資料は1枚、時間配分と勝負どころを考える。

公開日: : 最終更新日:2018/03/09 ミニマルライフ, 生き方と考え方

新規案件に関する資料や見積を送信してちょっと一休み。一人商店フリーランス生活も随分長くなったけれど、未だに自分の仕事に対する

「値付け」

は毎回悩む作業です。が、ふと気づけば仕事のやり方自体は随分変わったような。

関連 社会人失格ノマドワーカー、Crispy-lifeの仕事術。

こんなことを書いている時点でお察しですが、この頃は結構好きなように仕事をしています。ありがたや。

勝負の為所を考える

もともと書くことも好きだし、手書きはダメだけどパソコンで凝った資料を作るのは得意だった私。会社員時代も

「大事なプレゼン資料はcrispyに頼め」

と上司のお墨付きをもらって上機嫌でした。自分の好きなこと、得意なことが認められて誰かの役に立つのはなんだって嬉しいものです。

が、会社員の頃は強みだった特技もフリーになって一人立ちしてからはそれ自体が「仕事」にならなくなっていました。

仕事にならない、というか、作る自分にとっても、確認する相手にとっても、時間を使うだけでお金にはならないのですね。

もちろんこれは職種や業務内容によるところが大きいのですが、私の場合はプレゼン資料に凝りまくって時間をかけて、いいものができた結果として仕事になる、というわけではありません。もちろん、相手は

「おお、凝った資料だ」

と思ってくれるかもしれないけれど、結局は私の自己満足であって立派な資料はクライアントの利益にも成り得ない。

そう、私の場合、勝負すべきはそこじゃない。資料のレイアウトに時間をみっちりかけるのであればその時間を使って提案内容を練るべし、そして実行すべし。

今ではそんな風に考えるようになりました。

時間配分を間違って、勝手に疲弊する

「その作業はお金にならない」

なんて言い方をするとなんだか酷く傲慢に聞こえるかもしれませんが、仕事を依頼されている以上は双方の利益が出る方法を考えるのは当然のこと。資料の中身が薄いからなんとか凝った見た目に仕上げて誤魔化そう!なんて考え方では単なる過剰包装の粗悪品でしかありません。

もちろん直接売り上げには関係ないけれどここだけはこだわりたい!なんて思いがあるならそれはそれ。もちろん、自分なりにこだわりたいところは時間が許す限り気の済むまでこだわればいいのです。

問題なのは誰も求めてないし必要でもないし、自分だってやりたくないのになんとなく体裁を整えるがためにやってしまうあれこれの無駄な仕事や作業、そして時間。

勝手に自分で勝負ポイントを間違えて大切な時間を使って勝手に疲弊するなんて、なんだかおかしいよね。

関連 日本のフリーランサーに「非効率を極める」のススメ、が、辛すぎる。

仕事との関係性が良好になってきた理由

やりたくない仕事は一切やらない。などとかっこいいことはまだまだ言えないけれど、目先のギャラに目が眩んで自分の生活を犠牲にする必要はもうありません。

なぜなら私は世間一般でよしとされている生き方や誰もが憧れるようなライフスタイルではない自分が心底喜ぶ方法、自分をちやほやともてなす手段を知っているのだから。

そしてそれらを十分満たすお金を稼ぎ出すために、無理をする必要がないことも。

モノを持たずに身軽に暮らす

環境を変え、肩書きも外し、多くのモノを手放し、失うモノはもう何もない状態になったここ数年。
自分が日々笑って残りの人生を楽しむために絶対に必要なことは何なのかを真剣に見つめ直した結果、仕事との向き合い方がなんだか随分いい方向に変化したみたいだなあ。

などと、極々シンプルな資料と自分できちんと納得出来る価格設定を見ながら考えたのでした。

 




関連記事

寒がりの冬ファッション 防寒対策スエットは却下。

By: Miguel Virkkunen Carvalho[/caption] 冬に向けての

記事を読む

キャパシティの小さい人間が持てるモノの数。

By: Bob[/caption] capacityという単語。日本で多用されるようになった

記事を読む

複数のコミュニティに参加することの重要性。

コミュニティ。 そう表現するのはいささか大げさな気もしますが、全然違う生き方や考え方を

記事を読む

無印は買うな、の本当のところ。

By: Timothy Vollmer[/caption] 若かりし頃勤めていた会社での出来

記事を読む

18歳から42年間引きこもり 「テレビを見てたら60歳になっていた」

この話が真実なのかどうかは知る由もありませんが。 参考 18歳から42年間引きこもった

記事を読む

旅の準備は嫌いだけど片付けは嫌いじゃない。

台湾一周駅弁の旅、レポート途中ではありますが本体は無事帰国いたしました。 旅に出る毎に思う

記事を読む

40代の痛いファッション。

By: sagesolar[/caption] 昨年高らかに宣言しておきながら結局実現しなか

記事を読む

その出来事に意味を持たせるのは誰だ。

酒ばっかり呑んでてお茶っ葉にはてんで疎い私ですがせっかくの台湾の旅、茶芸館なるものにも行って

記事を読む

お金が貯まる人の行動と習慣。

お金が貯まる人ってこうなんだよね、と言われました。 突然胡散臭い自己啓発書みたいなタイトルで恐

記事を読む

モノを捨てよ世界に出よう。日本を出ると、一体何が変わるのか。

今月初めの読書に選んでいたこちらの本。   モノを捨てよ世界へ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

2024年、買ってよかったものベスト3。

もう3月ですが、1年間の買い物を振り返る恒例行事をば。早いも

確定申告完了で考える、50過ぎ キャリアのカウントダウン。

2024年度の確定申告が無事終了しました。 普段からキ

韓国・釜山一人旅で食べたもの、その2。食堂大好きパンチャンハンター。

釜山旅行の食記録、まだまだ続きます。韓国・釜山一人旅の食事 

乾燥しすぎて粉を吹く女のお手軽保湿方法。

こんにちは、乾燥肌です。寒いですね。真冬、ですね。 と

韓国・釜山一人旅の食事 その1。 釜山名物をたしなむ。

年をまたいでしまいましたが、韓国・釜山旅行記の続きです。韓国

→もっと見る

PAGE TOP ↑