で、それでも一生懸命頑張ってるのに、誰もわかってくれない
どんな仕事であろうがどんな生き方をしていようが、みんなそれぞれの立場でそれぞれに楽しく、頑張っていて、苦労もしていて、大変で、でもそれなりにうれしい瞬間みたいなものもあって、そういう意味では結構平等なんでしょう。あくまでも「そういう意味では」ね。残念ながら世の中全てが平等な訳ではない。
生きて社会に出ていれば、そりゃ誰だっていろいろあるさ、を前提とすれば、起こらなくて済むトラブルとか、抱えなくていいストレスってのは多いよね。少なくとも
「私が一番大変で、恵まれてなくて、でも一生懸命頑張ってるのに、誰も気持ちをわかってくれない!」
という泥沼思考には陥らずに済むのでは、なんて話でご陽気な昼飲み会はまとまったのでした。頑張るのは悪いことじゃないけど、それを辛さとセットでぐいぐい押し出して行くスタイルは、本人にとっても周りにとってもあまりにも重い。重いよ。
そして頑張りの矛先が「とにかく他者の承認が欲しい」という方向に行ってしまうとそれはそれでものすごくしんどい状況に陥るのだ云々という流れにもなったのですが、その話はまた別の機会に。
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